理由なき反抗 Rebel Without a Cause

●「理由なき反抗 Rebel Without a Cause」
1955 アメリカ Warnor Bors.Pictures,105min.
監督・原案:ニコラス・レイ 
出演:ジェームズ・ディーン、ナタリー・ウッド、サル・ミネオ、ジム・バッカスほか。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
こういう映画を今頃見てます。(爆)これで、「エデンの東」「ジャイアンツ」と、
ジェームズ・ディーンの代表作は全部(といっても3本)を観たことになります。
皆さん共通して思われるでしょうけど、行き場のない青春の煩悶や、この映画のように
持って行き所のない怒りに苦しむナイーブな青年を描くエヴァーグリーンな青春映画だ。

本作のJDは基本いいヤツなんです。しかし、人間的に成長しきれてない。冷蔵庫から
牛乳をビンのまま飲むシーンが象徴的だ。親や祖母の(彼らに代表される大人の)態度が
どうしても許せない。父親をがみがみいう母、そんな母の言いなりになる威厳のない
父、更に自分の人生に口を挟む祖母。いい子でいるように要求されるJDは、そんな
環境が我慢ならず、仲間といざこざを起こしている。ゆえに友達もおらず、一人で
ひねくれているのだ。17歳というにはいささか歳を感じる24歳のJDと27歳の
ナタリー・ウッドの高校生ではある。
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あちらの高校生は自分のクルマで学校へ行ってたんだな。そういえば「Back to the
Future」のビフもクルマ持ってたし、マーティもパート1で、日本製のピックアップを
買ってもらいデートに出かけたのだった。

閑話休題。夭逝したJDの存在が必要以上にこの映画をクローズアップしている部分は
あるだろうが、青春映画の根本はいつになっても変わらない、そんな魅力がこの映画
にはある。

<ストーリー>
「エデンの東」でアカデミー男優賞候補となったジェームズ・ディーンの遺作。
青少年の犯罪心理を追求したニコラス・レイの原作をスチュワート・スターンが脚色、
アーヴィング・シュルマンが潤色し、ニコラス・レイが監督した。
撮影は「快傑ダルド」のアーネスト・ホーラー、音楽は「エデンの東」のレナード・
ローゼンマン。

17歳の少年ジム(ジェームズ・ディーン)は泥酔のため、集団暴行事件の容疑者と
して警察に連行された。彼は、そこで夜間外出で保護を受けた少女ジュディ
(ナタリー・ウッド)や、仔犬を撃って注意されたプレイトウ少年(サル・ミネオ)
と知り合った。
3人は説諭の末帰宅を許された。ジムの一家は転居続きで、つい最近この街へ来た
ばかりだった。彼の父親は意志薄弱で、家庭は男まさりの母親が、きりまわしていた。
翌朝、新しい学校であるドウスン・ハイ・スクールへ登校の途中、ジムはジュディに
会ったが、彼女は不良学生のバズ(コリー・アレン)、ムーズ(ニック・アダムス)、
クランチ(F・マゾーラ)等と一緒であった。

その日の午後、学生たちはプラネタリウム館へ星の勉強に出掛けたが、不良仲間の
反感を買ったジムは彼等のボスのバズに喧嘩を売られた。2人はプラネタリウム館の
外でナイフを手に決闘したが守衛の仲裁を受け、その夜“チッキイ・ラン”と称する
度胸試しをやることになった。
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吹き曝しの高台でジムとバズは、それぞれボロ自動車を崖の端にフル・スピードで
走らせた。ジュディやバズの不良仲間が見守る中で、ジムは巧く崖際で車から
脱出したが、飛び出しそこねたバズは、そのまま谷底へ落ち込んだ。
呆然としたジムはプレイトウとジュディに助けられて帰宅し、警察へ届けようとしたが、
事なかれ主義の両親は許可しなかった。
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強いて警察に出向いたジムは少年保護係レイの不在を知り、釈然とせぬまま警察を出て、
秘かに空家でジュディと会った。ムーズとクランチはジムが警察に届けるのを恐れ、
プレイトウを脅してジムの住居を知った。プレイトウは怒りのあまり、父親の拳銃を
持ち出すと闇の中に駈け出していった。
空邸のジムとジュディは、跡を追ってきたプレイトウを1室に残し、激しい抱擁を重ねた。

数刻後、ジムを追い求めるムーズたちが空家をみつけ、プレイトウは発見された。
彼は家から持ち出した拳銃を追手に放ち、クランチを倒した。間もなく附近には大掛りな
警備網が張られジムやプレイトウの家族や、少年保護係のレイも駈けつけた。
ジムは近くのプラネタリウム館に駈け込んだプレイトウを制止しようとした。
半狂乱のプレイトウはジムに拳銃を向け、警官に射殺された。ジムの両親は死体に
寄りすがって泣き叫ぶ我が子を心から慰め、この悲劇にもお互いの理解によって、
ついに終止符が打たれた。」(goo映画)

goo映画は本作を遺作としているが、公開順に行けば「ジャイアンツ」が最後の
映画ではある。

プラネタリウムがあるのがロサンゼルスの夜景の名所、グリフィスパークにあるグリフィス
天文台。4月に夜景を見に行ったけど、この映画でこんなに大きくフィーチャーされて
いたのなら、あのナイフの喧嘩シーンを撮ったところとかちゃんと見てくればよかったな。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2011-11-30 23:10 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)