マーティ Marty

●「マーティ Marty」
1955 アメリカ Hecht-Lancaster Productions, Steven Productions,91min.
監督:デルバート・マン (モノクロ)
出演:アーネスト・ボーグナイン、ベッツィ・ブレア、ジョー・マンデル、エスター・ミンチオッティ
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<1955年度アカデミー賞作品賞、主演男優賞、脚色賞、監督賞受賞作品>


<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想とストーリー>
この年のオスカーの主要部門を総なめにし、しかも、カンヌでパルムドールにも輝いている。
アメリカのカソリック的宗教観が前に出た恋愛間の中で、1人の女性を一途に愛する
不細工な男をボーグナインが好演する。
さすがに今見ると古臭ささは否めない地味な作品だが、アメリカの恋愛がまだ純潔主義だった
頃の正道を行く表現は今でも通じる普遍性を獲得しているといえよう。この時代にこうした
恋愛感にアンチの姿勢で制作された恋愛映画も多くあるのだが、アカデミー会員好みだったんだ
ろうな。

「不作の年であった'55年度のアカデミー賞を独占した形(その上、カンヌで
グランプリまで取っている)の、P・チャイエフスキー原作(TVドラマ)・脚本の、
NYの小市民の淡いロマンスを綴る暖かな作品で、醜男の悪役専門ボーグナインを
一躍スターにした。

ブロンクスで肉屋を営むイタリア系のマーティは過保護の母親と二人暮らし。
善良で友人も多いが、自分の容貌がコンプレックスとなり、女性といい仲になれない。
ある日参加したダンス・パーティで知りあった、地味な女教師のクララ(B・ブレア)も
同じような悩みを抱えていた。この心優しい二人が結びつくまでを描き、見栄を張る
男の悲しいサガを同情的に見つめながら、ホロリとさせる。ブレアは決して不美人
ではないが、演技力でささやかなキャラクターを見事に表現している。」(allcinema)
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映画として言いたいことを短い時間に上手い舞台設定とキャスティングで
見事に描ききった力は監督の手柄であろう。いい映画ではあるが、
佳作、という段階に留まった感が私にはある。
ボーグナインの彼女役を演じたベッツィ・ブレア(当時のジーン・ケリー夫人)が
儚げかつ一途な女性を好演していたと感じた。
この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-02-19 22:41 | 洋画=ま行 | Comments(0)