デュエリスト/決闘者  The Duellist

●「デュエリスト/決闘者  The Duellist」
1977 イギリス Paramount Pictures,101min
監督:リドリー・スコット 製作:デヴィッド・パットナム 原作:ジョセフ・コンラッド
出演:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル、クリスティナ・レインズほか。
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<1977年度カンヌ国際映画祭新人監督賞受賞作品>


<感想>
「エイリアン」に先立つこと2年。リドリー・スコットの本格的劇場映画のデビュー作品と
いうことで、NHKBSで観賞。古い映画だが、時代設定もあり、時代は全く感じない。
むしろ、現代の感性で見ても立派に通用する作品であると感じた。ナポレオン時代のフランスで
むやみに決闘をした男を呼び出す命令を受けた士官が、決闘を申し込まれ、そのご15年間に
および、二人は何回も決闘をくりかえす。男の美学の、騎士道の美学のある種狂気を描く。
味わいのある映画で、主役のキース、ハーヴェイともに力演だが、ヘアスタイルと言い、二人が
瞬間見分けが付きづらかったのが玉にキズだ。(私だけか?)
若きリドリーの映像表現やカメラワークなども興味深かった。実話に基づく小説がベースだが、
因縁を付けられて追いかけまわされるキャラダインと、異常な執年でキャラダインを追いかけ
回すハーヴェイ。不思議なことに二人とも将軍にまで上り詰めるのだが、そこで最後の決闘。
最後の最後で、キャラダインはハーヴェイを殺すこともできる状況になったが、そうしなかった。
死んだも同じ、ということで「2度と私の人生にまとわりつかないと約束しろ」と誓約
させられる。しかし、ラストシーンのハーヴェイのアップは何を物語ったのだろうか。
相手を騎士として認めたのか、騎士として敗北した男の敗残の表情なのか、狂気はまだ続く、
と感じせようとしたのか。
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<ストーリー>
「1800年、フランス。ある日、軽騎兵のデュベール中尉(キャラダイン)は上官の命令を
伝達するため、同じく軽騎兵のフェロー中尉(ハーヴェイ)のもとを訪れた。だがこの時突然、
フェローからこれといった理由もなく決闘を申し込まれるハメに。そしてその挑戦を受けた結果、
デュベールはフェローを打ち負かすのだった。
しかし、それ以来フェローはデュベール打倒に燃え、デュベールの行く先々で決闘を挑んでくる
ようになる。こうして幾度か決闘を繰り返すうち、2人の間には友情のような感情も芽生えて
くるのだが…。
 ジョセフ・コンラッドの短編を基に、「エイリアン」以前のR・スコットが映画化した異色の
ドラマ。19世紀のヨーロッパを舞台に、決闘に取り憑かれた男(H・カイテル)と、彼に決闘を
挑み続けられる男(K・キャラダイン)の奇妙な関係を、美しい時代描写と風景描写を交えながら
描きあげる。主演二人も好演。」(allcinema)
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2010-06-09 22:22 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)