ぼくの美しい人だから White Palace

●「ぼくの美しい人だから White Palace」
1990 アメリカ Universal Pictures,103min.
監督:ルイス・マンドーキ 製作総指揮:シドニー・ポラック
出演:スーザン・サランドン、ジェームズ・スペイダー、ジェイソン・アレクサンダー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
恋人を交通事故で失った23歳の男性が、ふとしたことで43歳の子どもを過失で失った
女性と知り合い、年齢の壁を乗り越えて愛し合うようになる過程を描く。
ストーリーは単純で判り易いが、映画の中でサランドン演じるノーラも言っているように
あんなにカッコイイ男が20歳も年上の、しかも失礼ながらギョロ目の年増に惹かれると
いうのがいささか無理を感じてしまうが、またそれが映画なのだろう。
そういうシチュエーションを愉しんで見ている自分がいるのだから(笑)
スーザン・サランドンは、中年女の見苦しい点や精神的苦悩を体当たりで演じている。
ジェームズ・スペイダーは、ボンボンながらもすでに新妻を交通事故で失ってはいるが、
痛々しいくらいに愛に一途な青年を演じるが、感情の起伏が無さ過ぎかなあ。
作品全体は、ちょうどいい感じの時間に収まり、テンポも悪くないので、興味を持って
見きることは出来た。ただ、節目節目でご都合主義が見え隠れする。占い師の姉の
存在も微妙だった。

<ストーリー>
広告会社に勤めるマックスは、親友のバチェラーパーティーにハンバーガーを買ってくる
ように頼まれていたのだが、60個だかのうち4つがカラ箱だった。集まった友人たちの
止めるのも聞かず、マックスはハンバーガー店に抗議に行く。そこで対応した横柄な
店員がノーラであった。ひと悶着あった後、お金を返してもらったマックス。
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パーティーがハネて、帰宅の途中、なぜか寂しくなり場末のバーに寄る。そこにさっきの
バーガー店のウエイトレス、ノーラがやってきた。先に気が付いたノーラはマックスに
近づき、お詫びに酒をおごらせて、とからむ。迷惑顔のマックスだが、次第に酒の量が
増す。先に店を出るときに、マックスは妻を交通事故で失ったことを告白。それを聞いて
笑うノーラ。彼女も、最愛の息子を亡くしていたのだった。クルマで帰ろうとした
マックスをノーラは呼び止め、家まで送って行って、と頼む。
二人はノーラの自宅に向かうが、郵便ポストにクルマをぶつけてしまう。泥酔していた
マックスは、コーヒーを飲んで帰ろうとすると、コーヒーは無いという。
家の中はちらかっていて汚い。その上ノーラは煙草を頻繁に吸う。帰る、というマックスに
運転は無理だから、と説得するノーラだった。結局マックスはノーラの家に泊まることになるが
その晩、ノーラはマックスの若い肉体を貪り、マックスも拒否はしなかった。

ノーラには占い師の姉がいて、ある日ノーラの家を訪ねてくる。そして色々と予言をして
いく。姉はノーラの息子は出来の悪い父親の影響で13歳でクスリと酒で死んだと教えた。
そしてマックスにはいずれ教師となるだろう、と言い残しNYへ帰っていく。

肉体関係が二人を近づけたのかどうか、しかしマックスはノーラに惚れてしまう。
まじめな社員が遅刻の常習になったり。マックスはノーラの存在をまわりに隠していた。
結婚した親友から感謝祭のパーティーをするから彼女を連れて来て、と言われる。
初めは悩んでいたマックスだったが、心からノーラを愛しているのに、なんで恥じることが
あろう、とノーラを連れていくことに。
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まず母親を迎えに行くと、クルマに乗っていたノーラにびっくり。また親友の家に行くと
みんな笑顔ではあるが、どこか不自然な眼差しだった。ノーラは居心地の悪さを感じていた。
結局親友の父親とノーラが政治のことで言い合いになり、ノーラは帰っていく。後を
追うマックスと母親。

ある日、ノーラが勤めていたバーガー店に行くとノーラは辞めたという。家に言ってみると
もぬけの殻。手紙には、愛しているけど、一緒にならないほうがいい、あなたは若い娘と
一緒になるべきだ、あなたはやっぱり私を恥じている。行き先は告げない、探さないで。
と書かれていた。

しばらくマックスは元の生活に戻り、パーティーなどにも出かけていたが、やはり自分には
ノーラしかいないと、会社を辞めて、姉と一緒にいるだろうと姉の名刺をたよりに
シアトルからNYへ行く。ノーラはウエイトレスをして働いていた。マックスは探し当てて
彼女に自分の決心を語る。最初、何しに来たの、帰って、と言っていたノーラだったが
彼女とてマックスを愛していたわけだから、会社も辞め家も売り払ってNYにやってきた
と聞き、彼の抱擁を受け止めたのであった。

マックスが乗るボルボが冒頭、ノーラの家に酔っ払い運転で突っ込んで郵便受けを
壊してしまうが、自分のクルマの左のライトも壊してしまう。彼はずっとこのまま
乗り続けていたのだが、ノーラが去って、生活をやり直そうとしライトを直して
ピカピカに磨き上げたのだが、そのライトがノーラそのもののメタファーとして
提示されていたのが印象的だった。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2010-12-30 22:40 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)