JFK

●「JFK」
1991 アメリカ Warner Bros.,Canal+,Regency Enterprises,188min.
監督:オリバー・ストーン
出演:ケヴィン・コスナー、シシー・スペイセク、ジョー・ペシ、ゲイリー・オールドマン、ジャック・レモン
    トミー・リー・ジョーンズ、ウオルター・マッソー、ドナルド・サザーランド、ケヴィン・ベーコンほか
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<1991年度アカデミー賞撮影、編集賞受賞作品>

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
2度目の鑑賞だったが、面白かった。実在の人物を描いるし、事件そのものが20世紀の大事件
だけに、難しかったと思うが、テキサスのいち地方検事長の正義感に基づく告発への道のりと
彼を支えなくてはならないはずの家庭との軋轢など、サイドストーリーもきちんと出来ていた。
さらに当時の実写フィルムや写真をふんだんに使い、テンポある編集と短いカットの積み重ねる
ところと、長回しのメリハリと、3時間を越える時間を感じさせない。
今は鬼籍に入ってしまったオールスターも見ものだが、最後の方に出てくるミスターエックス=
ドナルド・サザーランドが重要な役どころをおいしく持っていった感がある。
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原作ベースとはいえ、犯行をリンドン・ジョンソンとニクソンの陰謀、に帰結したところは日本では
まず出来ない芸当だろう。
当時の時代背景、つまりキューバとヴェトナム、冷戦構造、国内のまだ民主主義が幼かった
時期のアメリカ、産業界と軍部と政治の癒着など、が理解できていると一層面白く見られるだろうが
ラストのコスナーの最終弁論(30分くらいあろうか)だけを見ていても事件は判る。
事件があった日、初めて衛星中継で送られてきたのが手書きのフィリップで、ケネディ暗殺を
告げるものであったが、リアルタイムでこれを観ていた私、ロバートの暗殺も良く覚えている私と
しては感慨深い事件であり、映画である。あの有名な「ザプルーダーフィルム」もこの裁判の過程で
初めて日の目を見た、とは改めてびっくりである。
社会派オリバー・ストーンの面目躍如の作品。描かれている説は有力な仮説の1つだが、一度
観ておく価値はある。

<ストーリー>
「1963年11月22日、晴天の午後。テキサス州ダラスにおいて、第35代大統領ジョン・F・
ケネディが暗殺されるという大事件が起こった。
ニューオリンズ州の地方検事ジム・ギャリソン(ケヴィン・コスナー)は、暗殺後2時間も
経たないうちに警官殺しの容疑で逮捕されたリー・ハーヴィー・オズワルド
(ゲイリー・オールドマン)が大統領暗殺の犯人と発表され、さらに今度はオズワルド自身が
ダラス警察本部の駐車場で護送される途中、ナイトクラブの経営者ジャック・ルビー
(ブライアン=ドイル・マーレー)に撃たれて死ぬという一連の経過に疑問を抱く。

ギャリソンは匿名の電話情報からオズワルドの航空隊時代の教官であったデイヴィッド・フェリー
(ジョー・ペシ)を訊問するが、彼はFBIに拘留されるもすぐに釈放となった。大統領を引き継いだ
ジョンソンが暗殺事件を調査するべく設置した最高裁長官アール・ウォーレンを委員長とする
調査委員会も、オズワルドの単独犯行説と結論した。

そして3年後。ケネディがこのまま大統領を続けていれば撤退していたはずのヴェトナム戦争は
ますます泥沼化していた。ギャリソンは改めて暗殺事件をスタッフとともに秘密捜査することにし、
最初の匿名の電話の主であるジャック・マーティン(ジャック・レモン)をはじめ、数々の目撃者、
関係者に聞き込みを行い、やがて軍の極秘任務によりキューバ侵攻のゲリラ作戦を行う
マングース計画を進めていた元FBI捜査官ガイ・バニスター(エドワード・アズナー)やフェリーら
が暗殺を図ったことと、首謀者は実業家として知られるクレー・ショー(トミー・リー・ジョーンズ)で
あることを突き止めた。
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捜査が真相に近づくにつれギャリソンはマスコミの攻撃や政府からの脅しを受け、妻
(シシー・スペイセク)や子供たちとの私生活も危機に見舞われるが、Xと名乗る大佐
(ドナルド・サザーランド)から事件が軍やFBIやCIAをも巻き込んだクーデターであることを
知らされ、遂にクレー・ショーを暗殺の共謀罪で告訴する。裁判でギャリソンはケネディが
三方から射撃されたことを明らかにし、1発の銃弾で7ケ所に傷を与えたという「魔法の弾丸説」の
虚構を暴いて陪審員にアメリカの正義を訴える。だがクレー・ショーは無罪に終わった。
全ての真相が明らかになるには、オズワルドやジャック・ルビーについての非公開の極秘報告書が
公表される2039年まで待たなければならない。」(goo映画)

産軍一体となった大統領指揮の暗殺行為=クーデターであったという最終兵器=エックス大佐に
オチをすべて語らせてしまうところは、判り易いといえばそうだが、なんかイージーだったかな。
この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2011-07-09 23:50 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(0)