ブラインドネス Blindness

●「ブラインドネス Blindness」
2008 日本、ブラジル、カナダ  Focas Futures Miramax,121min.
監督:フェルナンド・メイレレス
出演:ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、アリシー・ブラガ、伊勢谷友介、木村佳乃、ダニー・クロヴァー
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監督が「ナイロビの蜂」のメイレレスで、原作がノーベル賞作家と来て、これかよ!って感じでしたね。
先日観た「ハプニング」とよく似た、煮え切らずさっぱりしない、観終わった後「なんだかなあ」と感じる
タイプの映画だ。必要以上に時間も長い。

目が見えなくなった人たちのエゴを描こうとしたのだろうか、それにしては収容所の場面が冗漫で、
まだ続くのかよ、話を前に進めろよ、と突っ込みを入れながら観ていた。
このタイプの映画の特徴として、出だしは期待感に溢れているんだよなあ。
どこだか判らない都市。クルマを運転していた日本人の男が突然「ホワイトアウト」になってしまう。

この病気?どうやら伝染性のものらしい。彼を助けてクルマを運転して家まで届けてクルマを盗んだ
泥棒、彼が行った眼科医、その眼科に来ていた患者、などなど、次から次へと感染が広まる。
国は事態を重く見て、彼らを隔離、精神病院として使われていた建物を収容所にして患者を
ギュウーギュー詰めにする。さらに不衛生の状態で放置、やがて病棟同志で食料を巡り争いが
起きる。眼科医の妻だけが目が見えた状態で収容所にいた。彼女の機転や導きで、やがて少数の
グループが収容所を脱出、街へ出ると、街中が悲惨な状態になっていた。彼女は自分の家を
目指し、そこにグループを入れ、食糧などを調達してくる。そこでの生活を覚悟したとき、
最初に視覚を失った日本人が視覚を取り戻した。次々と皆が視力を回復することが予感されて
映画は終わる。

突っ込みどころ。全世界がそうなったのか?舞台がアメリカだったとしたら、そこが駄目だとしても世界
から救いの手は?収容所を必要以上に不衛生にしておくわけは?眼科医の妻だけがなぜ目が見えて
いたのか?伏線もないし。結局、視力を失うというのは感染性の伝染病だったのか?一旦罹った病気が
どういうきっかけで直るのか?その要因は?

全体が甘い。ジュリアン・ムーアは好きな女優さんだが、年齢ばかりが目立ち、痛々しかった。
うっちゃられる快感のない、尻切れで後味の良くない映画であった。
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by jazzyoba0083 | 2009-10-31 23:15 | 洋画=は行 | Comments(0)