ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女 The Girl with the Dragon Tatoo

●「ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女 The Girl with the Dragon Tatoo」
2009 スゥエーデン、デンマーク、ドイツ.Yellow Bird Films,ZDF Enterprises,153min.
監督:ニールス・アルデン・オプレブ 原作:スティーグ・ラーソン
出演:ミカエル・ニクヴィスト、ノオミ・ラパス、スヴェン=ベルティル・タウベ他
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
フィンチャー版ハリウッドリメイクのほうを最初に見てしまったので、
評価が正当でないかもしれないが、私としては、両方面白かったけど
フィンチャー版の方が肉厚(5分の時間の長さはそこら辺にありそう)に
感じた。ストーリーは同じだし、映像に表現されるシークエンスも
ほぼ同じだが、ミレニアム版は、素朴な面白さ、感性があり、
フィンチャー版は、いかにもハリウッドリメイク、といういい意味での
グレード感があるし、リスベットとバイクの関係、ミカエルを寸での
ところで助けるときにリスベットの使うゴルフクラブの由来など、
またエンディングのまとめ方、それに多くの方が指摘しているように、
ラストシーンはフィンチャー版の方が上手かったと思う。
全体の印象として映像の作りこみ方、カットの割り方、画角や
アングルの撮りかた、(編集ということかな)もフィンチャー版の
方に厚みと迫力を感じた。

ミカエルがダニエル・クレイグみたいな高名な俳優でなかった点はあまり
気にならず、作品の出来を毀損するものではない。むしろ冴えない
雑誌ライターとの対比ではリスベットの特異な存在が目だっていたかも
しれない。またリスベットは双方の作品にそれぞれのよさがあると思った。
双方長い映画だが、どちらも一流のミステリーに仕上がっていると
いえよう。どちらが好きか、と言われると、先に見た印象が強いのかも
しれないが、フィンチャーン版の方かなあ。
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<ストーリー>
「世の中には女を殴る男がいる。吐き気がするほど醜い女性憎悪と
性的虐待に走る彼らを相手に、まるで必殺仕置人のごとく的確に
復讐を果たしつつ、事件の真相に迫ってゆくヒロイン像が際立つ。

身長150cmの小柄な身体を鼻ピアスと全身タトゥーで武装する
リスベットの気になる過去は次作以降のお楽しみだ。
何しろ本作は、全世界で2100万部突破という金字塔を打ち立てた
スウェーデン発の傑作ミステリー「ミレニアム」3部作の映画化第1弾である。
出版直前に急死した原作者スティーグ・ラーソンがジャーナリストだった
だけに、謎解きの面白さだけでなく、社会派小説の硬派な味わいも楽しめ、
続く2作の公開が今から待ち遠しい。

全世界で2100万部を突破し、話題を呼んだベストセラーミステリー小説の
映画化。本作は3部作の第1部に当たる。
40年前に孤島で起きた少女失踪事件の謎に、ジャーナリストと背中に
ドラゴンのタトゥーを入れた女が挑む。出演は「歓びを歌にのせて」の
マイケル・ニクヴィスト、”Daisy Diamond”のノオミ・ラパス。

月刊誌“ミレニアム”の発行責任者、ミカエル・ブルムクヴィスト
(マイケル・ニグヴィスト)は、名誉毀損の裁判で敗訴し、“ミレニアム”
から離れることになる。そんな彼の身辺を調査する謎の女。
天才的なハッカー技術を駆使し、あらゆる個人情報を収集、黒の革ジャンに
鋲打ちのベルト、鼻ピアスというルックスの彼女の正体は、警備会社の
調査員リスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)。

やがて、ミカエルのもとに一本の電話がかかってくる。それは、
リスベットに調査を依頼していた大企業ヴァンゲルグループの元会長
ヘンリック・ヴァンゲルからの面会の申し込みだった。
突然のことに戸惑いながらもスウェーデン北部のヘーデビー島を訪れる
ミカエル。

ヘンリックは彼に姪ハリエットの写真を差し出し、事情を説明する。
1966年9月22日、ヴァンゲル一族の家族会議の日、“会って話が
したい”とヘンリックに告げていたハリエットが忽然と姿を消した。
捜索の結果、彼女は何者かに殺され、遺体は遺棄されたという結論に。

だが、ハリエットがヘンリックの誕生日にプレゼントしていた押し花が、
今でも毎年贈られてくるという。自分が生きているうちに真相を
知りたいと願うヘンリックは、ミカエルに真相究明を依頼するのだった。

調査を開始したミカエルの前に、次々と明らかになるヴァンゲル一族の
隠された過去。ハリエットの父は、ナチに加担していたヘンリックの弟。
両親の酒浸りが問題になったことで、ハリエットはヘンリックのもとに
引き取られていた。その後、ハリエットの父は海岸で溺死する。
そして、ミカエルはハリエットの残した日記帳から、謎の電話番号を
発見。一方、リスベットもミカエルのPCをハッキングし、その電話番号に
辿り着く。その数字から衝撃の事実を導き出したリスベットは、
謎を解くヒントをミカエルにメールで送信するが……。」(goo映画)

この映画の詳細はこちらまで。

また、私のフィンチャー版「ドラゴンタトゥーの女」の鑑賞記録は
こちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-03-22 23:30 | 洋画=ま行 | Comments(0)