ワイルド・ブロウ Illegal Tender

●「ワイルド・ブロウ Illegal Tender」
2007 アメリカ New Deal Production,107min.
監督・脚本:フランク・レイエス
出演:リック・ゴンザレス、ワンダ・デ・ジーザス、ダニア・ラミレス、ジェシカ・ピメンテル、マニー・ペレス他
e0040938_23234873.jpg

もともと観るつもりがなかったけど、難しい映画は観たくないな、と思いWOWOWの録画を紐解いた。
途中で早送りをしてしまったほど、私には超B級映画だった。
21年前にブロンクスである麻薬の売人ウィルソンが親玉のコルデロに殺される。その時に生まれた
ウィルソン・ジュニアは、いまや頭のいい大学生に育ち、彼女のアナともいい感じ。ダッジ・チャレンジャー
のトランクにJBLのスピーカーを仕込み大音響でラップを鳴らして通学するという、ごたいそうな身分。
(自分がなんで裕福なのか気が付いていないという設定が信じられない!母親は無職なのにプール
付きの家にどうやって住めるのかよ!大学生ならもっと頭使えよ) 年の離れた弟とも上手く行っていて
何不自由なく暮らしていた。

そんなとき母親が急に引っ越そうといいだす。彼女はずっと殺し屋に追われる身だったのだ。母親は
ジュニアに父親の秘密を告白する。自分は残る、といって母と弟だけは一時避難していった。
その家でアナと一緒にいるときに、予告通り殺し屋がやってきた。銃で応戦するジュニア。
殺し屋に応戦しながら、重傷を負わせたものの留めをさせなかったのが甘い。

殺し屋に追われる生活を終わりにしようとジュニアは親玉コルデロがいるプエルト・リコに飛ぶ。そこで
コルデロと対決したジュニアは、コルデロから、彼の母親が200万ドルを奪って逃げていることが
許せないのだ、と言って、ボコボコにして帰した。

帰宅したジュニアは母にコルデロとの会話の一部始終を話す。そして、自分が大学に行ける学費は
どうしているのか、など聞くが、母は株券などを見せてこれがあるからよ!とか説明する。奪った金で
買った株券なのにねえ。が、ジュニアがコルデロは金を奪われたことを恨んでいるのだ、と説明すると
母は急にあわてる。コルデロの狙いは金じゃない、殺し屋はまたやってくると。
すると案の定、2人組の殺し屋がやってきて、ジュニアと銃撃戦となる。殺し屋2人をやっつけたが、
ジュニアは母とともに再びコルデロに会いに行き、この争いを終わらせようとする。しかい、一人で
コルデロに会ったジュニアだったがコルデロの口から出た真実は驚くべきものだった。

21年前からコルデロがしつこく母親の命を狙うのは、実は彼の最愛の妹が手下の売人だったウィルソン
と出来てしまい、しかし、ウィルソンは母を愛していたので、結ばれないと知った妹は薬で自殺する。
最愛の人を奪われたコルデロは、ウィルソンを殺し、さらに母を狙ったのだった。そう真実を告げて
ジュニアに銃を向けた瞬間、母が現れ、コルデロを射殺してしまう。トドメまでさして。
逃げた二人をコルデロの部下が追うが、その部下は島が自分のものになったことで満足し、二人を
解放する。(都合良すぎ)。

そして殺し屋の不安から解放された一家はまた幸せに暮らしましたとさ。200万ドル抱えてね。

まあ、呆れるほどのご都合主義にあふれた映画であろうことか。母親の愛情が強いことは判るが、
ジュニアに「父を恨むなら、世の中の家族のために働く父親みんなを恨むことね。人間はだれでも汚点は
あるわ」だって。犯罪を正当化しちゃあいけませんぜ。だいたい自分の夫が浮気して妊娠させた女が
自殺し、その兄貴に命を狙われても仕方のないこと。それと200万ドルはやっぱり、コルデロから
かっぱらったんじゃないの?(母はあの人はコルデロの金には硬貨1枚手をつけてないわというけど、
どうだかね。親玉の妹を頂いちゃう奴だぜ)
自分のことを全部正当化してしまう思い込みの激しい母は強し!!
この映画の情報はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2009-07-15 22:48 | 洋画=ら~わ行 | Comments(0)