遠すぎた橋 A Bridge Too Far

●「遠すぎた橋 A Bridge Too Far」
1977 イギリス・フランス Joseph E. Levine Productions 175min.
監督:リチャード・アッテンボロー
出演:ダーク・ボガード、ショーン・コネリー、マイケル・ケイン、ジーン・ハックマン
   エリオット・グールド、アンソニー・ホプキンス、ジェームズ・カーン
   ライアン・オニール、ロバート・レッドフォード、マクシミリアン・シェル他
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<感想>
この時期になるとWOWOWは戦争ものをよく放送する。これもその一環。一度観たことが
あるような気もしたが、3時間の長い映画を観賞。
これだけの俳優を集めて一大作戦を描く、というスタイルはもう出来ないだろうし、やらない
だろう。戦争アクションとしても良くできているが、第二次世界大戦の欧州戦線での
連合軍の失敗を描いた作品として、これまでの「史上最大の作戦」などの連合軍は欧州開放の
英雄という部分を敢えて切って捨てて、こういう犠牲もあっての戦争だったことをこの時期に
示した功績は大きいと思う。アッテンボローの面目躍如である。

連合軍がノルマンディー上陸作戦から欧州各地を開放して行く過程で、オランダに進出
しようとして、ドイツ軍の撤退の速度に追いつけず、補給線が伸びきってしまい、
苦戦することになるのだが、これを挽回しようとしたノルマンディーよりも動員兵士が
多い「マーケット・ガーデン作戦」が立案された。

これは3万余の落下傘部隊をオランダに降下させ、主な河にかかる橋を抑えて、ドイツ軍より
早くオランダに到達し、開放しようというものだ。
これが「現地にいるのはナチ青年隊と老人だけ」という間違った上層部の情報で、多くの
連合軍兵士がいたずらに命を落とすことになる。
これに関わる将軍は兵士たちが、綺羅星の如くのキャスティング。これを見るだけでも価値が
ありそうだ。
結局、ナチのSS機甲師団の存在などを知らなかった連合軍の敗北で終わるのだが、
当時、欧州戦線で仲が悪かったパットン将軍とモントゴメリー将軍の、モントゴメリーの作戦で
あったこの作戦について、モントゴメリーは失敗を認めようとしなかった。

無謀な司令官がいると兵士は苦労するという古今東西の常識を描いている。
CGなどまだまだだった時代に、これだけの物量で戦闘シーンを再現したのは見応えがある。
殺戮シーンも、けっこうリアルに再現していて、これまでの戦争アクションとは一線を
画しているのが判る。
この映画を見ると、男の子はきっと「マーケット・ガーデン作戦」の戦史をきちんと読みたく
なるだろう。
詳細はこちら
まで。
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Commented by S4kaz at 2010-07-24 22:28 x
これ観てないかもしれません。気になってた映画です。夏休み中に観てみようかな。
Commented by jazzyoba0083 at 2010-07-26 13:05 x
コメントありがとうございます。長い映画ですが、事実の持つ迫力も加わり、見ごたえあり、だと思います。アクション映画としても
よく出来ています。ただ、テーマがでかすぎていささか散漫かな。
by jazzyoba0083 | 2010-07-22 23:50 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(2)