ヒットマンズ・レクイエム  In Bruges

●「ヒットマンズ・レクイエム In Bruges」
2008 アメリカ・イギリス、Blueprint Pictures, Film4, Focus Features 107min.
監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、レイフ・ファインズ、クレマンス・ポエジー
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
独特のタッチを持ったスパイ映画。ちょっと可笑しさがあると思うと、結構グロだったり、
ちょっと古いけど月形龍之介の演技を観てるような感覚を覚えるストーリー展開。
その独特さユニークさ故に、この年のアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、コリンと
ブレンダンはゴールデングローブを獲っちゃっている。IMDbでも8ポイントを超える
高評価だ。

しかし、私には「不思議な作品だなあ」とは思えたが「面白かったか」といわれると
そうではない。終わりまで引っ張る力を持っている作品であることは確かということは理解
できる。好きな人にはたまらない作品なので、あくまでも私の価値観として、とお断りして
おこう。この良さがどうして判らないの?といわれても、ねえ。
日本で劇場公開しても客は入らないだろうなあ、と思ったら日本劇場未公開でした。

邦題は良く付けたと思うが、安っぽいスパイ映画みたいになっちゃった。本作のニュアンス
は原題の「ブルージュにて」のほうが良く合うと思う。
コリン・ファースのへの字眉毛がドジな新米スパイにピッタリ。ブレンダンも、くたびれた
相棒で良い味を出していた。

それと舞台となるベルギーの世界遺産都市ブルージュが、冬場なので殆ど青空なしで
映されているが(本当は綺麗な中世都市なんだけど)コリンが「クソな街だ」とののしる
感じが出てたと思う。
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ストーリーは極めて簡単で、イギリスの殺し屋2人組。コリンとブレンダンはベルギーの
美しい街ブルージュにやってきた。ここでコリンはボスからの指示である神父を殺すのだが
神父の向こうにいた少年まで射殺してしまう。彼はこの事がずっと心に引っ掛かり、
鬱々としてした。そんな折、ブレンダンにボスから指示が。それは少年を殺したことは筋が
通らないと激怒したボスが、コリンの殺害だった。

コリンのいる公園にサイレンサー付きの銃を片手に行ってみると、いましもかれは銃で自殺を
する寸前。あわてて止めにはいるブレンダン。
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二人は、もう殺し屋をやっていることが嫌になってしまっていた。そしてブレンダンは
コリンがブルージュで作った彼女と何処かへ消えろ、という。そしてボスにコリンの殺しには
失敗しました、もうやりません。と宣言してしまう。するとボスは自らブルージュに乗り込み
ブレンダンを督促してコリンを探し、自ら射殺しようとする。
コリンは一旦汽車にのってブルージュを離れたのだが、再びブルージュに舞い戻り、恋人と
いちゃいちゃしていた。

やる気のないブレンダンに対し、鐘楼に上ったボスは彼の足を撃つ。そして鐘楼の真下の
カフェにコリンがいることを知り、急いで降りる。何とか警告したいブレンダンは鐘楼の
縁まで這っていくが下は霧で見えない。そこでポケットにあった小銭を上からばらまく。
そうして注意を集めておいて、身を投げた。気が付くコリン。近寄ると、ブレンダンは俺の
銃を持てという。しかし落下の衝撃で銃は壊れていた。

そこにボスが。躊躇なく、「子どもを殺してしまったこと」を償わせるためために
容赦なく、コリンに何発も銃をぶちこむ。
だが、そのボスもコリンの向こうにいた、子ども(実は映画の撮影に来ていたアメリカ人の
小人)を殺してしまう。 筋が通らなくなったボスは、コリンの「あいつはちがう・・」という
最後のセリフも聞かず、自分の口に銃をあてがい引き金を引き死んでしまう。

結局みんな死んじゃうんだな。何が言いたかったのか、不条理を描きたかったのか?
結局良く解りませんでした。
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2010-10-13 23:15 | 洋画=な行 | Trackback | Comments(0)