フライング・バイ 青春のステージへ Flying By

●「フライング・バイ 青春のステージへ Flying By」
2009 アメリカ ARTE,Encore Partners,97min.(日本未公開)
監督:ジム・アマトゥリ
出演:ビリー・レイ・サイラス、ヘザー・ロックリア、オリーシア・ルーリン、デヴィッド・ザヤス他
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<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
オヤジバンド復活の物語。2時間ドラマを見ているようで、映画にするストーリーだったのかなという
疑問がわく。かつて高校時代に熱中していたカントリーロックバンド「アンコール」。それぞれが
職業を持ち家庭を持つと、自然と解散状態になっていた。それが同窓会をきっかけに再結成するの
だが、地味な感じは拭えない。歌はいいし、まじめな映画なのに。花がないんだな。いっそ実の娘
とステージで共演し、これが受けるなんて結末にすればよかったかも。

以下WOWOWの解説
「人気TVドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」に、愛娘マイリー演じる主人公ハンナの
父として親子共演し、若い世代にも広く知られるようになったカントリー歌手B・R・サイラス。

その彼が、一度は音楽への夢を捨てた企業経営者に扮して単独主演した音楽ドラマの注目作。
同窓会でかつてのバンド仲間から再活動に誘われた主人公が、自らの人生を振り返り、夢を
取り戻す姿を綴る。
劇中にはタイトルになったオリジナル曲「フライング・バイ」を始め、サイラスの歌う楽曲が多く
挿入される。共演にはH・ロックリアなど。

不動産開発会社を経営する45歳のジョージ。高校時代は音楽以外頭になかったほどの
バンド少年だった彼も、今では仕事一辺倒で家庭を顧みない男となっていた。
そんなある日、公私のトラブルに悩む彼は、卒業以来初めて高校の同窓会に出席、懐かしい
バンド仲間と再会する。座興で仲間たちと一曲歌うことになったジョージだったが、彼らの演奏は
音楽プロデューサーの目に止まり、ジョージは本格的なバンド活動に誘われることに……。」

ジョージは現実的な妻と夢を見たいジョージの間がぎくしゃくしていて、娘は父に理解をしめしつつ
両親が離婚をすることを嘆いていた。同窓会バンドの人気は高くなり、ステージへの出演はどんどん
増えていき、ツアーも始まる。不動産の仕事も、仲間に支えられながらも、金策に走り回る状態。
だが、ジョージはバンドという夢をあきらめきれない。ついに会社をパートナーに譲ってしまう。
そして妻とは離婚、妻は海辺の家に引っ越していく。
そんな中、リードギターの男の態度が普段から悪く、ついに仲間割れを起こし、彼はバンドを去る。
要のリードギターが居なくなりツアーが続けられなくなるか、と思っていた時に、ジョージは娘の彼氏が
ギターの先生をしていることに気が付き、彼を引っ張り込む。彼は作曲も出来た。彼をバンドに入れて
再びツアーはスタート。人気も上々、娘も友達を誘って観に来てくれた。

なでしこ、ではないが「夢は見るものではなく、実現するためのもの」を実践してしまった中年男の話し。
家庭も仕事も捨てるのは相当勇気がいるぞ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-07-20 22:50 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)