愛の選択 Dying Young

●「愛の選択 Dying Young」
1991 アメリカ 20th Century Fox Films,Fogwood Films,111min.
監督:ジョエル・シューマッカー
出演:ジュリア・ロバーツ、キャンベル・スコット、ヴィンセント・ドノフリオほか
愛の選択 Dying Young_e0040938_23265520.jpg

<感想とストーリー>
まあ、そのものズバリの原題だこと!若死に、だって。そのとおりなんだけどね。
キャメロン・ディアスとこのジュリア・ロバーツは、口の大きさなどあり、そう好きな
女優さんじゃないんだけれど、気が付いたら二人とも相当の数を観ている。
たぶんいい脚本とか監督、共演者に恵まれた作品が多いからなのだろう。

で、そのジュリアが「プリティ・ウーマン」の翌年に撮影した作品。共演の男子は
初めて観るかもしれない。よく知らない。フィルモグラフィを見ると、あまり映画
では作品に恵まれず、その後テレビドラマに多く出て、今は監督業なども
やっているようだ。基本ジュリアのワンマン(ワンウーマン)ショーのような作品
だが、封切りのときは「90年代版の『ある愛のうた』」とか言われたようだが、
確かに、紅涙を絞るような難病ではあるが、そんなにびっくりしたような出来では
ない。シューマカーのエンディングってこんなんだっけ?というようなオチの
弱いラスト。ただ、その前のシークエンスで、お茶の葉占いというのがあり、
ジュリアの占いが「苦労ののちに幸せがやってくる」っていうような結果だった
ので、まあハッピーエンドなんだろうなと納得させることはできるが。

職にあぶれたヒラリー(ジュリア)は新聞広告を見て、看護の仕事の面接に
行く。そこは大豪邸で、斡旋所の紹介がないといって一旦は追い返されたが
そこの息子ヴィクター(キャンベル)が、自分で新聞広告を出し、ヒラリーを
気に入ったのだった。ヴィクターは10年来の白血病で、かなりの重症。
治療の副作用は酷いもので、ヒラリーは看護師の資格はないのだが、とま
どいながらも懸命に看病する。

ある日、ヴィクターは、病気が小康状態になった、といって自宅から離れた
海辺の一軒家を借りて、そこでヒラリーと暮らすことに。幼い頃から本ばかり
読んでいて、しかも最近10年間は苦痛との戦いであったヴィクターにとって
ヒラリーや街へ出て接する人々は新鮮で刺激的であった。
彼の病状は奇跡的に好転し、ヴィクターとヒラリーは自然に結ばれる。

だが、病魔はヴィクターから完全に去ってはおらず、再び発病。ヒラリーは
だまって出てきた彼の父親に連絡し、彼を病院に連れて行ってくれと
頼む。駆けつけた父の説得を容れて病院に戻ると言ったヴィクターだったが
土地のクリスマスのパーティー会場から、ヒラリーに別れを告げて去って
行った。もうこれ以上、ヒラリーに辛い思いをさせたくない、自分の不幸な
人生に君を引っ張り込みたくない、というのだ。
しかし、ヒラリーは、愛する人が死んでいくのをだまって見てろというの!と
激しく言い募る。一緒に病気と戦って!と。
ヒラリーの言葉に心動かされたヴィクターは、入院を決意したのだった・・・。

てなストーリーであります。ありがちな難病もので、目新しいことはないけど、
女子にはこういう映画、いいんだろうなあ。決して出来が悪いということは
ないんだけど、そう感心感動するものでもない。
この映画の詳細は
こちら
まで。
by jazzyoba0083 | 2010-08-10 23:20 | 洋画=あ行 | Trackback | Comments(0)