縞模様のパジャマの少年 The Boy in the Striped Pyjamas

「縞模様のパジャマの少年 The Boy in the Striped Pyjamas」
2008 イギリス・アメリカ Miramax Films,BBC Films,95min.
監督・脚本:マーク・ハーマン 原作:「縞模様のパジャマの少年」
出演:エイサ・バターフィールド、ジャック・スキャンロン、アンバー・ビーティー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
ラストは本当に衝撃的だ。ホロコーストをこういう側面から見た原作があったから
この映画が出来たわけで、オリジナル脚本じゃなので、原作の力が大きいが、
これを映像で描くと、その印象は、計り知れなく強い訴えを持つ。それが
映画の力だと思う。

ストーリーは簡単で、ユダヤ人強制収容所所長の息子、8歳のブルーノが
家の近くにある収容所で鉄格子越しに、同年齢のユダヤ人少年と仲良くなる。
8歳の男の子が、現実に起きていることに対し認識がないのはおかしいと
見る向きもあるし、ついにはユダヤ人が着せられている縞模様のパジャマを
来てしまい、所内を探検するうちにガス室に連れて行かれるのだが、そのあたり
8歳なら判っていそうなもんだ、とは思う。

が、戦争や人種のことなど関係ない子どもの世界に比べ、大人の世界はなんて
汚いのだ、と訴える力は充分だ。基本的に悪い人間じゃない所長が、息子が
行方不明になり、ガス室に紛れ込んでしまったことを知るのだが、果たして
何を思ったか。

夫がユダヤ虐殺に加担することに得心が行かない母や、優秀な姉は、国粋
主義者の家庭教師にどんどん感化されていく、そんな普段はきっと
普通のドイツ人家庭である一家が、ブルーノの死をどう受け止めたのか、
それは、映画を観る人にゆだねられる。
ユダヤ人少年シュムエルは、残酷なキモチでブルーノを敢えて収容所に
引き入れたのではないかな、と勘ぐってしまう。

短い時間に様々な思いを詰め込んだ作品で、それがまた破綻なく収まっている
のもいい。一見の価値はあるが、本作の一番ダメなところは「英語」であること。

ドイツ人一家が英語で話していては、作品のリアリティを一度に下げてしまう。
これがドイツ語の映画だったら、星は7つ半というところだ。

「ホロコーストの悲劇を無邪気な少年の視点から綴ったジョン・ボインの世界的
ベストセラーを「ブラス!」のマーク・ハーマン監督が映画化したヒューマン・ドラマ。
強制収容所で働くナチス将校を父に持つ少年が、収容所の実情を知らぬまま、
偶然出会った同い年のユダヤ人少年と禁じられたフェンス越しの友情を築いていく
姿を感動的かつ衝撃的に描き出す。
 
 第二次大戦下のドイツ、ベルリン。8歳の少年ブルーノは、ナチス将校である父の
仕事の関係で、住み慣れた都会を離れ、殺風景な片田舎に建つ大きな屋敷に移り住む。
友だちもおらず、すっかり退屈した彼は、禁じられていた林を抜けて有刺鉄線のフェンスに
囲まれた“農場”に辿り着く。そしてフェンスの向こう側に縞模様の“パジャマ”を着た同い
年の少年シュムエルを見つけたブルーノ。
以来2人はフェンスを挟んで会話するのが日課となり、次第に奇妙な友情を育んでいくが…。」
(allcinema)
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Tracked from ☆彡映画鑑賞日記☆彡 at 2011-02-09 17:23
タイトル : 縞模様のパジャマの少年
 『第二次大戦下のドイツ─ フェンス越しに生まれた禁じられた友情。』  コチラの「縞模様のパジャマの少年」は、ジョン・ボインのベストセラー小説を映画化したPG-12指定の戦争 ...... more
by jazzyoba0083 | 2011-02-01 22:55 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)