マネーボール Moneyball

●「マネーボール Moneyball」
2011 アメリカ Columbia Pictures,Scott Rudin Productions,133min.
監督:ベネット・ミラー 製作:ブラッド・ピット
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライトほか。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
本日もいい映画を観ることが出来た。実在の人物しかもまだ、その職にある人物を描くのは
相当に難しいことだろう。が、実際の映像も上手く取り入れ、飽きさせることなく観させた。
ブラッド・ピットがいい。もう50歳になんなんとするブラピが、大人の渋さを出せるようになって
来た。ちょっとしたしぐさの中に人生の懊悩を表現する上手さを獲得しているようだ。
それと、助手を演じたジョナ・ヒルがまた良かったなあ。
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この二人の演技を見ているだけで
気持ちいいし、ラストをどうするのかな、と思ったけど、いい感じでばっさり切ったと思う。
野球を知った人が見れば、大リーグを判った人が見れば更に面白いだろうが、野球を
まったく知らなくても楽しめる映画だ。
野球を通して人生を見つめるのだが、説教くさくなく、エンタテインメントとして成功している。
娘との交流は描かれるのだが、彼女が唄う歌(エンディングソングでもある)が象徴的であった。

しかし、嘘みたいな話が実際にあるのだなあ。アスレティックスが20連勝を果たしたのなら
日本でも相当大きなニュースになったと思うのだけれど、気がつかなかったな。
中継のテレビ画面にイチローが出てくるのも御愛嬌。
今は日本でも当たり前になった「マネーボール理論」、データを組み立てたのは助手の
ピーターで、これを信じて実行に移したのがGMのビリー・ビーンであるわけだ。
ビリーの背景には自分も大リーガーとして大成出来なかったところから来る計算や思いもあった。
大リーグのGMとは権限の強いものなのだな。巨人の清武騒動をみていると、ベースボールと
野球は別物だなあ、という思いを強くした。

<プロダクションノート&ストーリー>
「メジャーリーガーから球団経営者に転職した実在の人物、ビリー・ビーン。
彼は強豪球団の三分の一しか年棒が払えないという球団の弱点をカバーするため、
2002年に「マネーボール理論」を導入。これまでのやり方にしがみつこうとする抵抗勢力に
迎合する事なくチームの変革を成し遂げ、公式戦20連勝という記録を打ち立てた。
本作では、自分の信念を貫きチームを変革していくビリー・ビーンを、ブラッド・ピットが力強く
演じている。元野球選手たちが選手役で出演しているだけあって、試合シーンはリアリティ
たっぷり。普段は見られない球場の裏側が多く見られるのも、ファンにはたまらない。
監督を務めたのは、『カポーティ』のベネット・ミラー。
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メジャーリーグの弱小球団アスレチックスを、独自の“マネーボール理論”で強豪に作り
替えたビリー・ビーンの実話に基づくベストセラー書を映画化。
球界の常識を打ち破った型破りな男の奮闘を描く。主演は「ツリー・オブ・ライフ」のブラッド・ピット。
監督は「カポーティ」でアカデミー監督賞にノミネートされたベネット・ミラー。

メジャー経験のあるプロ野球選手から球団のフロントに転身するという珍しいキャリアを
持つビリー・ビーン(ブラッド・ピット)。風変わりで短気なその性格は、若くしてアスレチックスの
ゼネラルマネージャーになってからも変わらなかった。

自分のチームの試合も観なければ、腹が立つと人や物に当り散らすという、癖のある
マネジメントを強行。そんな変わりダネが経営するアスレチックスは弱かった。
しかも、貧乏球団のため、優秀で年俸の高い選手は雇えない。チームの低迷は永遠かと
思われ、ワールド・チャンピオンの夢はほど遠かった。

だが、野球経験はないものの、データ分析が得意なピーター・ブランド(ジョナ・ヒル)という
球界の異分子と出会ったことで、風向きが変わり始める。ビリーは後に“マネーボール理論”と
呼ばれる“低予算でいかに強いチームを作り上げるか”という独自の理論を実践。
だがそれは同時に、野球界の伝統を重んじる古株のスカウトマンだけでなく、選手や
アート・ハウ監督(フィリップ・シーモア・ホフマン)らの反発を生み、チーム状況が悪化。
それでも強引に独自のマネジメントを進めてゆく。その揺るぎない信念は、徐々にチームに
勝利をもたらし、誰も想像しなかった奇跡が……。球界はビリーの手腕を認め、周囲からの
信頼も次第に回復。そしてある日とんでもないオファーが飛び込んでくる。しかし、そこで重大な
ことに気づいたビリーは、意外な行動に出る……。」(goo映画)
この映画の情報はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-11-20 15:10 | 洋画=ま行 | Comments(0)