ハート・オブ・ウーマン What Woman Want

●「ハート・オブ・ウーマン What Woman Want」
2000 アメリカ Icon Productions,Paramount Pictutres,127min.
監督:ナンシー・メイヤーズ
出演:メル・ギブソン、ヘレン・ハント、マリサ・トメイ、ローレン・ホリー、ベット・ミドラーほか。
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なかなか楽しめたラブコメディー。こうしたお気楽な映画は、気難しいことを考えなくてすむ
から、ときどき観たくなるもの。本作も、ストーリーは割とありがちではあるけれど、その
ステレオタイプをまた楽しむのもこうしたラブコメの楽しさだったりする。次の日に映画館で
観賞した「あなたは私の婿になる」もそうだが、大都会のキャリアウーマンの生き方を
描くものは、ラブコメの恰好の舞台になるのだ。

本作もシカゴの大手広告代理店を舞台に、男性目線で時代を築いてきたメル・ギブソン
扮するニックがヘッドハントされてやってきたやり手のクリエイティブ・ディレクター、
ダーシーと、女心をキーワードに次第にお互いに認め合い惹かれあっていく様を描く。

自分が昇進するものとボスの部屋に行くと、そこで告げられたのはダーシーを入社させた
という一言。彼女と協力して仕事を獲ってくれ、と。広告の世界では、やり手だが毛嫌い
されていたダーシーが来るということで憂鬱になってしまったニック。最初の会議で、
女性に関わる製品を幾つか渡されてそれらの中から明日の朝まで広告のプラニングを
考えてきて、と宿題を貰う。

家に帰ってきて、マニキュアを塗り、マスカラを付け、パンストをはいて、頭髪を
ふわふわにするムースを付けて女性の気持ちを理解しようとしていたニックは、
ドライヤーを手にしたままバスタブに転落して感電、それ以来、女性の心が読める
ようになってしまった。
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ニックはこれを使って、ダーシーの先回りをして広告のプランをダーシーの心から
盗み取り、ナイキからオーダーがあった女性向けの広告をものにした。
ボスに認められたニック。しかし、心は穏やかではない。ボスは、ニックがいれば
大丈夫と、ダーシーを解雇してしまったのだった。
もともとダーシーのアイデアだったものを心が読めることをいいことに、自分の
アイデアのようにしてプレゼンして勝ち取った仕事、ニックは何とかダーシーに
本当のことを言って許しを乞おうとした。

女性のつぶやきが聞こえる中で、ニックは、書類運びのコピーライターの女性が
自分のことを悲観して自殺でもしかねない独り言を聴いていて、彼女が無断欠勤
をした日、(ダーシーが退社した日)ニックは、彼女の家に急行した。しかし、
土砂降りの街で落雷に会い、あの能力は消えてしまっていた。

書類運びの女性は、無事で、自分のことを気に掛けてくれる人がいたことを喜ぶ。
そして、ニックは、ダーシーが新しく買った家に向かう。そこで彼女は、もうこの家は
売るので最後を惜しんでいたのだった。ニックは、彼女に本当のことを告白し、
復職するように促す。しかしダーシーは自分が戻ると、ボスはニックをクビにする
だろうと考え、躊躇するのだった。
そして最初はキミを陥れようとしていたが、知れば知るほど惹かれていった、とも。
悄然して帰ろうとするニックに、ダーシーは「それだけ?」と声をかける。
解雇宣告になんて負けないで、と。救いを求めに来た人を帰すことは出来ないわと。
そして二人はしっかりと抱き合うのだった・・・・。

ニックとダーシーのメインストーリーに、別れた奥さんとの間に出来た15歳になる
娘がボーイフレンドとの間に起こる出来事、毎朝必ず立ち寄るスターバックスで
ちょっかいをだしていたローリー(トメイ)との関係を織り込み、ラブコメにしては
結構長い時間を飽きさせない。それと全編に流れるジャズボーカル、たとえば
サミー・ディヴィス・Jr、フランク・シナトラ、テンプテーションズ、などのスタンダードの
数々がラブコメの常道といえばそうだが、心地よく使われている。
「恋愛適齢期」「ホリディ」のナンシー・メイヤーズらしく手堅いまとめ方だ。
まさしく女流ならではの「What Woman Want」な訳だ。
この映画の詳細はこちらまで。
Commented by 仁左衛門 at 2009-10-28 23:02 x
はじめまして&こんばんは。
ラスト前で、「それじゃあなたをクビにしなきゃならないわ」という展開になったので、
「あれ!?意外とあっさりした女だなぁ」と思ったのですが、
やはりラストは、ああなりましたね。
それにしても、ファーストフード店の女の子は可哀想でした。
by jazzyoba0083 | 2009-10-24 22:20 | 洋画=は行 | Comments(1)