ブロンコ・ビリー Bronco Billy

●「ブロンコ・ビリー Bronco Billy」
1980 アメリカ Warner Bros.Pictures,Scond Street Films,116min.
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、ジェフリー・ルイスほか
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
イーストウッドのファミリー映画?癖の無いいい人を演じ、演出している。
彼の作品の中でも異色な雰囲気を持った作品だと思う。
過去ある西部の男にして銃の使い手、「ワイルド・ウェスト・ショー」という
見世物のボスであるブロンコ・ビリー。彼の一座の友情と、ソンドラ・ロック
扮する訳あり令嬢の恋の行方を描いた万人向けの娯楽作だ。
それなりに楽しめるけど、曲者イーストウッドの作品を期待すると外れる。
allcinemaではバカに評判がいいけど、それまでのことは無い、と感じる。
ソンドラ・ロックはこのころ私生活でもイーストウッドとつるんでいて、その
ことを知っていると、いささか引く。
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<ストーリー>
「ブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)は、“ワイルド・ウエスト・
ショー"のリーダーだ。これは、西部男たちの向う見ずの荒っぽさを活劇ショーに
仕立てて披露する旅まわりのショーだ。花形スターの彼の他には、司会役の
ドック・リンチ(スキャットマン・クロザース)、インディアン混血の中年美人
ロレーン(シェラ・ペシャー)、彼女の夫でインディアン・ダンスや曲芸をこなす
チーフ・ビック・イーグル(ダン・バディス)、投げ縄の名人レオナード(サム・
ボトムス)、左きき2丁拳銃のル・バウ(ビル・マッキニー)、それに愛馬バスター
などがメンバーだ。

彼らはアメリカの中南部を巡業し、時には慈善公演もかって出るが、経済的には
いつも苦しかった。一座の移動は車で行なわれ、その日もカンサス州の
ジャンクション・シティに意気盛んに乗り込むと、ビリーは早速興業の許可を
もらうために市の役所に出かけた。窓口で、ビリーはジョン・アーリントン
(ジョフリー・ルイス)とリリー(ソンドラ・ロック)という金持ちのカップルを
見かけた。彼らは結婚許可書をもらいに来ていたのだが、遺産相続のために
いやいやジョンと結婚するリリーは、欲ばりの母親をうらみつつも、
はるばるニューヨークからカンサスに結婚式をあげる為に来ていたのだ。

結婚式を済ませて、あるモーテルで初夜を迎えることになったリリーは、
しかしどうしてもジョンに抱かれる気になれず、拒み通した。怒ったジョンは、
リリーの持ちもの全てを奪い、町から姿を消してしまった。翌朝目ざめて、
仰天したリリーはニューヨークの母親に連絡するために隣りのガソリン・スタンドに
とびこむが、1セントのお金もない。困っているところに出くわしたのがビリーだ。
彼に10セントを借りることにしたリリーは、その金を返すために、ビリーの一座に
加わり危険なナイフ投げの的などの役をひきうけるはめになる。

一方、ニューヨークでは、行方知れずになったリリーに、アイリンは大あわて。
殺されたのかも知れないと思った彼女は、弁護士に相談した。それから間もなく
ジョンは警官につかまりニューヨークヘ護送されてきた。
弁護士は、ジョンのところへやってきて、ある相談をもちかけた。ジョンがリリーを
殺したことにすれば、アイリンに入り込んでくる遺産のうち、50万ドルは
分け前としてジョンにあげるというものだった。

弁護士の甘い言葉に乗ったジョンはすぐにその計画に賛成した。一方、リリーは、
生れも育ちも違うビリーと何かにつけて衝突していた。しかし、時がたつうちに
ビリーのみんなに対するやさしさや、子供達から英雄視されている姿に少しずつ
惹かれるものを感じるようになっていった。
そして、ビリーが、かつて浮気をした妻を殺して投獄された過去を持っていること、
それでも今は過去を忘れて、団員を家族のように愛していることをメンバーから聞き、
深い感動を覚えた。
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ある夜、リリーは地元のカウボーイたちにつかまり暴行されそうになるが、そこへ
現われたビリーやレナートに助けられる。しかし、レナートが保安官につかまり、
その釈放のために、ビリーはせっかくためた貯金を悪徳保安官の前にさし出した。

さらに突然の火事で残りの貯金や道具を失ったビリーは、やけになり列車強盗を
計画するが、それも惨めな結果に終った。ある鉱泉サナトリュームで何とか幕を
あけることが可能になった頃、リリー殺しの罪を引き受けて精神病院送りに
なっていたジョンがそのサナトリュームに来ていた。彼の口からアイリンらの
陰謀の全てを知ったリリーは、事実を明白にするためニューヨークヘ帰っていった。

リリーを失ったビリーの芸は精彩に欠け、一座のメンバーたちを心配させた。
そんなある夜、アビリーンの町でショーの幕を開いたビリーは演技者入場口で
衣裳をまとい艶然と微笑むリリーの姿を目にするのだった。(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2011-11-05 17:00 | 洋画=は行 | Trackback | Comments(0)