ココ・アヴァン・シャネル Coco avant Chanel

●「ココ・アヴァン・シャネル Coco avant Chanel」
2009 フランス Haut et Court,Ciné@ ,Warner Bros.,France 2 Cinéma,Canal+ ,105min.
監督:アンヌ・フォンテーヌ
出演:オドレイ・トトゥ、ブノワ・ポールヴールド、アレッサンドロ・ニヴォラ、マリー・ジランほか。
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今年は、前半にいい映画が偏っていたような気がする。シルバーウィークなので、映画を一杯見られる
と思っていたら、案に反して、観たい映画が少ない。ハリソン・フォードの新作は単館上映だし。
それでも、1作くらいは観たいな、と思い、奥さんについて本作を観賞に。
シネコンの一番小さい小屋での上映ではあったが、中年夫婦やアラサーやアラフォーの女性で
結構混雑していた。

で、本作。一言でいって期待外れ。凡作。といっても自分から観たいと思って進んで行ったわけではない
のであまりケチはつけられないというものだが。たぶん、観に行ったほとんどの皆さんは、お針子から身を
起こし、生涯独身を通して、一大オートクチュールブランド帝国を築いたシャネルの人生をダイナミックに
描いて見せてくれるのか、と思うでしょう?ところが、だ。これはタイトルを良く見ればなるほど、なのだが、
シャネルになる前のココ、Coco before Chanelなんだな。誤解を恐れずにいうならば、ココの恋愛
物語、という映画に仕上がっている。
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『母親を亡くし、父親に見捨てられたガブリエル・シャネルは、姉と共に田舎の孤児院で少女時代を
過ごす。やがて、仕立屋でお針子仕事をする傍ら、姉と共にキャバレーで歌を歌い、つましく生計を
立てていく。
また、その時の持ち歌から“ココ”の愛称で呼ばれ、本格的に歌手を志すようになるガブリエル。

そんな彼女はある日、エティエンヌという裕福な将校と出会う。愛人関係となった彼の支援で歌手に
なる夢も膨らみ、上流階級の社交界も知るガブリエル。
ところが、歌手の夢は潰え、愛人に留まるだけのエティエンヌとの生活も次第に陰りが見え始める。
しかし、この時ガブリエルには裁縫の独創的で類い希な才能が芽生えていた。そうした中、本当の
彼女を理解するイギリス人の実業家ボーイ・カペルが現われ、相思相愛となるのだが…。』(allcinema)
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こじんまりとした恋愛映画。製作サイドに、ハナからデザイナーとして身を立てていき、パリのオー
トクチュールの世界で揺るぎのない地位を勝ち得たシャネルの立志伝を描くつもりはなかったのだろう。
だからそれを期待して行って、「外れた」といっても、的外れかもしれない。
それにしても、恋愛映画としても凡庸のそしりは逃れられないのではないか?これでは、主人公が
シャネルである必然性が無かったといわれても仕方があるまい。生涯独身を通したシャネルの恋愛観が
見事に描かれているわけでもないし。

オドレィ・トトゥは、勝気な若きシャネルをいい感じで演じていたので、もう少し大河風に仕立てたら面白く
なっていたと思うのだが。(そこがフランス映画のいいところだよ、という声が聞こえてきそう)
実際のシャネルに実によく似ている、というところもミソかも。
大きな山のない平坦なストーリー展開でセリフが多い、いわば「会話劇」。英語なら短いセリフや
単語くらいは理解できるのだが、フランス語は、多いセリフを聴き逃すまいとして字幕ばかり観ていた
ような気がする。で、フランス語は耳に心地いいので、抑揚のない映画では、とたんに子守唄に変化して
いくわけで・・・・。
というわけで、シャネルスーツが出てくるのはラストカットのみ。
この映画の詳細はこちらまで。
Commented by オンリー・ザ・ロンリー at 2010-04-18 04:38 x
こんばんは。寒いですね。
社交界に入り成功・挫折・苦悩・喜びなどを期待したのに、これではまるで「ココの○ばず○物語」、がっくりです!。どうやら類似題名で間違えたような、ごめんねシャリー・マクレーン。
Commented by jazzyoba0083 at 2010-04-18 19:30
オンリー・ザ・ロンリー さん
寒いですなあ!シャーリー・マクレーンのシャネル観たらまた教えてください。本作にはちょっと、ヒザかっくん!
でした(爆)
by jazzyoba0083 | 2009-09-22 12:30 | 洋画=か行 | Comments(2)