狂っちゃいないぜ Pushing Tin

●「狂っちゃいないぜ Pushing Tin」
1999 アメリカ Fox 2000 Pictures,Regency Enteprises,and others.124min.
監督:マイク・ニューウェル
出演:ジョン・キューザック、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット
   アンジェリーナ・ジョリー、ジェイク・ウェバー他
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想+ストーリー>
ジャン・ギャバンでも出てきそうなフランス映画のようなタイトルが
ややこしいが、アメリカの現代劇である。オープニングが中々
しゃれているのだが、9,11以前なのでWTCがしっかり映っている。
それとエンディングあたりでは、今なら絶対にそういう成り行きには
ならない、というシーンがある。

中々なキャスティング、航空管制官という面白げな舞台設定。期待してみたが、
案外な内容だった。2時間以上も時間を掛けて、表現するところが弱い。
舞台はNYの国際、国内の3つの空港の航空機をコントロールする管制室。
そこの人間模様を描く。緊張する職場ではあるが、服装も自由でラフだし、
あんな雑駁な感じで業務に当たっているんだなあ、とちょっとびっくり。

それと、縦軸が自他共にナンバーワン管制官と任じるゾーンことニック
(キューザック)と、流れ者のように空港を転々として、NYコントロール
にやってきた、ラッセル(ソーントン)管制官との確執。
これにそれぞれの女性関係が絡む。ニックの妻がブランシェット、
ラッセルの若い妻がアンジーである。ニックがアンジーと浮気してしまうが
根が真面目なニックは、ラッセルに謝ってしまう。しかしラッセルは
余裕で彼を許す。だが、ラッセルはニックの妻を寝取って見せると嘯く。
ニックの妻にも彼の浮気が知れるところとなり、激怒した妻は家を
出て行ってしまう。

そんな浮気のやり取りの中で、管制ビルに爆弾が仕掛けられたという
電話が入り、ニックとラッセルは爆発期限のギリギリまで飛行機を
コントロールする仕事から離れないのだが、結局最後まで残ったのは
ラッセルであった。ラッセルはこの後アンジーと共に姿を消してしまう。
そしてニックは精神的に参ってしまい、管制の仕事から離れる。

そしてニックの復帰の日やってきた。彼の妻も、彼と別れきれず
再びNYに向かう飛行機に乗っていた。この機を誘導するのが
ニック。彼はどんなに妻を愛しているかを管制無線を使って熱く
語る。語る相手は、操縦席に入ってきた妻であった。(これが
今なら絶対にありえない)ラブソングまで歌うニックを
妻は許すのであった。そして、ニックの管制官としての仕事もまた
元へと戻っていったのだった。
ちょっとストーリーを忘れかけているので違っているところがあったら
ごめんなさい。
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1日7000機もの航空機をさばく管制官たちは、ストレスフルで実際に
ブレイクダウンして休んでいる仲間もいる。自分の担当する空域で
超難解なパズルを解くような難しい仕事を毎日している彼らなれば、
その舞台や仕事をもっと生かしたストーリーが出来たと思う。
勿体ない感じ。仕事の内容よりも、ニックとラッセルの対決が
メインになってしまい、せっかくの舞台設定が残念なことになって
いると感じた。若いアンジーは危険な匂いプンプン、ブランシェットは
この頃からいいですね。
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by jazzyoba0083 | 2012-04-16 23:30 | 洋画=か行 | Trackback | Comments(0)