タイムライン Timeline

●「タイムライン Timeline」
2003 アメリカ Paramount Pictures,Mutual Film,Cobalt Media Group,116min.
監督:リチャード・ドナー 原作:マイケル・クライトン『タイムライン』
出演:ポール・ウォーカー、フランシス・オコナー、ジェラルド・バトラー、ビリー・コノリー他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
日米共に評価が低い作品だが、私は普通に面白く観た。ただ、タイムパラドクスの
矛盾とか、ちんけなタイムマシンとか、いろいろと突っ込みたくなる点はあるけど、
百年戦争に絡んだロマンをタイムスリップという仕掛けの中で描いたわけだが、
娯楽作としてはまあまあ、という感じで鑑賞した。

マイケル・クライトンの原作の方がはるかに面白いに違いないと思わせる
残念な演出や構成が目に付く。ITCとかいう組織もよく判らんし、
起こる自称に対応するアクションがどうもご都合主義的にまとめられてしまう
ので、残念だ。もう少し丁寧な作りこみをすれば、評価も高まったろうに。

タイムパラドクスの中ではやってはいけない点が大きなポイントになっているが
原作でもこれについてはなんら説明がなされていないのだろうか。
まあ、良くあるタイムスリップものだと肩の力を抜いて見ていただいたらいいかと。

出てくる俳優さん、殆ど見たことがない。そのあたりもインパクトに欠けたかな。

<ストーリー>
『ジュラシック・パーク』を始め、多くの著作が映画化されている大作家、
マイケル・クライトン。彼の最高傑作とも言われる同名小説を映画化した
のが、本作『タイムライン』だ。
その名の通りタイム・トリップを扱ったSFだが、クライトンの十八番で
ある先端テクノロジーの描写に、それと鮮やかな対比をなす中世ヨーロッパの
世界観をミックスしているところがユニーク。

『ジュラシック・パーク』『ライジング・サン』のベストセラー作家マイケル・
クライトンの、全米で150万部を売り上げたメガヒット小説を映像化。
最先端のハイテク理論と血湧き肉躍るスペクタクルを融合した、
SFエンターテインメント。
監督は、「リーサル・ウェポン」シリーズの名匠リチャード・ドナー。
「ワイルド・スピード」の新人ポール・ウォーカーが主人公を演じる。

ニューメキシコ。荒野のただ中で発見された瀕死の男は、担ぎ込まれたERで
息絶える。検視を行った医師たちは、信じがたい現象を目の当たりにする。
男の体内は、臓器、血管、骨格など、あらゆる組織が断層のようにずれ、
欠損していた。その様は、あたかも複写に失敗し、歪みを生じたコピーの
ようだった。男の正体は、巨大ハイテク企業ITCに所属する物理学者。

実は男を死に至らしめたのは、“転送エラー”だった……。同じ頃、
フランス南西部。とある修道院の発掘現場でも、信じがたい現象が起こって
いた。14世紀の地層から、現代の製品としか思えない眼鏡のレンズが発見
されたのだ。一緒に発見されたメモには、<HELP ME>と書かれていた。
その筆跡は、発掘に携わっていた歴史学者、エドワード・ジョンストン教授
(ビリー・コノリー)のもの。

教授は発掘プロジェクトのスポンサーを訪ねるべく現場を離れて以来、
消息を絶っていた。2つの事件は、思いもよらない形で結びつく。
発掘チームのスポンサーであり、ITCの社長、ロバート・ドニガーに
呼び出されたメンバーは、驚愕の事実を知らされる。

教授はITCが極秘裏に開発した量子コンピューターの技術で14世紀
フランスに送り出されたが、現地で消息を絶ってしまったのだ。
メンバーの一員で、ジョンストン教授の息子クリス(ポール・ウォーカー)は
父親の行方を追うことを決意する。
クリスと助教授のマレク、紅一点のケイト、仏語が堪能なフランソワ、
そして案内役を務めるドニガーの側近ゴードンたちは、中世の衣装に
身を包み、転送装置に立った。

やがて、目もくらむばかりの閃光と轟音のなか、彼らの姿はこの世界から
消滅する。そして1357年、100年戦争の真っ只中にあるフランス。
オリバー卿率いるイギリス軍と、オルノー卿率いるフランス軍は、
日々激しい戦闘を繰り広げていた。未来から降り立ったクリスたちに、
騎馬隊が襲いかかってきた。しかも、投げた手榴弾が誤作動し、なんと
転送装置が破壊されてしまい……。」(goo映画)

手投げ弾のくだりは、送り込まれたうちの一人が付いて早々イギリス軍に
襲われ弓矢で傷ついたのだが、彼はそこから脱出するために、手投げ弾を
投げようとした。その瞬間、現代に回収されてしまった。ために、
手投げ弾は、現代の研究室で破裂してしまい、彼も絶命た、と言うわけ。

イギリス軍に捕らえられたフランス軍の象徴、レディ・クレアと恋仲に
なってしまったマレクは、この時代に残ることに決める。
その結果、この戦争から帰ったクリスらが発掘した戦士とその妻の墓に
は、その後過去で生きたマレクからのメッセージが刻まれていたのだ。
しかし、現代から過去に行って帰ってこなかった場合、あるいは過去で
殺された場合、理論としては「今」の世界に影響を与えないはずはない
のであって、エンディングは美しくカッコいいが、なんかすっきりせずに
観終わったのだった。一番かわいそうなのは通訳代わりに連れて行かれ
イギリス軍に殺されたフランソワだな。

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by jazzyoba0083 | 2012-03-12 22:50 | 洋画=た行 | Comments(0)