ミュージック・オブ・ハート Music of the Heart

●「ミュージック・オブ・ハート Music of the Heart」
1999 アメリカ Craven-Maddalena Films,Miramax Film 123min.
監督:ウェス・クレイヴン
出演:メリル・ストリープ、アンジェラ・バセット、グロリア・エステファン、エイダン・クィン他。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
「実話」「子ども」「音楽」・・と観る前から、感動のお膳立ては整っているが、それでも、
感動して、涙腺が緩む。メリル・ストリープは本作でオスカーにノミネートされたが、それも
頷ける好演だ。
「映画のような人生」「人生のような映画」。タイトルも「こころの音楽」とは大向こうを張った
ものだが、本作の主張がそうだから、まあ仕方がないか。
脚本も上手く出来ていて、ぐれそうになる男の子二人も、結局は音楽のチカラ?で
立派に育ち、一人はチェリスト、次男は医学に進んだ。そうした彼女を取り巻く人々に
前夫を除いて悪人は一人として登場せず、そうした人々との心の触れ合いがまた
感動を呼ぶ。最初のクラスの成功から10年飛ばしたのもいいテンポであり、また
最初の生徒たちが大学生になっていて成長してもバイオリンを続けている姿が
感動を呼ぶんだな。
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ハーレムの小学校でヴァイオリンの課外講座を持つことになる女性の奮闘記なのだが、
ヴァイオリンを白人の音楽だから、と言って子どもから楽器を取り上げる若い母親との
和解、息子二人とのやりとり、校長とのやりとり、高校の頃から心を寄せていたけど
結婚はしない主義で彼女を応援するエイダン・クィンとのやりとり、高名なヴァイオリニスト
を夫にもつ雑誌記者との交流、などなど、ストーリーを構成するサイドストーリーも
気持ちよいものが並ぶ。 女の子の生徒のおばあちゃんが暴漢に銃で殺される、なんて
エピソードも添えられる。ちょっとイイ人が並び過ぎたきらいもあるが・・・。
最後にはアイザック・スターンさえ出て来ちゃうんだから。(本人)

カタルシスありありの感動作ではあるが、本年私が見た映画の中の「感動」部門では
ベスト5に入る作品。泣けました。だって、音楽で生き生きと光っている人の顔は、
感動しないわけには行かないでしょう。いい映画でした!

<ストーリー>
「93年にカーネギーホールで行われたロベルタ先生と50人の子供達、有名ヴァイオリニスト達の
セッションは大きな感動を人々に与えた。そして、ロベルタ先生の活動を記録した映画
”スモール・ワンダース”が96年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされ、これを観た
大手映画会社の社長と、ウェス・クレイヴン監督が映画権を獲得し、本作が完成した。

海軍の夫に逃げられ意気消沈のロベルタ(メリル・ストリープ)は赴任先<ギリシア>で購入した
大量の(50丁)ヴァイオリンとともに実家へ戻る。偶然里帰りをしていた同級生ブライアン
(エイダン・クイン)の口添えで、ヴァイオリンを教える臨時教員の職にありついた。

場所はイーストハーレムの小学校。ブライアンの支えもありロベルタは複雑な家庭環境に
置かれた子供たちの指導に打ち込む。彼らはみるみる上達し、父兄を前に開いた演奏会も
大盛況。だが実生活では息子が彼女の離婚以来荒れており、結婚観の食い違うブライアン
とも別れた。

それから10年。3校に150人の生徒を擁し、受講者を抽選で決めなければならないほどの
人気クラスになった。そこへ突然、市の予算削減のためクラス閉鎖を知らされる。
クラスを続けるための資金を得るため、救済コンサートを開くことになった。
友人の夫がヴァイオリニストだったことも手伝って、一流のヴァイオリニストが趣旨に賛同。
だがコンサート会場がトラブルのため使用不能になり、開催が危ぶまれる。
事情を知ったヴァイオリニストの配慮で会場がカーネギーホールに決定。
大勢の観客が見守る中、ロベルタと50人の子供たちはクラシックの殿堂でプロとの共演を
果たすのだった。」(goo映画)
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バッハのメヌエットが弾けるまで練習したメリル・ストリープの根性は大したもの。ラストの
カーネギー・ホールでの超有名バイオリニスト(フィドラー)たちとの共演も画になっていた。

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2011-12-03 23:10 | 洋画=ま行 | Comments(0)