キャデラックレコード Cadillac Records

●「キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~
    Cadillac Records 

2008 アメリカ Sony Music Pictures,108min.
監督:ダーネル・マーティン  制作総指揮:ビヨンセ・ノウルズ
出演: エイドリアン・ブロディ、ジェフリー・ライト、ビヨンセ・ノウルズ、
    コロンバス・ショート、モス・デフほか。
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
実話に基づいた映画。1950年代前半、黒人の音楽がブルースからロックン&ロールに
なっていくころのお話だ。だからマディ・ウォーターズとか、エタ・ジェームズ、
またチャック・ベリーの音楽が大好きな人には堪らない映画だと思う。しかし、それ以外の
人には普通の伝記映画だ。確かに名曲の数々が、唄の旨いビヨンセを中心に唄われるのは
痺れる人には痺れちゃうだろう。まあ、音楽ベースの実話&歌の映画はこうならざるを得ない
側面は大きいとは思う。だだ、これを普遍的な価値を与えられるかどうかで、その作品が
エバーグリーンになれるかどうか、になるんだろう。「ドリーム・ガールズ」は趣きは
少し違うが、原作をアドプトして普遍性を獲得したので、そのころの映画を知らないひとでも
面白い出来に仕上がったのだ。ビヨンセも言っているが、このチェスレコードがなければ
今の自分もない、というところに、伝記映画に徹した意欲もまたあるのだろう。
音楽を通して人種差別を結果的に撤廃させていくシーンも出てくるが、取ってつけたような
印象は免れない。

クルマ好きには、堪らなく沢山のキャデラックが出てくる。あんな綺麗な状態で保存されて
いる1950年代のキャデラックがあるんだなあ。すなわち、チェスレコードで成功した
ミュージシャンには、社長のレナード・チェスからキャデラックがあてがわれたのだ。
キャデラックは成功のシンボルであり、白人ですら乗れない高値の花であったのだ。
日本に来たビートルズがピンクのキャデラックに乗っていたのは有名な話。

「50年代から60年代に活動し、のちの音楽シーンに多大な影響を与えたシカゴの伝説的
ブルース・レーベル“チェス・レコード”の盛衰を描く実録アメリカ音楽史ドラマ。

ポーランド系移民のユダヤ人レナード・チェスが、当時はまだレイス・ミュージックと
呼ばれ差別されていた黒人音楽に目を付け、商才を発揮して彼らを音楽シーンのメイン
ストリームへと押し上げていくさまを、マディ・ウォーターズ、チャック・ベリー、
エタ・ジェイムズら所属アーティストたちとの交流を軸に描き出す。
主演は「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ、共演にジェフリー・ライト、
モス・デフ、ビヨンセ・ノウルズ。
劇中を彩る名曲の数々は、実際にキャスト自らが披露している。
 
 1947年、シカゴ。ポーランド系移民の若き野心家レナード・チェスの経営する
クラブでは黒人ミュージシャンたちがライブ演奏を行っていた。その中の一人、
ギタリストのマディ・ウォーターズは陽気なハーモニカ奏者リトル・ウォルターと
組んだ新しいバンド・スタイルで評判を呼んでいた。チェスはさっそくマディに
レコーディングの話を持ちかける。やがて彼らの歌声は人種の壁を突き崩し、
ついにラジオからも流れ始める。その後も、チャック・ベリーやエタ・ジェイムズら
所属アーティストがヒットを飛ばし、その度にチェスは彼らに成功の証として
キャデラックをプレゼントするのだった。」(allcinema)

50年~60年代にかけて多くのブルースの名盤を生み出し、また「ジョニー・B・グッド」
で有名なチャック・ベリーを輩出したチェス・レコードは、米国音楽ファンには
おなじみの存在だ。かのストーンズがデビュー当時憧れていたのが、このチェスの
スタジオから生み出されるサウンドで、彼らのセカンド・アルバムはこのスタジオ録音が
売りだった。そのロックファンには有名な「伝説」も、当然ながらこの映画の中に
盛り込まれている。
本作は、創始者のチェスと、レーベル発足時からの看板スターのマディ・ウォーターズの
関係を軸に話が進む。面白すぎるエピソードが伝記本を読んでいるような気にさせてくれ、
音楽ファンなら興味は尽きないだろう。【PG-12】(goo映画)
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2010-10-07 23:30 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)