テイラー・オブ・パナマ The Tailor of Panama

●「テイラー・オブ・パナマ The Tailor of Panama」
2001 アメリカ Columbia Pictures,Merlin Films,109min.
監督・製作:ジョン・ブアマン 原作:ジョン・ル・カレ「パナマの仕立て屋」
出演:ピーアス・ブロスナン、ジェフリー・ラッシュ、ジェイミー・リー・カーティス他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
これも、本で読んだほうが面白い出来の映画だったな。話は奇想天外な展開で面白いのだが、
ピーアス・ブロスナンが真面目なのかふざけているのか判然とせず、イライラする。
結局、嘘をついていたとはいえ、仕立て屋のハリー(ジェフリー)が気の毒な印象。
真面目に妻を愛し、仲間を大切にしている人なのに、オズナードに振り回される運命。
オズナードは、さんざん引っ掻き回して終わりかよ!勝手だなあ、という感想。
映像にするとこうなんだろうけど、原作はもう少し違う出来に相違ない。

<ストーリー>
「原作はスパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレのベストセラー小説。
ル・カレ自らが脚本を執筆し、『脱出』『戦場の小さな天使たち』でアカデミー賞候補と
なったジョン・ブアマン監督が映画化。ニセ情報に英米の国家機構が躍らせれ、
パナマ攻撃に出動する事態に進展するまでのサスペンスをブラックなユーモアに
包みながら描いている。

些細なことが国際的事件に発展していくスパイ映画。
女性とギャンブルで身を崩した英国スパイ、アンディ(ピアース・ブロスナン)は、
上司にうとまれパナマへ飛ばされる。
彼の任務はこの国の政情を探ること。さっそく情報源になりそうなパナマ在住の
英国人をコンピュータから弾き出し、紳士服の仕立屋ハリー(ジェフリー・ラッシュ)を
選ぶ。彼は経歴詐欺と多額の借金を、パナマ運河委員会に勤める妻のルイーザ
(ジェイミー・リー・カーティス)に隠しており、アンディはそんなハリーの弱みに
つけこんで協力を要請。
しかし夢想家の一面を持っていたハリーは、運河の利権をめぐって各国の争奪戦が
起きているといい加減なことを口走ってしまい、無駄に騒ぎが大きくなりはじめる。
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あとに引けなくなったハリーからさらに詳細な情報を引き出そうとしたアンディは、
ルイーザが持ち帰った運河委員会の書類を盗み撮りするように命じる。
そしてアンディは、運河争奪戦の話に、ノリエガ将軍時代に反体制運動に参加していた
ハリーの友人ミッキー(ブレンダン・グリーソン)とその秘書マルタ(レオノラ・
ヴァレラ)が現在も愛国者の地下運動を組織しているという、ハリーが勝手に
作り上げたもう一つの話を結びつけ、アメリカ政府から金を掠め取る作戦を思いつく。
かくして事態は英米両国を巻き込み、パナマ攻撃に米軍が出動するという大事へと
発展していくのだった。」(goo映画)
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リタイアをもくろんでいた英国スパイ、アンディも、政府から引退の為の金を
くすねる算段をしていて、ハリーをうまく使って大金をせしめる計画だったのだ。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-11-09 23:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)