恋人よ帰れ!我が胸に The Fortune Cookie

●「恋人よ帰れ!我が胸に The Fortune Cookie」
1966 アメリカ The Mirisch Corporation,Phalanx-Jalem,125min.
監督・脚本・製作:ビリー・ワイルダー  脚本:I.A.L.ダイアモンド 音楽:アンドレ・プレヴィン
出演:ジャック・レモン、ウォルター・マッソー、ロン・リッチ、ジュディ・ウエスト、クリフ・オズモンド他
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<1966年度アカデミー賞助演男優賞受賞作品>

<感想>
この邦題を見て「Lover come back to me」を想起されたかたも多かろうと思う。
今ならフォーチュン・クッキーで行けるのだけど。人情ものをやらせると上手いビリー・
ワイルダーが自ら脚本を書き(共同でI.A.L.ダイアモンドも)、プロデュースもした作品。

なんと言っても見所は胡散臭い弁護士を好演するウオルター・マッソー。名優ジャック・
レモンも霞む。マッソーの表情の作りかたに、どんどん映画に引き込まれていく。
これを何故あえてモノクロに仕立てたのだろうか。全体を15?のエピソードに分けて溶暗させて
物語を展開していくスタイル。これが効果を生んでいるのかどうかは判然としない。

フットボールのスタープレイヤーを演じる、ロン・リッチがいい感じで二人の大俳優の緩衝材
になっていて、いいオチの材料にもなっている。

<ストーリー>
「テレビ・カメラマンのハリー・ヒンクル(ジャック・レモン)はフットボール試合をポータブル
カメラで中継中、巨漢選手ジャクソン(ロン・リッチ)のまともな体当たりをくらい、
すっ飛ばされて脳震盪を起こしてしまう。まっ先に病院に駆けつけたのは、ハリーの
義兄で弁護士のウィリー・ギングリッチ(ウォルター・マッソー)。
ウィリーは、ハリーの背骨が折れたことにして100万ドルの損害賠償を要求しようと、
ハリーに持ちかける。ハリーは嫌だと言うが、ウィリーは彼の弱点をついてきた。
それは、ハリーが金持ちになればお人好しで稼ぎの悪い夫に愛想をつかして、バンドマンと
駆け落ちした妻のサンディ(ジュディ・ウェスト)が戻ってくるに違いない、というのだ。

そしてウィリーは、ジャクソンの所属チームと、市立スタジアム、CBSテレビを相手どって
損害賠償請求の訴訟を起こす。ハリーはただ義兄のいう通り、ベッドに寝ていればよかった
のだが、どっこいそうはいかない。保険会社は高名な医師をそろえて苛酷な診察をし、
ハリーを怪我させたジャクソンは一生懸命見舞って尽くすので、良心がとがめるのだ。

ハリーのただひとつの望みは、妻のサンディが帰ってくることだけ。そしてハリーの金を気に
しはじめたサンディが、電話をかけてきた。実は彼女はウィリーのたくらみを見抜いており、
手を結んでふたりで儲けようともちかけてきたのだ。保険会社は私立探偵パーキー
(クリフ・オズモンド)を雇ってハリーとウィリーの尻尾をつかもうとするが、ウィリーのまったく
巧妙な策の前には如何ともしがたかった。そしてとうとうウィリーとサンディは、20万ドルの
示談金を手に入れる。
ハリーはそこで目がさめた。彼は小切手を破り捨てると、自分が健康体であることを
しつこいパーキーに実証してみせる。この事件でジャクソンはすっかり意気消沈していたが、
ハリーの元気な姿を見て、元気をとり戻す。ハリーとジャクソンは晴れやかな顔で、球場で
ボールを投げ合うのだった。」(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2010-06-17 23:30 | 洋画=か行 | Comments(0)