さらば愛しき女(ひと)よ Farewell,My Lovely

●「さらば愛しき女(ひと)よ Farewell,My Lovely」
1975 アメリカ EK,ITC Entertainment,95min.
監督:ディック・リチャーズ 原作:レイモンド・チャンドラー
出演:ロバート・ミッチャム、シャーロット・ランプリング、ジャック・オハローラン、ハリー・ディーン・スタントン
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ご存知、チャンドラーの「探偵フィリップ・マーロウ」ものの一つで、1943年に一度映画化されている。
あのジェリー・ブラッカイマーが初めてプロデューサーに加わった作品でもある。
探偵小説の映画化なので、1時間半という時間と言い、何かテレビの2時間サスペンスを観ているような
雰囲気がないではない。というのも、作られてから34年も経過しているので、映像化の手法に古さを
感じてしまうのよね。カット割りとかもテレビ映画っぽいし。

とはいうものの、ジャズとバーボンとマーロウという、ある種の完成したイメージを壊さずに上手く
ストーリーを組立てて、マーロウのしゃれた会話とともに、テンポよく見せていく。探偵映画のクラッシック
のような作品。

『ロサンゼルス、1941年。ヤンキースのディマジオが56試合連続安打と記録をのばし、ヒトラーがロシア
に進攻を開始、砂糖1ポンドが6セントに高騰していた頃。
今や警察に追われる身となった私立探偵フィリップ・マーロウ(ロバート・ミッチャム)は、安宿の一室から
電話で、ロス市警のナルティ警部補(ジル・アイアランド)に7つもの仏がとび出した今日の事件の経過を
説明していた。
 ある日、雲をつくような大男ムース・マロイ(ジャック・オハローラン)から、ベルという女を捜し出すことを
依頼された。マロイは7年前、恋人ベルマ・バレントと銀行強盗のヤマを踏み、たった今、刑務所から
出てきたところだという。そのとき突然通りの車から2人めがけて拳銃が乱射された。
しかしマロイは顔色ひとつ変えない。そんな彼に興味をひかれたマーロウは、依頼を引き受けた。

その昔、ベルマが歌手としてつとめていた『フロリアンの店』を訪ねた2人は、第1の殺人に出っくわす。
黒人バーテンを尋問したマロイが力あまって締め殺してしまったのだ。マーロウは情報屋のジョージーを
連絡場所として、マロイを逃がした。マーロウはかつてフロリアンの店でバンドマンをやっていたトミー・レイ
の口から、フロリアンの持主で未亡人のジェシー(サラ・マイルズ)の家を訪ねたが何の手がかりも得ら
れなかった。
オフィスに戻ったマーロウを、遊び人風の男リンゼイ・マリオが待っていた。ある重要人物が盗まれた
宝石の回収現場に立ち合ってほしいという。マーロウはキナ臭いものを感じたが、仕事がないよりはまし
だった。

夜、取引相手を待つマーロウは突然何者かに後頭部を殴られ気絶した。気がついたとき、傍にマリオの
血まみれの死体が転がっていた。宝石の線から、コレクターとして知られる市の実力者ロックリッジ・
グレイルの邸宅を訪ねたマーロウは、悩ましい曲線で迫るグレイルの若妻ヘレン(シャーロット・ランプ
リング)と出逢い、その美しさに眼をみはる。彼女がマーロウに依頼したのは宝石のことではなく、ボーイ
フレンドだったマリオを殺した犯人を挙げることだった。
マロイからの連絡を期待しながらオフィスへ戻ったマーロウを3人の暴漢が襲った。気がついたところは
女郎屋アムサーの店だった。羽がいじめされたマーロウに、マロイの居所を白状させようと迫る怪女
アムサー。監禁されたマーロウは、そこにトミー・レイの惨殺死体を見つけた。マーロウはふらつく意識を
おして脱出を試みた。そのとき、アムサーが内輪のトラブルであっけなく死んだ。ジョージーの家で休息し
ていたマーロウのところにグレイル夫人からパーティ招待の呼び出し電話がかかった。出席した
マーロウに、暗黒街の顔役レアード・ブルネット(アンソニー・ザーブ)からマロイに会いたいと話が持ち
かけられた。

数日後、ジェシーから連絡が入った。ベルマがマロイに会いたいという。約束した場所へ乗り込んだ
マーロウとマロイに殺し屋たちの機関銃の乱射が浴びせられた。辛くも危機を脱した2人。
それから間もなくジェシー・フロリアンも殺された。事件のカギがブルネットのトバク船にあると推理した
マーロウは、マロイと乗り込むことにした。ナルティ警部補もその後を追った。
激しい銃撃戦の末、ブルネットの船室に乱入した2人は、そこにヘレン・グレイルの姿をみた。「ベルマ…!」
思わずつぶやくマロイ。グレイル夫人こそ、マロイが6年間も獄中で想い続けた可愛い女だった。
素性の卑しい女が玉の輿に乗った。一時、愛を語らい、共に犯罪を犯した相棒が出所して自分を捜し始め
たとき、女は自らの過去を知る関係者たちを次々消さなければならなかった。ヘレンと、彼女を利用して
立身を計るブルネットこそ真の犯人だった。突如、グレイル夫人がマーロウを消すようにマロイをけしか
けた。操られるようにマロイが近づいた時、その背後で銃弾が炸裂した。ナルティだった。マロイが倒れた
せつな、マーロウの拳銃が火を吹きグレイル夫人の胸を血に染めた。』(goo映画)
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原作は未読だが、登場人物が多いのだそうだ。この映画でもかなり多い。でも、一生懸命見ていると、
最後のオチをしっかり楽しむことができる。もうちょっとで何が何だかこんがらがって判らなくなるところを
マーロウ自身の語りも付け加えることにより、判り易く仕立てた。
ちょっと古いタイプの探偵映画を気楽に楽しむには良いでしょう。雰囲気はタップリあります。
1975年の作品なので、売春宿では、裸がしっかりでてきます。チンピラでシルベスター・スタローンも
出てきます。マーロウも探偵の身で、かなりドンパチやらかして何人も殺しちゃいますけど、大丈夫
なのかな。シャーロット・ランプリングも私としては「愛の嵐」の印象が強いのですが、、三白眼ぽい目つき
がいい雰囲気だしてます。
この映画の情報は
こちら
まで。
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by jazzyoba0083 | 2009-04-21 22:10 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)