セレンディピティ Serendipity

●「セレンディピティ Serendipity」
2001 アメリカ Miramax Films,91min.
監督:ピーター・チェルソム
出演:ジョン・キューザック、キム・ベッキンセイル、ジェレミー・ピヴェン、ブリジッド・モイナハン他
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聞きなれない単語だな、と思って辞書を引くと、「求めずして思わぬ発見をする能力。幸運な発見」とか
の意味だそうで、映画の中では「偶然の幸せ」という訳となっている。
映画全体のイメージであるわけだが、主人公の二人が最初に入る店で、サラ(ベッキンセイル)が
好きなNYにある老舗カフェの名前でもある。

軽いタッチのラブストーリー。先が読めるので、大感激をするわけでもないのだが、まあ、観ていて
むかっ腹がたつような種類の映画でもない。一時間半、気楽に楽しめばいい手の映画だ。

要するに、運命主義者のサラと、彼女を忘れらないジョナサン(キューザック)の数年に渡る再開までの
お話。全ての事柄には意味がある、偶然は必然と信じて生きているサラ。テレビプロデューサーの
ジョナサンが、クリスマスシーズンにNYのグルーミングデールで最後に1つだけ残ったカシミアの黒の
手袋を巡り譲り合い、しているうちによそのおじさんが持って行こうとするので、二人で機転を利かせて
サラのものになったことで、二人は「運命的に」出会う。
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神秘主義者のサラは、自分の勤務いている場所の近くの「セレンディピティ3」というカフェ(実在する)
に連れて行きお礼をするが、あなたが運命の人ならば、また必ず会うはず。と、名前も電話番号も教え
ない。
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ウォルドルフ・アストリアホテルのエレベーターで、違う箱に乗り、心に思う階を押して、同じ階で会えば
再び会う運命にあるのよ、と言って、エレベーターに乗る。同じ23階を押したにもかかわらず、
ジョナサンの箱に途中から乗ってきたガキが、手当たり次第にボタンを押すので、各駅停車になってしまい
彼が23階に着くころ、サラは待ちくたびれて、帰ってしまった。

それから数年。ジョナサンにはハリーという婚約者が出来ていた。一方で、サンフランシスコに引っ越した
サラはセラピストの卵として働く一方、ミュージシャンの恋人がいて、結婚の段階になっていた。
しかし、二人とも、数年前に数時間だけ会ったお互いが忘れられないでいた。
ジョナサンは親友でNYタイムズに勤める記者に力を借りて、なんとかサラの居場所を突き止めたいと
必死になっていた。結局ジョナサンの手元に残ったあの手袋のクレジットカードの控えから、彼女の
名前を調べようと、デパートで店員にいらない買い物をさせられたりして、結局判らなかったり。
最後に住所が判ったのが、サラが最初の出会いの時に、持っていた本に名前と電話番号が書いて
あり、それを古本屋に売るから、再び会う運命ならば、どこかの古本屋で、あなたはこの本に出会うはずよ、
と言っていて、ジョナサンはことあるたびに古本屋を回っては探していたのだが、婚約者のハリーが
プレゼントしてくれたのが、その本で、表紙を開けると、彼女の名前と電話番号が書いてあった。

急いで新聞社に昔の電話帳を調べて貰い、彼女がブルックリンに住んでいたことを突き止め、そこに
いくと、短い期間だけルームメイトだった女はいたよ、と絵描きの住人は説明した。そして勤め先を
教えてくれた、それはセレンディピティ の店の隣にあるウエディングドレスのお店だった。
そこから彼女がサンフランシスコに行っていることを突き止め、機上の人となるジョナサンだが、サラは
サラで、ミュージシャンの彼としっくり行かず、諦めもつけようと、親友を誘ってNYにジョナサンを探し
に出かけた。サラの親友が、実は間もなくジョナサンと結婚しようとしているハリーと大学時代の友人で
結婚式のリハーサルに呼ばれ、一足先にジョナサン(彼がサラが探している男だとは全く知らない)と
会うことになったり。しかし、どうしても見つからないまま、SFに帰ることになったサラが、飛行機の中
でイヤホンを借りようと支払いをしようとすると、親友の財布を間違えて持ってきたことに気づく。しかし
その財布の中には、最初の出会いの時、ジョナサンが5ドル札に自分の名前と電話番号を書いて
サラに渡したが、サラは、すぐにニューススタンドで使ってしまい、運があるなら、このお札も私のところに
戻ってくるわ、と言っていたそのお札だったのだ。CAから5ドルをひったくるようにして機を降りて、
ジョナサンの住所に向かったのだが。

彼の住所を突き止めたが、住人から今頃結婚式だよ、と言われホテルにすっ飛んで行くが、ホテルでは
朝、あの結婚式は取りやめになったよ、と言われほっとする。そしてさらに彼を探そうとする。
サンフランシスコに帰る親友と別れ、もう少し彼を探すわと言っているとき上着をさっきまで彼がいるかも
知れないと思い行っていたセントラルパークのスケート場に上着を忘れてきたことに気が付く。

そのころスケート場では、その(誰のかは知らないが)上着を枕にして星空を見あげていたジョナサンが
いた。上空からは雪が・・・、そして、あのカシミヤの手袋が落ちてきた・・。起きて観ると、目の前には
サラが涙を浮かべて立っていた・・・。

というお話であります。突っ込みどころは満載だし、だいたい、ジョナサンの婚約者には何の罪もないのに
婚約を破棄されて、可哀そうだし。男女の巡り合いって、どこか神秘的で、運命とかを信じたくなる状況
ではあるのだよね。私も割りと運命論者なので、この手の話は嫌いではないので、そこそこ楽しく観る
ことは出来ましたが。音楽も素敵だし。お話も、そこそこじゃないですかね。キム・ベッキンセイルが
綺麗でしたが、結局ジョナサンに振られちゃうハリーをやったブリジット・モイナハンも魅力的でした。
この映画の情報はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2009-04-18 23:00 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)