セント・エルモス・ファイア St.Elmo's Fire

●「セント・エルモス・ファイア St. Elmo's Fire」
1985 アメリカ Clombia Pictures,108min.
監督・脚本:ジョエル・シューマカー
出演:エミリオ・エステヴェス、ロブ・ロウ、アリ・シーディ、デミ・ムーア
   アンドリュー・マッカーシー、ジャド・ネルソン、メア・ウィニンガムほか。
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
80年代を代表する青春映画としてWOWOWで紹介された。この映画の存在はバブル時代
フジのトレンディドラマ「愛という名のもとに」(主題歌が浜田省吾だったかな)のネタ元に
なったので良く覚えている。仲間とドラマを、「映画のパクリじゃないか!」と
バカにし合ったものでした。青春群像ドラマというのは昔からあり、「ふぞろいの林檎たち」
はこの映画より2年ほど早い。「男女7人夏物語」は、この映画の翌年だから、鎌田敏男の
脚本に影響があったかもしれない。あからさまにパクッたのが「愛という名のもとに」
だったわけだ。

自由な世界、好きな付き合いだけしていることが許された大学時代を終えて数カ月たった
7人の仲間が、仲間内の恋愛、友情、家庭、仕事、などで悩みながらもアイデンティティを
確立して行く様を描く。エピソードとして、どうってことないものではあるが、青春という
言葉がこの映画の出来を補強している。全体としては音楽も含めて、「ああ、80年代だ
なあ」という感じだから、当時の感覚に浸りたいというノスタルジックな味わいを求めている
人にも良さげな映画ではある。

私として面白かったのが、同棲していた二人が別れるときに二人で買ったLPを誰がどれを
持っていくかで、いい合うところ。マイケル・ジャクソン「スリラー」とか、ブルース・
スプリンスティーンとか80年代前半にヒットしていたアルバムの名前が続々と出てきて
思わずニヤリとしてしまうところ。

<ストーリー>
「ワシントンの名門、ジョージタウン大学をそろって卒業した7人の仲間が久しぶりに
顔を合わせることになったのは、ビリー(ロブ・ロウ)とウェンディ(マーク・マクドウェル)が
引き起こした交通事故がきっかけだった。
弁護士志望のカーボ(エミリオ・エステヴェス)、ミュージシャン志望のビリー、
ジャーナリスト志願のケヴィン(アンドリュー・マッカーシー)、政治家を目ざす
アレックス(ジャド・ネルソン)、女性として珍しく建築の勉強を続けるレスリー
(アリ・シーディ)、銀行に就職したジュールス(デミ・ムーア)、ソシアル・ワーカーの
ウェンディ。七人七様の生き方で社会の大海に乗り出したのだ。

そんな彼らが在学中から心の拠り所にしていた溜り場であるバー・レストラン
<セント・エルモ>では、法律の勉強を続けるべく、カーボがウェイターとして
アルバイトをしていた。ビリーもここでサックスを吹いていたが、女に手が早くその上
酒好きという性格破綻ぶりが災いして、学生結婚した妻との間に秋風が立っていた。
そんな彼に秘かな思いを抱くのがウェンディ。実業家の父(マーティン・バルサム)の
過保護ぶりに反発するかのように不良青年ビリーにひかれていた。

グループの中で政治家の秘書というまっとうな道を歩み出したのがアレックスだったが、
同棲中のレスリーがジャーナリスト志望のケヴィンと関係を持つようになり、3人は
抜きさしならない立場に追いこまれる。一方、カーボも激しい恋に身を焦がしていた。
相手は大学の先輩で女医をしているデール・バイバーマン(アンディ・マクダウェル)。

ビリーの事故の時に再会して以来、その美しさにまいっていたカーボは押しの一手で
突進するが、不運にも彼女にはインターンの恋人がいた。しかし休暇をとって恋人と
山小屋にこもっていたデールのもとに押しかけ、強引に彼女の唇を奪って白銀の道を
引き返した。

そんな中でまた新たな事件が起きた。勤め先の妻子持ちの上司と恋に落ち、レスリーや
ウェンディを心配させていたジュールスが上司に棄てられた上に会社もクビになり、
自殺を計ったのだ。急を聞いて駆けつけた仲間たち。凍てつくような部屋にひとり
うずくまるジュールス。そのかたくななまでの心を開かせたのはビリーの説得だった。
そして変ることのない友たちの熱い友情だった。

ミュージシャンとしての成功を目ざしニューヨークヘ向かうビリーの旅立ちの日。
見送る仲間たちの足が自然に<セント・エルモ>へ向きかけた時誰かが言った。
「もう、<セント・エルモ>じゃないぜ」。
<セント・エルモの火>。嵐の大海に捲き込まれた水夫たちを導くという伝説の火。
しかし、進むべき道をしっかりと見定めた若者たちに、もはやその灯は必要ではなかった。」
(goo映画)


こういう映画って、制作した時代を体験している人は、時々引っ張り出して来て観るでもなく
観ちゃう映画なんだろうな。 無邪気な青春がそこにはある。
この映画の詳細はこちら<まで>
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by jazzyoba0083 | 2011-05-31 23:10 | 洋画=さ行 | Trackback(2) | Comments(0)