死者にかかってきた電話 The Deadly Affair

●「死者にかかってきた電話 The Deadly Affair」
1967 イギリス Paramount Pictures,107min. <日本劇場未公開>
監督・製作:シドニー・ルメット  原作:ジョン・ル・カレ 音楽:クインィー・ジョーンズ
出演:ジェイムス・メイスン、マクシミリアン・シェル、シモーヌ・シニョレ、ハリエット・アンデルセン他
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<感想>
昨年観た、「さらばベルリンの灯」もそうだったが、スパイものでも活劇系ではない、ドラマ系のもの。
舞台はロンドンで、例によって太陽のない、地味な感じな背景に、地味なストーリーが進んでいきます。
これまた渋い俳優さんが並んでおりますが、シモーヌ・シニョレの存在感は圧倒的ですね。
それに比べるとマクシミリアン・シェルの影が薄い。ジェイムス・メイスンは、とてもスパイには見えない。
どっかのおっさんのようですね。 こんがらがった糸玉を解いていくような感じはあるでしょうが、妙に
話が複雑で、すっきりとなならなかったなあ。
音楽がクインシーなんですが、音楽そのものは実にいいのですが、イギリスの湿っぽいスパイ映画
にはあまり似合わない感じがします。クインシーはやはり、アメリカが似合うと思います。

<ストーリー>
英国諜報部の諜報員(スパイというよりこういったほうがぴったりする)チャールズ・ドブス。彼が事情を
聞いていた外務省の係官が自殺をする。左掛かっている人物であったが、とても自殺するようには
思えなかった。彼は殺されたに違いないと、捜査を始める。
彼にはアンという若い妻がいるが、浮気は公認。彼女に近づいた一人の男、フレイ。彼はドブスと
先の大戦を戦った戦友で親友であった。一方、自殺した外交官の妻エルザ(シモーヌ)は、
ユダヤ人で、強制収用の過去があり、命を救ったのが、自殺した旦那だった。そういうわけで、
彼女は戦争が終わってもぬくぬくとしているかつての敵を許せず、共産党員になった。そして旦那も
かつては共産党員だったのだ。しかし、フレイが送り込んだ男が、エルザの心を捉え、エルザを
スパイに仕立て、かつ旦那を殺したのだった。さらにフレイは、ドブスの情報を探るために、ドブスの
妻にも近付き、ジュネーブに連れ出したのだった。
かつての親友と対決する時がきたドブス。争いの結果、ドブスはフレイを殺す。そして諜報員を辞めて
妻のいるジュネーブに向かったのだった。(これで良かったのかな)
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2010-01-18 22:30 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)