2010年 11月 26日
ホワイトアウト Whiteout
2009 アメリカ Warner Bors.Pictures,Dark Castle Entertainment,101min.
監督:ドミニク・セナ
出演:ケイト・ベッキンセイル、ガブリエル・マクト、コロンバス・ショート他
<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
ストーリーは非常にオーソドックス。まさかの犯人出現とか、あるべきサスペンスの
常道を行く。舞台が南極の基地であること、その自然がむしろこの映画の楽しみどころ。
ケイト・ベッキンセイルは綺麗な女優さんだが、基地詰めのアメリカ警察官という
設定。凍傷で指を2本切断されちゃうなど、きわどい役柄だが、美貌を活かしたシャワー
シーンなんてあっちゃったりして、結構魅せられました。
しかし、ホワイトアウトという猛烈なブリザードの中での完全防寒対策の人の乱闘て
誰が何をしているのか判らなくて・・・。飛ばされないように、構造物の間をロープが
張ってあり、これにロープを繋いで歩くのね。
しかし、零下60度の世界は恐ろしい。主人公の凍傷だけじゃなく、もう少しこの
南極の自然の過酷さを見たかったな。
それと、犯人の動機が今一つ弱いなあ。主人公は、本国で捜査中に相棒の裏切りに合い、
彼を殺したことがトラウマになっているのだが、そのあたりももう少し丁寧にお願い
したかったな。 出だしの1957年のソ連の飛行機が南極で遭難、これに物凄いものが
積んであったのだが、その背景も描かれていないんだもの。
「カリフォルニア」「ソードフィッシュ」のドミニク・セナなんで期待したけど、ちょっとね。
「ハードボイルド作家グレッグ・ルッカの同名グラフィック・ノベルを「アンダーワールド」の
ケイト・ベッキンセイル主演、「ソードフィッシュ」のドミニク・セナ監督で実写映画化した
サスペンス・アクション。
過酷な冬の季節目前の南極を舞台に、ミステリアスな死体の発見によって図らずも南極で
最初の殺人事件に立ち向かうことになったアメリカのタフな女性捜査官キャリー・ステッコが、
迫り来るタイムリミットと想像を絶する自然環境に苦戦しながら犯人を追いつめていく姿を描く。
共演は「ザ・スピリット」のガブリエル・マクト。
アメリカの南極観測所“アムンゼン・スコット基地”。キャリー・ステッコは、この極寒の
地で働く唯一の連邦保安官。事件など起こりようもなく、せいぜいが雑用ばかりの退屈な
日々を送っていた。ところが、冬を控え、あとは数日後に迫った最終便で帰国の途に着く
だけと思っていた矢先、他殺体の発見という驚くべき事件に遭遇する。
それは紛れもなく南極で起きた最初の殺人事件だった。最後の飛行機が出るまで残り3日。
さっそく捜査を開始したキャリーだったが、そんな彼女の前に“ホワイトアウト”という極地
特有の過酷な自然現象をはじめいくつもの危険が立ちはだかる。」(allcinema)
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