ハッカビーズ I Heart Huckabees

●「ハッカビーズ I Heart Huckabees」
2004 アメリカ Fox Searchlight Pictures,107min.
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
出演:ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、ダスティン・ホフマン、ナオミ・ワッツ、マーク・ウォルバーグ
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いや、この手の哲学的というか形而上的な映画は、初体験だったな。これは言語がちゃんと理解できない
と本当の面白さは判らないかもしれない。奇妙で面白い問えば面白いけど。
特に石油嫌いの消防士トミー(ウォルバーグ)の発する哲学的世界観のオンパレードには字幕について
行くだけでも苦労した。ストーリーは単純だが、そこで繰り広げられる世界が哲学的、実存主義的で
アレルギーのある人にはまるでダメだろうなあ。

詩作を通して環境破壊を告発する環境保護団体の支部長アルバート(シュワルツマン)は、実存的な
悩みが多い。彼の当面の敵は、全国展開するドンキホーテのような「ハッカビーズ」の進出。
悩んだ彼が尋ねたのが「哲学探偵」。リリー・トムソンとダスティン・ホフマンの夫婦がやっているのだが、
自らの内面を哲学的に分析する。(なんのこっちゃかよくわからんが)
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一方、ハッカビーズの広報部長代理ブラッド(ジュード・ロウ)は、支部をのっとろうとアルバートの仲間を
オルグするのだが、その過程で、アルバートと同じ「哲学探偵」に相談してしまう。
自体は益々ややこしくなる。形勢不利とみるや、アルバートは探偵夫婦と対立するフランス人女性思想家
カテリンに乗り換え、対決するのだった。
ホフマン探偵に言わせると、この世界は一枚の白い毛布のように全て繋がっているのだとか。それに対し、
真っ向から反対するのが怪しげなフランスなまりの女学者(ユベール)で、彼女によれば世界はバラバラ
で、だから何をやっても意味がないし、空しいんだそうです。
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そんな理論を武器に物語が進んでいくのだが、結局、自分は何者か?という答えをアルバート、ブラッド
それにトニーらが哲学という思想を借りて探していく、という光景を、面白おかしく描いているのだな、と
思うことにした。なんとなく面白いが、隔靴掻痒の感(個人的に)があるのがもどかしい。
それにしてもこの配役は、豪華で、つぼを得ていていいなあ、と思った次第。

エンドロールの最後に出てくる "How am I not myself" <私が私以外の何者だというのか?>
ということばに尽きます。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2009-10-22 23:10 | 洋画=は行 | Comments(0)