2010年 09月 08日
バッドタイム Harsh Times
2005 アメリカ Andrea Sperling Productions,Crave Films 115min.<日本未公開>
監督:デヴィッド・エアー
出演: クリスチャン・ベイル、フレディ・ロドリゲス、エヴァ・ロンゴリア、テリー・クルーズ
<評価:★★☆☆☆☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
アフガンでの戦闘で、精神を病んでしまった男、ジム(ベイル)、仕事を探すがマリファナと
酒におぼれる日々が続く。一方戦友のマイクも、同棲中の彼女から仕事を見つけなければ
別れる、と言われジムと酒を飲んではそこらを徘徊している。
LAPDから精神的な理由で就職を断られたジムは、麻薬取締機関への就職に成功する。
しかし、それにはメキシコにいる彼女と別れて、任務地のコロンビアに行かなくてはならない。
政府の毒を以て毒を制そうという考えが判るが、ジムは気が付かない。
彼女に別れを告げにメキシコに戦友2人と行くが、ジムはそこでちゃっかりとマリファナを
クルマのトランクに入れてきた。これを売人に売りさばこうと、売人のところに赴くが
金を手にする寸前、売人の仲間に、つい先日痛めつけた男がいた。そこから銃撃戦になり、
逃げようとするクルマにショットガンを撃ちこまれジムは瀕死となる。
もう生きていてもなんの価値もないと、ジムはマイクに殺してくれ、と懇願する。
戦友で親友のジムを殺すなんて、などと思ったマイクだが、ジムの精神が自分に銃を向けるほど
イカレていることも知っていた。マイクは、ジムに銃を向けたのだった・・・・。
結局アフガンで頭が行かれた兵士が、無茶苦茶やって死んでいったというお話で、戦争と
いうものは人間を悲惨にする、ということを製作総指揮にも入ったクリスチャン・ベイルが
やりたかったことなのだろうが、アメリカでしか共感を覚えることが出来ないたぐいの映画で
あろう。私には何のひっかかりもなく、最後のショットガンの弾が、クルマを突き抜け、
座席を突き抜け、助手席のジムに当たるスローモーションのシーンが一番だったな。
無駄に長かったし。それにしてもallcinemaでもIMDbでもそこそこの評価を得ているのは
私には解せない。
この映画の詳細はこちらまで。
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