2011年 06月 11日
アイアンマン2 Ironman 2
2010 アメリカ Paramount Pictures,Marver Entertainment,124min.
監督:ジョン・ファヴロー
出演:ロバート・ダウニー・Jr,グィネス・パルトロー、スカーレット・ヨハンソン
ミッキー・ローク、ドン・チードル、サミュエル・L・ジャクソン、サム・ロックウェル
<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
男の子の映画だなあ。1作目を楽しく観たので、2作目はどうかな、と若干の不安もありつつ
観賞。後ほど述べる欠点もあったけど、CGの出来が素晴らしく、楽しませてもらった。
特にモナコのF1レース会場でのシーンは、楽しませてもらった。
コミックなので、本作もところどころコミック的であることは御愛嬌だが、今回は
スカーレット・ヨハンソンが面白い役どころを勤めていて、スパイスになっていた。
おやおや、と思ったのは、スタークが親友ローディ(ドン・チードル)にやすやすと
スーツを盗まれてしまうところ。ヨハンソンニも「盗難防止装置とか付いて無かったの?」
とか言われてしまっていた。
スタークが人間臭い一面を見せるシーンもあるのだが、どこか取ってつけたようだったな。
それと、今回のアンチヒーロー、ロシアからの殺人マシン、イワン(ミッキー・ローク)と
アイアンマンが、モナコのF1会場と、ラストの「ハマー・エキスポ」会場で闘うのだが
どちらもあっけなく、イワンがやられちゃうところ。もう少し踏ん張ったバトルを
観たかったなあ。また、スタークが自分のエネルギーとしているパナジウムに変わる
新しい元素を見つける必要があり(それが見つからないと死んでしまう)、父親が
20年前に、息子にと作った、未来の街のジオラマの秘密を解いて(これがまた簡単に
解いちゃうんだけど)、新しい元素を作りだすのだが、まあ、簡単に作っちゃうことよ!
もう少し苦労したほうがいいんじゃないのかなあ。
いずれにせよ、2人の美女と、ローク、チードル、ジャクソンらの脇も豪華に固め、
全体としては、それなりに面白い仕上がりになっていたと思った。
当然、マーヴェルの映画なので、ラストまではきちんと見ないといけない。
<前説>
「大企業の社長 兼 天才発明家だけど、けっして褒められた人間ではない中年男が、
世界を救うスーパーヒーローに…!? そんな斬新で型破りな設定がウケて、全世界で
興収600億円以上を叩き出したヒット作に、続編が誕生した。
主役のトニー・スタークこと“アイアンマン”を演じるのは、もちろん前作で世界的
トップ俳優となったロバート・ダウニーJr.。彼と煮え切らないビミョーな関係を
続ける秘書役に、しっとりとしたオトナの色気ただようグウィネス・パルトロウ。
さらに本作では、ロシアからやってきた屈強なライバルに扮するミッキー・ローク、
猛特訓したというキレのある超絶格闘シーンで魅せるスカーレット・ヨハンソン、
底知れぬ存在感をたたえたサミュエル・L・ジャクソンなど、超豪華な共演陣も見逃せない。
もちろん、アクションシーンも前作よりパワーアップ! なかでもモナコGPで強敵
“ウィップラッシュ”が大暴れするシーンは、超クール!! まさに老若男女が文句ナシに
楽しめる、ヒーロー・アクション超大作だ。」(goo映画)
<ストーリー>
「“アイアンマン”であることを自ら公表し、世間を騒然とさせたトニー・スターク。
彼の勝手なヒーロー行為は国家問題にまで発展し、パワード・スーツ没収を命じられるハメに。
一方、そんなトニーの報道を憎悪の目で見つめる男。彼はトニーに対し、ある恨みを
募らせていた。そして、一撃で金属を真っ二つにできる武器を自在に操る
“ウィップラッシュ”へと変身、積年の恨みを晴らすべく、ついにトニーの前へ姿を現わす。
また、トニーの新しい秘書としてやって来た美女はレザースーツに身を包んだ
“ブラック・ウィドー”という裏の顔を持ち、ライバルの武器商人ジャスティン・ハマーは
謎の軍団を組織し暗躍し始めていた。さらに、パワード・スーツのエネルギー源となる胸に
埋め込んだリアクターの悪影響を受け、自ずと身体を苦しめるトニー。それでも彼は
パワード・スーツの進化に身を注ぎ、究極の戦いに挑むのだが…。」(allcinema)
カミングアウトしたものの、エネルギー源であるパナジウムが彼の身体にダメージを与え、
新しい元素を見つける必要に迫られるスターク。彼は社長の座をペッパー(パルトロー)に
譲り、新型スーツの開発に勤しむ。一方、かつてはスタークの父の仲間だったがロシアに
渡り不遇をかこい、死んで行った科学者の息子イワン(ローク)は、父からパワードスーツの
設計図を譲り受け、自分で開発して、スタークが操縦するF1が走るモナコに現れた。
きわどいところでスーツが間に合い、戦いに負けたイワンは囚われる。だが、スタークの
ライバル社、ハマー社のジャスティンは、密かに彼を脱獄させ、自分が開発しているものの
未完成なパワードスーツの開発を任せる。彼はこれを大量に作って国防省に売り込もうと
いう目論みなのだ。
一方スターク社に謎の押しかけ秘書(ヨハンソン)が現れる。実は彼女はシールドという
ニック(ジャクソン)率いる軍団のスパイで、スタークの資質を探りに来ていたのだった。
親友の軍人ローディ(チードル)にまんまとスーツを一着盗られてしまい、それはそのまま
軍に押収されてしまった。
そうこうしているうちに、スタークは父親が作った未来都市のジオラマに隠された秘密を
解き、ついに新元素を発見、パワードスーツのエネルギー源とすることに成功した。
片やハマー社も、陸海空マリンの4軍のドロイドを開発し、発表するところまで来た。
その発表会場のドロイドはなんとイワンがコントロールできる軍団であり、ローディの
パワードスーツも、イワンのコントロール下にあった。会場に改良型スーツで現れた
スタークであったが大量の攻撃を受けてしまう。
イワンのコントロールを断ち切ったのは、本当は物凄い武道を使えるブラック・ウィドウ
で、彼女はイワンのいるハマー社に突入し、すでにイワンが居なくなったコントロール
ルームのコンピュータを制御して、ローディのパワードスーツを無効にしたのだった。
これで、二人で戦える状態になったことろに、自前のパワードスーツを着用した
イワンが、電気の鞭をもって登場、ローディとスタークは団結してイワンと戦い、イワンを
ねじ伏せることに成功した。
しかし、倒されたドロイドに自爆装置が設置されていて、イワンはそのスイッチを入れたのだ。
ペッパーが危ない!スタークは全速力でペッパーの救助に向かったのだ。
この映画の詳細はこちらまで。
マーベルコミックの映画化で大ヒットした『アイアンマン』の第2弾。主人公トニー・スタークはもちろんこの人、ロバート・ダウニー・Jr。今回は自らをアイアンマンであると公表したスタークに新たな敵が襲い掛かる。敵役に『レスラー』のミッキー・ローク、謎の組織「シールド」のエージェントにスカーレット・ヨハンソンが出演。監督も前作に続きジョン・ファヴローが務める。... more