第十七捕虜収容所 Stalag 17

●「第十七捕虜収容所 Stalag 17」
1953 アメリカ Paramount Pictures,119min.
監督・製作:ビリー・ワイルダー 
出演:ウィリアム・ホールデン、ドン・テイラー、オットー・プレミンジャー、ロバート・ストラウス
    ピーター・グレイヴス他
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<1953年度アカデミー賞主演男優賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想とストーリー>
私が生まれた頃の映画だ。モノクロだ。けだし世界の名監督の一人であろうビリー・ワイルダーの
戦争もの。といっても、戦場では無く、捕虜収容所のお話。元々が舞台劇であったので空間の
広がりは無く、お話の面白差で持っていくタイプの映画だが、全般平板になってしまったウラミは
残る。が、後半から真のスパイ探しとなり、俄然面白くなる。
ホールデンがオスカーを獲ったように、彼の演技が全体をリードしていく。そして、今は亡き、
「スパイ大作戦」のフェルプス君、若きピーター・グレイヴスが、ドイツ人だが、捕虜の動きを観察
するスパイの役を初々しく演じている。

そこそこ長い映画だが、前半は個性豊かな17捕虜収容所のメンバーたちの暮らしぶりや、ドイツ
兵とのコメディタッチの触れ合いなど、むしろ喜劇的側面。後半、中尉が逮捕されてきてから
俄然戦争映画モードになる。
驚いたのは収容所長としてオットー・プレミンジャーが出演していること。なかなかどうにいった
ドイツ人振りだ。いい味を出していたぞ。予告編では「笑い」を強調しているから、コメディなのかな。



「ブロードウェイでヒットした舞台劇を基に、B・ワイルダーとE・ブラムが脚色、ワイルダーが製作・監督した異色の戦争ドラマ。舞台は第二次大戦中のドイツの第17捕虜収容所。その第4キャンプでは米空軍の軍曹ばかりが集められていたが、中でも曲者なのが悲観論者のセフトン(ホールデン。アカデミー主演男優賞受賞)。キャンプ内に独軍に通じるスパイがいると囁かれた時に、彼は真っ先に嫌疑をかけられ、仲間から次第に除け者にされていった。孤立状態の中で、セフトンはひとり黙々とスパイ探しを続けるのだが……。捕虜収容所を舞台にした映画は数あれど、その展開の妙味と、娯楽色において本作と肩を並べられる作品はあるまい。前半のコミカル路線から、後半のリアル路線への橋渡しもスムーズで、サスペンス醸造も巧みだ。相変わらずのワイルダーの語り口の上手さを堪能すべし。」(allcinema)

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by jazzyoba0083 | 2011-03-16 23:10 | 洋画=た行 | Comments(0)