人生万歳! Whatever Works

●「人生万歳! Whatever Works」
2010 アメリカ Sony Pictures Classical,Perdido Films,91min.
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド、エヴァン・レイチェル・ウッド、パトリシア・クラークソン他
e0040938_139339.jpg

<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
主人公ボリスを演じるラリー・デヴィッドが、ウディ・アレンそっくりなしゃべり方をする。
相変わらずセリフの多い映画だ。字幕を追っていくだけでも相当疲れる。
ただ、内容は如何にもウディらしく、皮肉とひねりが効いていて、ラストは情緒的ハッピー
エンドとなる。この前観た「夢と犯罪」ほどストレートでなく、都会の男女を描くと
ウディの場合こうなるだろうな、という感じのストーリーだ。邦題は、いささか古さを感じる。
何でも理詰めでなければ人生無意味、といった風情のボリスに対し、頭のあまり良くない
南部の娘メロディ。この対照的な人生観の二人がなぜか惹かれあう。非常に非合理、不条理
である。このままで終わるはずが無い。これにメロディの両親が絡み、お話に厚みを加え、
男女の理屈では割り切れない愛と、「割れ鍋に綴じ蓋」風の落ち着き(旧道徳感?)への
収斂は、皮肉屋ウディの面目躍如。その読むのに疲れるセリフも都会らしいウィットが
ちりばめられ、人生のあり方についてのものにも気の利いたものがある。
時間も短いし、NYの不思議なカップルの一風変わったラブストーリーとして楽しむことが
出来た。

<ストーリー>
「名匠ウディ・アレン監督が「メリンダとメリンダ」以来、久々に故郷ニューヨークを
舞台に手掛けたロマンティック・コメディ。
ひょんなことから出会った偏屈な中年学者と世間知らずな家出娘の、おかしな共同生活と
恋愛模様の行方を軽妙なタッチで描く。
主演はTVシリーズ「ラリーのミッドライフ★クライシス」のラリー・デヴィッドと「
レスラー」のエヴァン・レイチェル・ウッド。

 かつてはノーベル賞候補になるなど天才物理学者と持てはやされ、順風満帆かに
思われたボリス。だがそんな彼も、自ら招いた災いを機に今ではすっかり落ちぶれ、
冴えない独身中年に成り下がっていた。

こうして淡々と日々をやり過ごしていたボリスはある夜、南部の田舎町から
家出してきた若い娘メロディと出会う。彼女に同情したボリスは、数日だけという
約束で自分のアパートに泊めてやることに。
ところが一緒に暮らすうち、メロディはなぜか親子ほども歳が離れ、会話もまるで
噛み合わないボリスを“運命の相手”と思い込んでしまう。
さらには、愛する娘の後を追って彼女の両親も相次いで現われる始末で、
事態はますます複雑になってしまい…。」(allcinema)

ボリス→メロディ=結婚、父親の浮気に怒り家出し娘を探してNYに来たメロディの母登場。
二人の結婚に卒倒。街で出会った役者希望のイケメンにメロディにちょっかいを出させる
作戦に。
メロディは母親の作戦にひっかかり、イケメンとデート、まんまと若い魅力にやられる。

母は、ボリスの仲間と意気投合。もともと写真の才能があり、写真家として独立。
彼女に思いを寄せる男性2名との3人の同棲生活を始めてしまう。一方母の後を追い、
NYに現れた父、浮気相手に「勃たず」でアウト。元妻とよりを戻すべくやってきた。
しかし、母はもはや父の相手になるような前の妻ではなかった。
一人さびしくバーで飲む父親に話しかけてくる男。父はその男がゲイと知り、彼と
話し合っているうちに自分がゲイであることに覚醒する。

さて、メロディと離婚したボリスは、別れた妻とよりがもどり、再び暮らし始めることに。
ラストシーンでは、ボリスと元妻、メロディとイケメン、母と2人の男、そして父と
ゲイの相手の男性と、それぞれの愛の形を見つけた、という形で終わっていく。

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/15430017
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from LOVE Cinemas.. at 2011-09-14 00:29
タイトル : 人生万歳!
『それでも恋するバルセロナ』など語り部ウディ・アレン監督の通算40作品目のラブコメディー。久々に舞台をヨーロッパからニューヨークに戻し、偏屈な天才物理学者とちょっとおバカな田舎娘の奇妙な恋愛模様を描き出す。主演にコメディアンのラリー・デヴィッド、共演に『レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドが出演。... more
by jazzyoba0083 | 2011-09-07 22:50 | 洋画=さ行 | Trackback(1) | Comments(0)