桜田門外の変 

●「桜田門外ノ変」
2010 日本 東映 「桜田門外ノ変」製作委員会  137分
監督:佐藤純彌   原作:吉村昭「桜田門外ノ変」
出演:大沢たかお、長谷川京子、柄本明、生瀬勝久、渡辺裕之、加藤清史郎、
   北大路欣也、伊武雅刀、西村雅彦、榎本孝明、池内博之、田中要次ほか
e0040938_2125306.jpg

<評価:★★★★★☆☆☆☆☆>
<感想>
ラストの現代の桜田門から国会議事堂へのパーンは何を言いたかったのか?
ことほど左様に、原作ありとはいいながら、やたら長い歴史ドキュメントを
見ているようであった。ナレーションが進行を担当しているのも、今の映画
っぽくないな。史実を理解させたいということなんだろうけど、更に
時間軸が行ったり来たりするので、基本知識を持ってない人は判りづらい
映画だったと思う。
事件である「桜田門外の変」を映画の最初の方に持ってきて山を作りたかった
気持ちは判らんわけではないが、幕末の幕府~水戸藩~朝廷~薩長土肥、
宇和島などの諸藩の動き~列強の要求~井伊直弼の立場や紀州家、尾張家、
幕閣の思惑など、てんこ盛りの内容が、過去行ったり来たり。いっそ時系列的に
見せたほうが判りやすかったのではないか。
e0040938_21261393.jpg

e0040938_21263524.jpg

見せ所がほしければ、まず事変だけを描いておいて、過去から一気に描いた
方が見やすかった。血飛沫だけは、さすがに東映映画ではありますが。
せっかく、関という水戸藩士(大沢)を縦軸に進行させているのだから
勿体ない。見終わった後に、最低の感情は残したいのだが、関の無念しか
伝わらなかった。史実を描くことに汲々としてしまい、長い上映時間を掛けて
豪華配役の壮大な幕末シーンを描いた割りに残るものの少ない作品となって
しまった。この手の大テーマの映画を作るときの難しさ、ではある。

<ストーリー>
「茨城県の地域振興と郷土愛の醸成を目的に、市民が主体となって企画し、
映画化が実現した時代劇。吉村昭の同名小説を基に、歴史の大きな転換点と
なった大老・井伊直弼襲撃事件へと至る経過とその後の顛末を、襲撃者側で
ある水戸藩士たちの視点から丁寧に描き出していく。

 嘉永6年(1853年)、浦賀沖にペリーの黒船が来航、開国の圧力は
いよいよ抑えがたくなっていく。そんな中、井伊直弼をはじめとする南紀派と、
水戸藩主・徳川斉昭を筆頭とする一橋派の対立が激化。

やがて、大老に就任した井伊は、尊皇攘夷を唱える斉昭らの意見を顧みる
ことなく、独断で開国を進め、あげくは尊王攘夷派の大量粛清に乗り出す。
もはや井伊の暴挙を止める手立ては暗殺以外にないと、水戸藩では
関鉄之介をはじめとする17名の藩士に薩摩藩士・有村次左衛門を加えた
襲撃実行部隊が組織される。こうして天下国家のため、幕政の是正を期して
立ち上がった関鉄之介たちだったが…。」(allcinema)
e0040938_2128238.jpg

この映画の詳細はこちらまで。
by jazzyoba0083 | 2012-04-06 23:15 | 邦画・新作 | Comments(0)