訴訟 Class Action

●「訴訟 Class Action」
1991 アメリカ Interscope communications,20th Century Fox,110min.
監督:マイケル・アップテッド
出演:ジーン・ハックマン、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、コリン・フリールズ他
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<感想とストーリー>
「60年代以降、弱者たちの弁護に人生を捧げ英雄視されてきたジェディダイア・タッカー・
ウォード(ジーン・ハックマン)は、全米有数の自動車会社アルゴの自動車メレディアンを
欠陥車として訴訟を起こそうとしていた。
一方、ウォードの娘マギー(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)も父と同じ弁護士の
道を歩んでいたが、父が世間の名声とはうらはらに女性関係で母エステルを泣かせてきた
こともあり彼を憎み、父娘の間には深いミゾがあった。

マギーはアルゴの顧問弁護士でもある業界有数のクイン法律事務所に勤めており、この
メレディアン訴訟の裁判を出世のチャンスと考え、上司であり恋人でもあるマイケル・
グレイザー(コリン・フリールズ)に頼み込み、これを担当することになった。
やがて裁判が開始され、父と娘は法廷で激しくやりあうが、その争いにショックを受けた
エステルは脳血栓で倒れ、他界してしまう。その死をきっかけに父と娘は心を通い合わせるが、
ひとたび仕事のこととなると激しい口論となった。

だがマギーは、メレディアンの設計チームの1人、パベルから車は欠陥車であり、そのことを
上司に報告したが当時の顧問弁護士であったマイケルが事実をもみ消していたことを知る。
さらに全欠陥車を回収修理するより裁判での費用が安く済むので回収しなかったという大企業の
人命軽視の考え方を知り、マギーは激しい怒りを覚え、正義を貫いてきた父の立派さにあら
ためて気づいた。事件の核心に迫る裁判当日、ついにマギーはマイケルらを裏切り、父の味方に
つく。父娘は和解し、裁判は原告側の勝訴に導かれるのだった。」(goo映画)

片や大企業の味方の大法律事務所に所属する娘。片やあくまでも弱者のため、正義のために
報酬や名誉のことはさておてい裁判に臨む父。双方弁護士である。
巨大な自動車メーカーの欠陥を押し隠そうと手段を選ばない顧問弁護団。証人を立てて欠陥を
立証しようとする父。
決定的だったのは、娘マギーの恋人はアルゴ社との裁判で、原告側の弁護士がマギーの父だと
知って、彼女を籠絡しようとして接近したようだ、と気づいたこと。その恋人に指示された
アルゴ社の欠陥を示す資料を隠匿しろ、と命令されたこと。彼女はその通りにするが、
ラスト、保険金と修理代を計算する「計算屋」を召喚、彼にメレディアンの欠陥を示す文書を
見せられたか、と問われると、彼は「はい」と。これで被告側が文書を隠匿したことがバレて
しまったのだ・・・

法廷劇としてはやや甘いところがあるが、ジーン・ハックマンの演技に大いに救われていた。
娘役のマリー・エリザベスは、どこか「ペリカン文書」のジュリア・ロバーツを彷彿とさせる。
そんなイメージがダブるのか、最近はパット・オコナー夫人として落ち着いてしまっている
ようだ。現代の「Class Action」とは集団訴訟手続きのことで日本にはない裁判形態のようだ。
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by jazzyoba0083 | 2010-04-14 23:15 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)