彼が二度愛したS  Deception

●「彼が二度愛したS Deception」
2008 アメリカ Seed Production,Rifkin-Eberts,Media Rights Capital,107min.
監督:マーセル・ランゲネッガー
出演:ヒュー・ジャックマン、ユアン・マクレガー、ミシェル・ウィリアムズ、シャーロット・ランプリング他
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<感想~ストーリーまで一気に。ネタばれです>
なんじゃ、この邦題!でも原題のデセプション(まやかし)じゃあ、確かに判らんけどね。
カッコイイ風の邦題だが、なんのこっちゃ判らんねえ。秘密クラブの女として愛し、
真心から愛し、ということかしらね。

いろいろと謎を埋め込んでいてくれるけど、どうも釈然としない映画だった気がする。
あんなに簡単にジャックマンに引っかかっちゃう世間知らずの会計士が、ラストの
筋書きをかけるとは思わないんだけど。
普通に生きている人には、「そうじゃないよなあ」「それはないでしょ」という感じが
横溢しているんだな。

シカゴでジャックマンに殺された金融マンから、裏金のありかを聞き出したのですかね。
秘密クラブの女の説明によれば、シカゴのテニスコートで引っかけたらしいんだな。で、
裏金の存在を聞き出したわけだ。で、その場で知り合った秘密クラブの女が、
このクラブのことをジャックマンにしゃべっちゃったんだな。
で、ジャックマン、気の弱いまじめ一途で女が欲しいけど勇気がない会計士
マクレガーに狙いをつけたわけだ。で、弁護士を名乗って近づき、わざとケイタイを
入れ替えた。そしで自分はロンドンへ行く、といって姿を消す。ジャックマンの電話には
秘密クラブの女性から「今夜暇?」という電話がガンガンかかってくる。クラブの約束は、
お互いに名乗らない、職業を聞かない、などのルールがある。だから結構な地位の
女性(ランプリングなど)が現れたりする。ヤリたい放題のマクレガー君であった。
ある日現れた女性は、いつか地下鉄でみたSというペンダントを下げた女だった。
マクレガーはこの女性を本気で好きになっちゃうんだな。
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ジャックマンは、マクレガーが、Sと会っている時にSを誘拐し、彼女を取り返したければ、
これから会計監査に入る会社の裏金にアクセスして、2000万ドルをお前の名前で
作って置いたスペインの口座に振り込め、と脅すのだ。マクレガー君、Sにぞっこん
だったんだろうあ、一旦は警察を騙して(簡単に騙されすぎ)ジャックマンの正体を
見破る。ジャックマンの本名も判明、前科持ちの詐欺師であることも判った。
そこまではよかったのだが、更にジャックマンに脅されると、女を救いたいばかりに、
警察にも連絡せず(一応警察に連絡すれば女を殺すと言われてはいたが)、
2000万ドルの転送を決行する。裏金だけに、会社が気がついても警察には言えまい、
というジャックマンの見立てだ。
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計画は成功、女はお前の部屋にいる、とメールで言われ、添付の写真にはガム
テープでしばられたSの写真があった。しかし、マクレガー君、その写真から何かに
気がついたんだ。
部屋に入り女を探そうと電気をつけた瞬間、部屋に充満していたガスが爆発!
マクレガー君は死んだことになった。ジャックマンはマクレガー君になりすまし、
スペインへ渡る。すると、ホテルの部屋にはSが。なんとSはグルだったのだ。

銀行へ行き、金をおろそうとすると、頭取から副署名人を要求される。マクレガー君が、
ジャックマンが金を引き出す時、ジャックマンのサインが必要なように条件を付けて
いたのだった。あせるジャックマン。
自分はもはやマクレガー君であり、パスポートも変えてしまっていたのだ。
一旦銀行を出ると、そこにマクレガー君が!死んだはずじゃなかったのか!
どうやら縛られたSの写真を見て、天井の水漏れから、事前に撮られたものと判り
Sもグルだと判ったのだ。しかし、Sを忘れられないマクレガー君であったのだ。
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マクレガー君は、先を読んでいたのだね。で、ジャックマンに、半分よこせと迫る。
俺がいなくちゃ金はおろせないだろう、と。しかたないジャックマン、。二人揃って
お互いの名前を書いて、2000万ドルを無事?おろし、街へ出る。ジャックマン君、
500万ドルやるからSの居所を教えろ、と迫る。

静かなところで話そう、マクレガー君と公園にやってきたジャックマン、やおら
サイレンサー付きの銃を出しマクレガー君を亡きものにしょうとする。その時響いた
銃声!ジャックマンの胸から血が吹き出てきた。
顔中?マークにしながら、後ろを見ると、なんとSが銃を持って立っていたのだ。
マクレガー君は、自分の本当の名前のパスポートを持つジャックマンにしっかり
パスポートを持たせ、2000万ドルもそこに置いて、「あなたに愛される女じゃないわ」
てな風情で去って行ってしまうSを追うマクレガー君であった。ジャックマンを、
別の人間(アパートの管理人だが)を代わりに殺して自分が死んだことにして、
2000万ドルを奪って逃亡したマクレガー君本人にして、彼が誰かにスペインで
殺された、というストーリーを描いたのだろうか。ラストはSとマクレガー君の笑顔で
カタルシスを得させようという感じか。

しかし、マクレガー君はSが誘拐されたときに警察と接しているわけで、ジャックマンが
マクレガー君のパスポートを持って死んでいれば、死体がマクレガー君ではないと
すぐに判ってしまうだろうにさ。
そうでなくとも、サンフランで詐欺をして3年くらっているジャックマンは指紋も一杯
残っているから、身元はすぐに判明するし、アパートで死んでいた男がマクレガー君
ではないとすぐに判るだろうからマクレガー君、Sとスペインで二人になれたといっても、
インターポールから指名手配され、逃げ回る人生になるのだがねえ。
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てな具合で映画中、あれえ???というところがあちらこちらにあるし、ジャックマンや
マクレガー君たちの行動にも無理がある。だから釈然としないんだよな。
ラストも、書いたようによくよく考えれば二人に幸せは待っていないはず。
へなちょこ会計士のマクレガー君は良かったがジャックマンがミスキャストじゃ
なったかなあ。なんか雰囲気違うような気がするんだよね。

この映画の詳細はこちらまで。
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2009-11-19 06:41
タイトル : 彼が二度愛したS
 『選ばれたエグゼクティブだけが集う秘密クラブ。 導くのはエリート弁護士、ハマったのは孤独な男。 待っていたのは運命の女と、罠―。』  コチラの「彼が二度愛したS」は、11/8公開となるPG-12指定のサスペンスなのですが、試写会で観て来ちゃいましたぁ〜♪PG-12指...... more
by jazzyoba0083 | 2009-11-18 22:47 | 洋画=か行 | Trackback(1) | Comments(0)