幸せの教室 Larry Crowne

●「幸せの教室 Larry Crowne」
2011 アメリカ Universal Pictures,Vendome Pictures,Playtone,.98min.
監督・製作・脚本:トム・ハンクス
出演:トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、ブライアン・クランストン他
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<評価:★★★★★★★☆☆>
<感想>
名優トム・ハンクスが、自らプロデューサーを努め、脚本(共同)を書き、
主演までやってしまった、掌編。共演に選んだのはジュリア・ロバーツ。
大作出演を続けてきた、トムだが、自分では、こういう何気ない日常を
描いた作品を作りたかった、演じたかったのだろう。これまでのトムは
こういう作品に出るんだな、という既成概念を持っている人には、なんで
こんなこじんまりとした作品を作ったり出たりしたんだろう、と思うだろう。
それはジュリア・ロバーツについても言えることだ。

でも、トム・ハンクスという映画人は、大作だけが自分のやりたい映画
だろうか、と考えていたに違いない。日常の中にある人生や男女のことを
気軽に手軽にセンス良く描いてみたい、という欲求があったのに違いない。
そういう意味で言えば、趣味のいい、トムらしい作品になったといえよう。
トムの欲求がすべて高いレベルで実現しているか、といえば、満点では
ないわけだが。

それとない日常を描いているので、インパクトからすれば弱いし、評価も
辛めではある。しかし日本円で約24億掛けた制作費はすでに倍の回収を
果たしている。アメリカ人にとってこういう趣味の映画は好みなのではないか。
勿論、共演の2大俳優への期待もあろう。

一人の悪人も、警察も、発砲も、死人もない、構えないで楽しむにはいい
映画だと個人的には感じた。勿論食い足らない、と感じる人も多かろう。
そういうタイプの映画であることは理解できる。

<プロダクションノート&ストーリー>
「『フォレスト・ガンプ/一期一会』『ダ・ヴィンチ・コード』の
トム・ハンクスが製作・脚本・監督を務めた本作。
不景気な現代に、仕事を解雇されながらも前向きに挑戦を続け、新たな経験をして
人生を切り拓いていく中年男性の姿を描く。
主人公のラリー・クラウンは、短期大学で新たな友人を得て、セルフ・
プロデュースの術を知り、自分の才能を再発見していく。彼に影響を与える
二人の女性は、ググ・バサ=ロー演じる自由な女子大生・タリアと、
ジュリア・ロバーツ演じるスピーチ講師・メルセデス。この二人に刺激され、
ラリーは新たな幸せを手にしていくのだ。何かと世知辛い現代、ラリーの姿に
刺激され、人生を変えたいと思う男性も多いかも。
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大卒ではないという理由で、長年勤めていたスーパーをリストラされてしまった
ラリー・クラウン(トム・ハンクス)。再就職のアテもなく落ち込んでいたが、
心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと、短期大学に入学する。

そこで出会ったのは、スピーチの授業を担当する教師メルセデス・テイノー
(ジュリア・ロバーツ)。いつも仏頂面で、酒に酔って暴言を吐くメルセデスは、
結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱も、日々の喜びさえも
見失っていた。
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初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会うことで世界を広げ、
かつてない充実した日々を送り始めるラリー。メルセデスは、そんなラリーとの
出会いを通して、再び自分と向き合い始める。果たして2人はこの教室で、
幸せな未来を見つけることが出来るのか……? 」(goo映画)
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大手スーパーをリストラされたラリーは、離婚して一人身である身軽さもあり、
クルマをスクーターに代え、家を売り家財を売ってアパート生活に。
一人の学生として出直すところに悲壮感はまるで無い。これ、ちょっと現実味が
無さすぎかもしれない。ものすごいポジティブシンキングな男なんだろう。
それはキャンパスでの若い学生とのふれあいや、もちろんメルセデス先生との
恋愛過程でも発揮される。その分、観ている方は暗い気分にならず、むしろ
そのポジティブさに「元気」を貰うことができるのだろうけど。
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映画は、2年目の課程に入るところで終わるのであるが、果たしてラリーは
新しい職業を見つけられるのだろうか? メルセデス先生という恋人は
ゲット出来たけど。あの歳で再就職は相当厳しいと思うよ。短大卒ではね。
ただ、ラスト、ピザを取ったら、配達してきたのが、自分を首にした
スーパーの上司だったのには笑ったけど。つまり大卒でも首は切られると
いうことだ。

この映画の詳細はこちらまで。
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Commented by 思考をマスターする★吉田ケイ at 2012-05-22 08:54 x
トムハンクスとジュリアロバーツ…絶対見なきゃの映画ですね。
Commented by jazzyoba0083 at 2012-05-22 20:52
吉田ケイさん、こんにちは!コメントありがとうございます。私はトムの映画はほとんど見ていますが、目の離せない大好きな役者さんです。大作もいいですが、こういうのもいいですねえ。
by jazzyoba0083 | 2012-05-13 12:40 | 洋画=さ行 | Trackback | Comments(2)