2011年 07月 14日
プレシディオの男たち The Presidio
1988 アメリカ Paramount Pictures,97min.
監督・撮影:ピーター・ハイアムズ
出演:ショーン・コネリー、マーク・ハーモン、メグ・ライアン、ジャック・ウォーデン、マーク・ブラム他
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジの近くにアメリカ軍の「プレシディオ基地」がある。
ここを舞台にした、部隊内での不正事件に挑む元、ここのMPであった今は市警刑事の
マーク・ハ―モンと、彼の元上司で今も憲兵隊長であるショーン・コネリー、そしてその娘メグ・ライアン
が織りなす、クライム&ラブストーリー。短い時間で手っ取り早く楽しむにはいいが、底が浅い映画
なので、あまり真剣に見ない方がいい。
基地を舞台にした宝石の密輸も、飲料水の水にいれて移動するのだが、説明不足だし、マークと
メグのラブストーリーも良くある話だ。
プレシディオ基地の将校クラブでパトロール中の女性隊員がクラブに侵入していた何者かに
射殺される事件が発生。市警の担当はオースティン刑事だ。
彼がMPを辞めるきっかけを作ったコールドウェル隊長の元の事件だけに最初は反目しあっていたが、
部隊の将校が関係していることが判明、更に追及していくと、かつてベトナムで一緒に軍務についていた
OBたちの水の販売業者が関わっていることも判って来た。隊長と刑事は協力しあって事件の
解決に乗り出す。そこに隊長の娘、ドナ(メグ)と訪ねてきたオースティンの恋物語が絡む。
ハッピーエンドである。
「サンフランシスコ市の中央北部にある軍事基地プレシディオ。
ある晩、基地内をパトロールしていた女性憲兵隊員が将校クラブに侵入した正体不明の2人組に
射殺され、彼らを追ったパトカーも炎上するという事件が起こった。
捜査を担当したのは市警察のジェイ・オースティン警部(マーク・ハーモン)。現場で彼を
持ち受けていたのは憲兵隊長のアラン・コールドウェル中佐(ショーン・コネリー)。
かつてオースティンは彼の部下の憲兵隊員であったが、ことあるごとに反目しあっていた。
案の定、捜査開始直後から2人の間には一触即発の雰囲気が漂い始める。
翌朝コールドウェルの家を訪ねたオースティンは、コールドウェルの娘ドナ(メグ・ライアン)と
初めて顔を合わせ、たちまち激しい恋に陥るが、2人の愛は当然オースティンとコールドウェルの
争いに拍車をかけた。だが事件の真相を追う2人は、少しずつ事実を解明していき、
女性隊員を撃った銃は基地内のポール・ローレス中佐(ダナ・グラッドストーン)が所持している
ことが分かり、オースティンはチャイナタウンで彼を追いつめるが、すんでのところで
ローレンス中佐は黄色のトランザムで轢き殺されてしまう。
やがて全ては財界の大物アーサー・ピール(マーク・ブラム)が絡んでいることが分かった。
彼はローレンス中佐と組んで、フィリピンから大量の宝石を密輸していたのだ。
さらに驚くべきことに、この密輸にはコールドウェルの古くからの戦友で親友でもある
ロス・マクルア(ジャック・ウォーデン)も関わっていたのだ。
だがマクルアは今は足を洗っており、ピールらの企みを何とかしてやめさせようと、単身彼らが
取り引きしている現場であるブラック・マウンテン社の工場へ向かう。
工場を見張っていたオースティンとコールドウェルがただならぬ気配を察知し現場へ突入すると、
警報が轟き、激しい銃撃戦となった。遂にピールらは倒されるがマクルアもコールドウェルを
助けるために撃たれてしまった。事件は解決し、マクルアは軍人基地に名誉の戦士として、
コールドウェルの涙の弔辞に送られて安らかに眠った。今はオースティンもコールドウェルも
お互いの立場を理解し合い、ドナと3人並んで軍人基地を静かに歩いていくのであった。」
(goo映画)
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