すべて彼女のために Pour Elle

●「すべて彼女のために Pour Elle」
2008 フランス Fidélité Films,96min.
監督:フレッド・カヴァイエ
出演:ヴァンサン・ランドン、ダイアン・クルーガー、ランスロ・ロッシュ、オリヴィエ・マルシャルほか
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
なんともカタルシスの感じづらい映画だったなあ。無実の殺人罪で20年くらった最愛の妻を
脱獄というなんとも強烈な方法で救いだす、普通(でもないか)の中年男の話なのだが、
そもそもの冤罪となった事件を徹底的に穿り出すことは出来なかったのかなあ、と思ったり、
愛する妻を救い出すために、男はイリーガルであっても、あそこまでするのか!と感心したり
あきれたり。
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かわいそうだったのは、この男に狙われたヤクの売人で、金目当てにこいつに銃を突きつけ
親玉のところへ案内させ、大金を強奪しようとするのだが、銃撃戦となり、売人は射殺されちゃう。
親玉も射殺されちゃう。この二人こそエライ迷惑だったのではないか。
それと、振り回されちゃう幼い男の子も、しまいにゃ、エルサルバドルに逃亡ということで
罪人のパパとママで大丈夫かいな、と。ラストで警察がゴミ箱にあった、計画書類の中に
エルサルバドルの教会の絵葉書を見つけるのだが、結局、あの3人は捕まっちゃうのかな??

控訴審でも棄却され、絶望のあまり自殺を図る妻の様子に、自分が犯罪者になっても
妻を救うのだ、という、「普通の男」が普通でなくなる一瞬。そして、7回脱獄に成功している
男の話を聞き、綿密な計画を立てる。トンネルを掘るわけにも参らぬわけで、どんな手段で
刑務所から妻を奪還するのか、そのあたりには興味が持てた。
結局警察とドンパチになり、決定的な国際指名手配犯になってしまうのだが。それでも
エルサルバドルで妻の笑顔を見つめる男の表情は幸せそうだった。

<ストーリー>
「フランス、パリ。国語教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)と出版社に勤める妻のリザ
(ダイアン・クルーガー)は、一人息子・オスカル(ランスロ・ロッシュ)とともに平凡ながらも
幸せな生活を送っていた。
だが、ある朝、突然警察が家に押し入り、リザを上司殺人容疑で逮捕、投獄してしまう。
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やがて、3年の時が経ち、リザに禁固20年の刑が宣告される。無実の罪を必死に主張する
リザであったが、状況証拠などから、誰もが彼女の罪を確信していた。
夫のジュリアンを除いては……。しかし、リザの人生に残されたのは絶望だけだった。
リザは次第に衰弱し、精神も不安定になっていく。そんな妻を支えながらも、ジュリアンは
絶対に諦めようとはしなかった。再び3人の生活を取り戻すため、リザに生きる希望を与えるために
ジュリアンはある決意をする。それは、正義、道徳、地位、信頼、そして未来、人生の全てを
なげうってしまうことであった。果たして二人が迎える究極の結末とは……。」(goo映画)
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自分が、ジュリアンの立場にもしなったら、同じようなことが出来るだろうか、出来ないだろうな。
この映画の詳細はこちらまで。
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Tracked from LOVE Cinemas.. at 2011-07-13 23:35
タイトル : すべて彼女のために
冤罪で投獄され懲役20年の刑を受けた妻を救うために奔走する夫。万策尽きた彼がとった手段は何と妻を脱獄させることだった…。果たして家族三人の運命は!監督は本作が初の長編作品となるフレッド・カヴァイエ。主演はフランス人俳優のヴァンサン・ランドンと『イングロリアス・バスターズ』のダイアン・クルーガー。ポール・ハギス監督にによるハリウッドリメイクも決定済みだ。... more
by jazzyoba0083 | 2011-07-12 23:20 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)