ティン・カップ Tin Cup

●「ティン・カップ Tin Cup」
1996 アメリカ Regency Enterprises,Waner Bros.Pictures.135min.
監督:ロン・シェルトン
出演:ケヴィン・コスナー、レネ・ルッソ、ドン・ジョンソン、チーチ・マリンほか。
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『ティン・カップことロイ・マカヴォイ(ケヴィン・コスナー)は、テキサス州西部のゴルフ場で
レッスン・プロをしている。だが、そのゴルフ場は元々彼の所有で、昔の恋人ドーリーン
(リンダ・ハート)との賭けに負けて取り上げられてしまったものだった。
毎日そこにたむろする男たちや親友であるキャディーのロミオ(チーチ・マリン)と、パッとは
しないが気楽な日々を送っていた彼の元に、ある日、美人精神科医のモリー・グリスウォルド
(レネ・ルッソ)がレッスンを受けにやって来た。何事も始めてやり遂げた試しがなく、常に
危険を追い求めてしまう損な性格のカップは、論理的で洗練されたモリーにひと目惚れして
しまう。ところが、彼女の恋人は、こともあろうにPGA(プロゴルファー協会)のスターで、

長年のライバルであるデイヴィッド・シムズ(ドン・ジョンソン)だった。
抑えきれなくなった気持ちを持て余したカップは、モリー自身の元に自分の恋の相談に行く。
告白されて動揺を隠せないモリーを見て、今のままの自分で要る限り、彼女を手に入れることは
永遠に不可能だと悟ったカップは、全米オープン・トーナメントという晴れ舞台な出場し、
優勝することで彼女の愛を勝ち取ろうという決意を固めた。

しかし、全米オープン出場審査の場でも無軌道ぶりを直そうとしないカップに、コーチ兼
キャディーのロミオも堪忍袋の緒を切らし、その場を去ってしまう。
だが、何とか審査に受かったカップはロミオにもう一度一緒にに回ってほしいと懇願し、
ようやくロミオも受諾する。
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いよいよ全米オープンが始まった。1日目、83というプロとは思えないスコアでスタートを
切ったカップだったが、モリーの思いもかけないサポートに本来の実力を発揮。
一気に上位にのし上がって一躍注目を浴び、ついに大スターのシムズと並ぶ上位争いに
持ち込み、優勝を賭けた最終戦へと大会の盛り上がりも最高潮。あまりにも突然に現れた
新スター、ティン・カップにギャラリーの目が釘付けにされる中、シムズと互角のスコアで
迎えたトーナメント最終日の最終ホール。カップは自らのプライドに忠実たらんとしてシムズと
大勝負の末に勝利。全米オープン出場は果たせなかったが、モリーの愛はつかみとるのだった。』
(goo映画)

肩の力を抜いて気楽に観るにはいい映画かもしれない。個人的に盛り上がったのは、US
オープン予選の時、キャディーのロミオと次に持つクラブのことで口論になり、お互いに次々に
クラブを膝で折ってしまい、ついに7番アイアンしかなくなり、ロイは7番だけで、好スコアを
マークするところ。本番に進出したものの、シャンク(球が横に飛び出してしまう)病が治らず、
ドライビングレンジ(練習場)で、何球も横で練習している他のプロの足元に球を飛ばして
しまうところ。(実際、USオープンに出場するような選手があんなに何本もシャンクは出さない
だろうに)デヴィッドの恋人だったモーリーが、彼の裏の顔を見てしまったところ。ファンから
サインを求められたデヴィッドは、「俺は忙しいんだ、仕事中だぞ、この汚い豚が」と子供に
言い捨てたのだが、それをモーリーはしっかり見てしまったのだ。これで百年の恋も泡と消えた
のだった。そして、ラスト、決勝日に2打差でトップを追うロイが、刻めというロミオの
忠告を無視して、それまでの3日間全部池ポチャだったグリーン狙いを、またしてもウッドを
持って攻めるが、何球打っても池ポチャ。優勝することもできたのに、12球も打ち、これで
失敗すると規定により失格となるところで、池を超え、しかもそのままカップインしたところ。
これはちょっと出来すぎだよね。優勝者の名前は忘れられても、あなたの名前は伝説として
残るわ、というモーリーの言葉は良かったけど。
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すべて吹き替えなしでスイングしたケヴィン・コスナーは本当にゴルフが好きなんだろうな。
ティン・カップというニックネームは、昔野球をやっていた頃、キャッチャーで球が上手く
取れず、股間にブリキのカップをしていたことから付けられた・・・(で良かったかな)

ゴルフが判らなくても楽しめます。判ればもっと面白いです。テキサス州西部にはあんなに
アルマジロがごろごろいるとは知らなんだ。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2009-09-01 23:20 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)