天国の日々 Days of Heaven

●「天国の日々  Days of Heaven」
1978 アメリカ Paramount Pictures,94min.
監督:テレンス・マリック 撮影:ネストール・アルメンドロス、ハスケル・ウェクスラー、
音楽:エンリオ・モリコーネ
出演:リチャード・ギア、ブルック・アダムズ、リンダ・マンズ、サム・シェパード他
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<1978年度アカデミー賞撮影賞授賞作品>

<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
「叙情的な映像詩」という言葉が頭に浮かんだ。さすがに映像は美しい。よく計算
されているし、時間経過と光を上手く表現している。ただ、ストーリーは私としては
今ひとつドラマチックでないと感じた。
アビ-がいつ何処からどういう縁で仲間に加わったのかが判然としないので、
それがずっとついて廻る。
妹のリンダの語りで進行するストーリとこれを包むモリコーネの音楽がいい。
若さだけが売り物のようなギアより、シェパードと妹のマンツが良かった。

都会から逃れてきた世渡り下手なビル(ギア)とリンダ(マンズ)の兄妹。製鉄所の
トラブルで、逃げるように列車に乗り、田舎に向かう。そこにはアビ-(アダムズ)と
いう女性がいた。彼らはあくまで兄妹ということで、麦刈り農夫として大農場に
雇われた。
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その農場主チャック(シェパード)は、アビ-に一目ぼれする。アビ-はビルにも
惹かれつつ、チャックにも惹かれ、結局アビ-とチャックは結婚する。お陰で
ビルとリンダもお金持ちの生活を送れるようになる。しかし、チャックは死病に
冒されていて、余命幾ばくもない。ビルは、アビ-に先が短いんだから
結婚してあれば(死ねば財産が転がり込んでくる)と、結婚を勧める。
アビ-も死期が近いチャックを哀れに思ったのかもしれない。
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しかし、ビルがアビ-の兄である、ということに疑いをもっていた(回りもそうじゃないか
と語りかけていた)。そんな折、農場に2機の複葉機が降りてきた。彼らは各地を飛び回る
芸人たちだった。退屈だったチャックらはしばらく芸人らと生活していたが、ビルはアビ-の
結婚を期に一時農場を離れようと、芸人が帰る飛行機に乗って去っていった。だがまた
舞い戻ってきた。

そんな農場の2年目、収穫の時期にイナゴが大量発生した。農夫総出で追い払おうと
すがが、不注意から藁に火が付き、麦畑は炎に包まれた。今年の収穫はゼロだ。
そんな悲惨な事態が起きたおり、
ある日、ビルとアビ-がいちゃついているところを見たチャックは、「うそつき女!」と
アビ-を柱に縛り付け、銃を持って、ビルを追いかけた。そして、ビルに銃を突きつけた
が、やる気があったかどうかは不明ながら、ビルの持っていた千枚通しがチャックの
胸にささった。チャックは絶命、ビルは、アビ-と妹のリンダを伴い、逃げた。林の中を逃げて逃げた。
しかし、警察らはチャック殺害犯人としてビルを追い詰める。そしてアビ-とリンダを置いて
警官と対峙したビルは、多勢に無勢。川を逃げて亘ろうとして、銃殺されてしまった。
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アビ-は愛する二人を共に失ってしまった。リンダを孤児院に預け、住んでいた街へ戻るが、
みなの視線は冷たい。リンダはすぐに孤児院を脱走し、友達と当てもなく線路を歩いていった。
この映画の詳細は こちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-03-08 23:30 | 洋画=た行 | Comments(0)