2012年 05月 30日
ボディ・クライム 誘惑する女 A Crime
2006 アメリカ・フランス ARP Selection,Alice Productions,.103min.<日本未公開>
監督:マニュエル・プラダル
出演:ハーヴェイ・カイテル、エマニュエル・ベアール、ノーマン・リーダス他
<評価:★★★★☆☆☆☆☆☆>
<感想とストーリー>
ひさびさに観たダメダメ映画。当然、日本未公開。WOWOWの録画を見たのだが、
思わず早送りボタンに指が行ってしまった。時間がもったいなかった。
(じゃあ、見るなよ、ということなんだけど、ガイドに釣られて見始めちゃった)
ご都合主義の映画もこれに極まった、とでも言うべき、ダメな脚本、どうみても
同情を買いづらいエマニュエルの顔。突っ込みどころも満載で・・・。ああ(-_-;)
妻をタクシー運転手に殺された電気設備作業員ヴィンセントが、3年後、ドッグレースに
参加する犬を飼いながら、犯人の運転手を探している。
向いに住む更生中の女アリス(エマニュエル)。ヴィンセントが腑抜け状態であるが
好きで、彼のために、だれぞタクシー運転手を犯人に仕立て、ヴィンセントに
復習させてやろうと計画。たまたま乗ったタクシーの運転手ロジャー(ハーヴェイ)に
媚を売って迫り、体を張って関係を持ち、安心させて、彼のタクシーに、ヴィンセントが
目撃した、というボディの傷ついたタクシーを用意し、赤いジャンパーをプレゼントし
大きい指輪もプレゼントし、その格好でヴィンセントに出合わせる。
復讐の相手を見つけた、と勘違いしたヴィンセントは、ロジャーのタクシーに乗り
彼を確認し、中国人を雇って、半殺しにしておき、タクシーのトランクに押し込み、
ハドソン川(?)に落とす。
これですっきりとしたヴィンセントは、アリスと同棲する。しかし、(予想通り)
ロジャーは生きていて、アリスの目の前に現れる。しかし、ロジャーは、憎むどころか
アリスを愛しきってしまっていた。
ロジャーは、俺と街を出ようと誘う。ヴィンセントに嘘を付き、誤った殺人をさせて
しまったことに後ろめたさを持っていたアリスは、ロジャーと街を出るが、止まった
とことで、クルマのグローブボックスに、自分があげたものとは違う、大きな指輪が
出てきた。なんとなんと、でっち上げたロジャーこそ真犯人だった(わっはっはは・・(;´Д`))
のだ。アリスは、ロジャーの胸に鉄棒を突き刺し殺してしまう。
そしてヴィンセントと二人で安心して?暮らしていくのでした・・・。トホホ。
突っ込みどころその1、車同士のすれ違いでヴィンセントが目撃したタクシーの運転手が
大きな指輪をして、ドアに傷があり、赤い服を着ていた、なんて一瞬で見切れるはずがない。
その2、タクシーがドアの大きな傷を3年も放置するわけがない。放置しても錆びてるだろ。
その3、トランクの中でロジャーは4分間息を止めた、という。そんなことできるか普通の人が。
その4、グローブボックスに入っていた指輪が犯人のもの、ということが瞬時に解った
アリスの凄さ!!(-_-;) その他多数。
実は犯人だったが、なんでヴィンセントの奥さんを殺したのか判らないが、なんか可哀想に
なってくるよ・・・。
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