月のひつじ The Dish

●「月のひつじ The Dish」
2000 オーストラリア Working Dog,Distant Horizon,101min.
監督:ロブ・シッチ
出演:サム・ニール、ケヴィン・ハリントン、トム・ロング、パトリック・ウォーバートン他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
1969年7月21日、アポロ11号の月面着陸、リアルタイムでテレビに齧り付いていた。
世界がひとつになって希望を見つめる、という事象は最近は無くなったのではないか。
(一部のスポーツは除いて)そう言う意味では、幸せな時代だったんだな。
人類が無邪気な夢を見ていた頃だ。月に何しにいく、のじゃなくて月に行くことに意義が
あったのだ。

そんなアポロ11号の月面着陸の成功を影で支えた男たちの活躍をユーモラスにまた
感動的に描く。事実に基づくのでセミドキュメントのような体裁だが、個人的に
知らなかったことなので、大変興味深く見た。69年の科学技術で良く月に行けたなと
今更ながらに感心する。アポロ11号からの南半球部分を引き受けることになった
オーストラリアのピークスにある巨大パラボラアンテナ、通称ディッシュ(皿)。
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NASAから派遣されてきた男とオージーたちが協力し、アポロ11号とヒューストンを
結ぶ。しかし、停電があって、データが吹っ飛んでしまい、手動でアポロを見つけたり、
その間に、大使が見学に来たり、ハイライトの着陸テレビ中継の時にありえない
強風に晒され、アンテナの崩壊の危険を冒して中継を成し遂げたり、ハラハラの
シーンも用意され、飽きることなく(実写映像も入っているし)楽しむことが出来た。

まあ、人間を描く側面では物足りないことは否めないが、中でも町長が良かったね。
引っ込み思案の研究者と差し入れをしてくれる女の子のデートの約束を取り付ける
くだりも、スパイスだった。

月面着陸は世界で当時6億人が見たというが、この映画で再び当時の興奮を体験
すると、このイベントが物凄いものだったことが改めて認識できた。だからこそ
男たちは、失敗できなかったのだ。人類は、それ以来、大きな夢を見てきただろうか。
そんな気分になった101分だった。ほのぼのと、楽しませてもらった。

<ストーリー>
「アポロ11号による人類初の月面着陸の模様は、世界中に生中継され、およそ6億人が
その瞬間に立ち会った。
この歴史的中継はオーストラリアの片田舎に建てられた巨大パラボラアンテナによって
実現した。このかつてない巨大プロジェクトを町を上げて支えた人々の実話に基づく
感動の物語。
 
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 ケネディ大統領の演説で始まった月着陸有人飛行計画(アポロ計画)は、
1969年7月、いよいよ最初の月面着陸へ向けてアポロ11号が発射された。
当初、NASAではこの世紀の瞬間を世界中に生中継するため、カリフォルニア州
ゴールドストーンにある設備を利用して月からの映像を捉えようとしていた。
しかし、打ち上げのスケジュールが遅れたためにアメリカで電波をキャッチすることが
出来なくなってしまった。結果、地球の反対側、オーストラリアの田舎町パークスに
そびえ立つ巨大なパラボラアンテナが理想的な位置となる。
かくして、この一大イベントの成否が“羊しかいない”小さな町に託されたのだった。」
(allcinema)

邦題「月のひつじ」、苦労して付けたのだろうけど、よく解らないね。原題のままでも
良かったかもしれない。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2012-05-03 16:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)