マッキントッシュの男 The MacKintosh Man

●「マッキントッシュの男 The MacKintosh Man」
1972 アメリカ Warner Bros.Pictures,Newman-Foreman Company.100min.
監督:ジョン・ヒューストン 脚本:ジョージ・ヒル 音楽:モーリス・ジャール
出演:ポール・ニューマン、ドミニク・サンダ、ジェームズ・メイスン、ハリー・アンドリュースほか。
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ポール・ニューマン没後1周年記念で様々な作品を放送中のWOWOWにて観賞。若きポール・
ニューマンはかっこいいが、何せ古さを感じてしまう。それと、せっかくの配役を活かしきれていない
脚本の粗っぽさが目立った。ストーリーが判りづらい。スパイミステリーとしては、それじゃあ、だめ
でしょ。
モーリス・ジャールの異国情緒ある音楽に乗せて、モノクロのテムズ川から英国国会議事堂に
パーンするオープニングは、「第三の男」を思わせ、期待もわく。

その議事堂で、英国内でのスパイ活動取り締まりを強化するよう求める演説をするウィラー卿。
そして傍聴席からそれを聴き入るマッキントッシュと娘。
シーンが変わり、マッキントッシュのオフィスを訪ねるリアデン(ポール・ニューマン)。

最後に判るネタをばらしますと、ニューマンは潜伏捜査員であり、マッキントッシュは、その秘密捜査を
担当する部署のボス。秘書であり工作員でもあるミセス・スミス(ドミニク・サンダ)は彼の娘。

彼らは、英国で暗躍するスパイを確保するために、本当に郵便屋を襲い、ダイヤを強奪して警察に
逮捕され、正式な裁判で禁固20年を喰らい、刑務所に送り込まれ、収監中の大物スパイ、スレイドに
接触する。計画ではスレイドと接触して背後にいる大物を探り出し、スパイ組織をあぶり出すことだった。
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この刑務所には、組織的に犯罪者を大金を払わせて脱獄させる組織があり、14か月の収監中に
そこの組織と接触することに成功、実はその組織は、スレイドも同時に脱獄させたのだった。にせの
暴動をおこし、看守の手が薄くなったところを、ドアから堂々と逃げる。待ち構えていたバイク2台に乗り、
そのバイクは大型トラックに吸い込まれていく。

睡眠薬をかがされ、極秘裏に連れられてきたところには、組織のボスや謎の女らがいた。
どうやらスコットランドあたりの海辺にいるらしい。
やがてスレイドが移動されると聞く。そして、彼らは、リアデンが、怪しい人物と睨み、暴力で何のため
にスレイドについてきたか聞き出そうとしる。リアデンは館に火を付け、命からがら脱出に成功するが、
そのころロンドンでは、マッキントッシュが何者かのクルマにはねられて危篤となる。

リアデンが逃げ付いた港町に、ミセス・スミスがセスナで救助に来てくれた。そのあたりは例のウィラー
卿の土地で、リアデンらがいるときに彼が帰還してきたのだった。
ミセス・スミスは、父が万一の時は首相あての遺言書がある、という。これでリアデンはピンと来た。

ウィラー卿こそがスパイであり、スレイドは、彼の相棒であり、脱走組織を使って逃がそうと法務長官
まで抱き込んで工作したのだった。それを全て知っていたマッキントッシュは、危険を察知しつつ
リアデンを刑務所に送り込んだ、というわけだ。

火を放って逃げてきた館で見失ったスレイドは、ウィラーのクルーザーに居るに違いないと踏んだ
リアデンとミセス・スミスは、マルタで開催されるウィラー主宰のパーティーに潜入することになった。
二人はクルーザーが横づけにされた会場に行くが、スレイドは発見できない。ウィラーの犯罪を確信
したリアデンは、地元マルタの警察に、自分の身分を明かして、脱走犯のスレイドがウィラーの船に
いるから捜査しろ、と告発する。しぶしぶ船にやってきた警察とリアデンだったが、そんな男はいない
としらをきる。そして、ミセス・スミスの所在を尋ねると、そんな人が来ていたな、などととぼける。
リアデンの顔をみて「おや、脱獄したダイヤモンド強盗じゃないか、逮捕したんですか?マルタ警察の
手柄ですな」などという。
これまでと、リアデンは船から海へ飛び込み、外側から船に入りこむことに成功する。そして無線士を
捕まえて、ウィラーらがいるところに案内させる。
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そこにはミセス・スミスがウィラーに銃を突きつけられていた。そしてスレイドもいた。ウィラーは
危篤のマッキントッシュを殺したことも告白する。リアデンは、マッキントッシュの遺言書の存在も
知らせるが、ウィラーらは取引にでて、殺し合いを辞め、お互いそれぞれの道を歩んでいこうじゃないか、
と提案する。一旦リアデンも合意したが、突然ミセス・スミスが銃を取り、二人を射殺する。父と自分を
裏切った二人を絶対に許すことは出来なかったのだ。「逃がそうとしたわね、あなたも同罪よ」と
リアデンの元をさるミセス・スミスであった・・・。

こうして書いていても良く解らないストーリーだ。ラストもあっけなかったな。どうも深みに欠ける作品
になってしまった。お話の構造としてはいいのだからもう少し判り易く、人物ももう少し掘り下げて
あと30分ほど長い映画にしたら、面白くなったのになあ。
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2009-10-02 22:40 | 洋画=ま行 | Trackback | Comments(0)