50歳の恋愛白書 The Private Lives of Peppa Lee

●「50歳の恋愛白書 The Private Lives of Peppa Lee」
2009 アメリカ Grand Army Entertainment, IM Global, Lumina Films,98min.
監督・原作・脚本:レベッカ・ミラー
出演:ロビン・ライト・ペン、アラン・アーキン、マリア・ベロ、モニカ・ベルッチ、
    ジュリアン・ムーア、キアヌ・リーヴス、ウィノナ・ライダー、マイク・バインダー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
アーサー・ミラーの娘であるレベッカ・ミラーの実力がいかがなほどかは知らないが、
このずらりと並んだ名優達が繰り広げる作品は面白いに違いない、と思い鑑賞。
結果。何だかなあ。私には映画の良さが判らなかった。

結局、ペッパ・リーという女性の愛情の歴史を、それこそ原題どおりプライベートな
側面から描いて、「愛」とは?というものに一定の応えを導こうとした作品なのだ、
と私は感じた。
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うわべは30歳も違う人気作家の妻として、また二人の成長した子どもの母として
素敵な女性と見えるピッパ・リー(ロビン・ライト・ペン)。しかし彼女には幼い頃
幼い頃クスリを止めない母との確執の影があり、また最近、夫とも上手く行ってない上、
娘も母を嫌っている。
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きつかったのは夫が親友(ライダー)と浮気をしていた、という時代に夫の吐いた言葉
「お前は私を老人として埋葬しようとしている。喪に服しているんだよ。そんなことは
たまらん。私はまだ老人ではない」と言われたこと。
考えてみると、自分が夫や子どもにしている行為はヤク中の母となんら変わりがない。
母は若くして心臓発作でなくなったのだが。
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そんなピッパに、街の雑貨屋の青年クリスが登場する。牧師を目指していたという彼の
純真な愛に、ピッパの心が揺れ動く。彼もピッパを意識し始める。

そしてついに吹っ切るピッパ。離婚を決意し、子ども達と和解し、クリスと長い旅に
でることになった。やっと自立することが出来た。自分を縛っていた、自己愛や
他人愛を一旦清算し、スターティングオーバーといったところだ。
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当たり前の愛情再生の物語にしていないところはオリジナリティに溢れていたが、
何か、男と女が引っ付いて別れた、という類の範疇を抜けてない物語性の希薄さ
が残念だった。せっかくこれだけの名優を揃えておきながら、たくさんすぎて
話が散漫になった。これが100分以内に収まっちゃっているのだから。

せっかくのストーリーと配役が何かの手違いで、佳作になり損ねた作品、といえよう。
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2011-02-23 23:10 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)