2012年 01月 30日
アメリア 永遠の翼 Amelia
2009 アメリカ Fox Searchlight Pictures,Avalon Pictures,112min.
監督:ミラー・ナーイル
出演:ヒラリー・スワンク、リチャード・ギア、ユアン・マクレガー他
<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想>
映画館で見たかったが、良く行くシネコンでは上映されなかったのでWOWOWで
鑑賞。一流どころの俳優が出ていて、有名なアメリア・イアハーハートの
冒険譚ということなので、もう少し評判になるか、と思ったけど、そうでも
無かったね。観て、判ったのは、彼女の冒険と愛をなぞった作品だったが
掘り下げが、もう少し欲しかったと感じた。史実に忠実だし、ヒラリーは
アメリアにそっくりだし、ユアン・マクレガーとの恋愛も描かれてはいるが、
なんか、通り一遍の感じがするんだなあ。引っ掛かりがないというか。
冒険譚なのに淡々としすぎたからかな。
リンドバーグが大西洋単独横断をしてから間もないのに、女性が同じことを
やり、南太平洋横断やらいろんな記録を打ち立てた、その人生には拍手だし、
大空を翔る夢に準じた人生も満足だったろう。
しかし、飛行機は今よりもお金がかかるし、アメリアの意思が素晴らしいとは
いえ、ジョージというパトロンと戦略家を伴侶にしていたから出来たのかも
しれない。
因みに彼女の名前は「ナイト・ミュージアム2」ででエイミー・アダムスが
演じたあの女性飛行士として始めて知り、興味を覚えたところでこの映画が
出てきたのだった。ゆえに興味津々で観たのだが・・・。惜しい。
ところで南太平洋に墜落したと言われているアメリアだが、当時の日本海軍も
捜索に加わっているんですね。行方不明の原因は未だに謎のままです・・・。
飛行機好きにはいいかもしれない。
<ストーリー>
「大恐慌によって米国全体が疲弊していた時代、夢と希望という最大のカンフル
剤で人々を元気づけた女性パイロットの第一人者アメリア・イヤハートの半生を
描いた本作。ガッツのあるヒロインをやらせれば右に出る者なしのオスカー女優
ヒラリー・スワンクが主演だけでなく、自ら製作総指揮も買って出るほど惚れ込
んで完成させた力作である。
自由を愛する妻を待ち続ける献身的な夫役にリチャード・ギア、不倫相手の
パイロット役にとびきりハンサムなユアン・マクレガーら豪華キャストを揃え、
アメリアが最も愛したエレクトラ機を復活させ、メガホンをとったのは
『モンスーン・ウエディング』『その名にちなんで』のミーラー・ナーイル。
1928年、アメリカ全土が勇気ある1人の女性に熱狂していた。
アメリア・イヤハート(ヒラリー・スワンク)。世界で初めて大西洋を横断した
女性だ。その姿を一目見たいという人々の願いに応えて、彼女は講演会やCM
出演に駆け回る日々を送っていた。
広報担当を引き受けたジョージ・パットナム(リチャード・ギア)の提案で、
初の著書も出版。アメリアの夢に魅せられたジョージは、やがて彼女自身にも
心を奪われ、2人は恋に落ちる。
とはいえ、空を飛ぶことに人生を捧げたアメリアは、結婚は自らを縛るものと
しか考えていなかった。だが、ジョージが愛しているのは、空への夢を追う
自分であると知ったアメリアは、彼のプロポーズを受ける。
やがて、自ら操縦桿を握る大西洋単独横断にも成功するアメリア。その名声は
海を越え、今や全世界が彼女の発言、行動、私生活にまで注目していた。
その後も数々の新記録を打ち立て、ついにアメリアは世界一周飛行を決意する。
最も危険な旅の途上、孤独に死の恐怖と戦っていたアメリアは、どんな時も
支えてくれるジョージの深い愛を改めて知り、これを最後のフライトにすると
約束するのだが……。」(goo映画)
人生のラストフライト・・・
この映画の詳細はこちらまで。
女性として初めての大西洋単独横断飛行に成功したアメリヤ・イヤハートの半生を綴った伝記映画だ。女性の地位向上にも熱心だったアメリアを象徴するかのようにその役を演じたのは、オスカーを2度受賞しているヒラリー・スワンク。その夫で公私共に彼女を支えたジョージ役をリチャード・ギアが演じている。監督は『モンスーン・ウェディング』のミーラー・ナーイル。 ... more