ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 The Girl who Kicked The Hornet's Nest

●「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 The Girl who Kicked The Hornet's Nest」
2009 スウェーデン・デンマーク・ドイツ Yellow Bird Film,ZDF Enterprises,148min.
監督:ダニエル・アルフレッドソン   原作:スティーグ・ラーソン
出演:ミカエル・ニクグィスト、ノオミ・ラパス、アニカ・ハリン、レナ・エンドレ、ヤコブ・エリクソン他
e0040938_21202683.jpg

<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ミレニアム2から間を置かずしてみて正解だった。続編のイメージが1→2より2→3のほうが
強い。出だしのシーンからして、2の振り返りだ。
さて、シリーズラストは、イスベットは半分はベッドの中で、活躍はむしろミレニアム誌の記者
ミカエルら。後半は法廷劇となり、1,2 とは少々趣を異にする。活劇を期待すると外れるが、
おそらく本作を見る人は1、2と見てきているはずだから、結末を期待しているはずだ。
1「ドラゴン・タトゥーの女」であれだけハチャメチャやっていたリスベットも、今回は順法の中で
事件を解決していく。アクションとしての見所は、唯一、異母兄、ニーダーマンとの対決だろう。
これとて電動釘打ち機で足を固定する、という技くらいで、カーアクションやファイトシーンは
ほとんど無い。
しかし、1、2を見てきている人は、着々と進む「陰謀」の全容の解明とリスベットの無実の
証明に、十分なカタルシスを感じることが出来る。瀕死のリスベットを懸命に治療する医師の
存在が良かった。 1から3を通して、とても面白い映画だった。リスベットの活躍と幸せを
祈らざるを得ない。またミカエルと女編集長の活躍と幸せも・・。


<ストーリー>
前作で、自分の父親と異母兄から、生き埋めにされたものの、必死で脱出、逃亡を図るところで
頭と体2箇所を銃撃され、瀕死の重傷を負ったリスベット。手術は成功したが、リハビリが必要で
しばらくはベットを離れられない身であった。
e0040938_21211029.jpg

e0040938_2121511.jpg

一方、リスベットに斧で足や頭を攻撃され、こちらも重傷を負った、父親ザラチェンコ。彼は
元ソ連のスパイで、武器の密輸等で暗躍してきた「班」といわれる組織の一員であった。
リスベットの攻撃で彼女と病院に入ったザラチェンコは、「班」のメンバーに寄り射殺される。
さらにリスベットにも彼らの手が伸びる。

リスベットは父親に対する殺人未遂の罪に問われるが、そこに彼女を12歳の時から精神病院で
主治医として診ているテレボリアンという医師が登場する。彼は母を虐待し殺してしまった父に
ガソリンを掛けて大やけどを負わせてしまったことから、精神病院に入れられたのだが、
テレボリアンは、長い間拘束を続け、リスベットを迫害し続けた張本人だったのだ。

一方、「班」の全貌を暴こうとするミカエルらミレニアム誌の記者たちは、ザラチェンコらから
命を狙われつつも、彼らの悪事を暴こうとする。しかし脅迫が続き、挫折するところだったが
ミカエルは、リスベット特集を組み、編集長の反対を押し切って発刊、これにより「班」の
存在が明らかになった。警察が動き、関係者に逮捕の手が伸びる。
e0040938_21222697.jpg

e0040938_21225067.jpg

そしてリスベットの裁判。検事とテレボリアンは、リスベットがパラノイアであり、精神障害を
持っていると主張、彼女の供述は虚偽である、と主張する。しかし、弁護側(弁護士は
ミカエルの妹。妊娠中)は、ビュルマンがリスベットを犯すDVDを証拠として提出、また「班」の
存在から、テレボリアンの鑑定書が事件を起こすリスベットに会う前から書かれていたことが
判明し、ここに晴れてリスベットは自由の身になるのであった。

なさぬ父ではあったが多額の遺産が残されたが、リスベットはそれを全て寄付してしまう。
そして煉瓦倉庫で、ニーダーマンと対決する。リスベットは、ニーダーマンの両足を自動釘打ち機
で床に打ち付けてしまい、ニーダーマンにやられた不良グループに密告、彼らに最後を任せ、
警察に通報、不良グループも逮捕されてしまったのだった。
e0040938_21232133.jpg

自宅で風呂に使ってくつろぐリスベットの家にミカエルが訪ねてきた。裁判所でちらりと見てから
この映画では初めて二人が会話を交わすシーンだ。
今回も、入院のリスベットと、「班」を告発するミカエルとは別々に動く。2と同じだ。本作の
活躍はむしろ、ミカエルたちミレニアム誌の記者と、リスベットに理解を示す警備会社の社長、
警察、ミカエルの妹の弁護士であって、これにより、リスベットの過去と父親を取り巻く悪事が
暴かれていくところに面白さがあるといえよう。

「全世界でセンセーションを巻き起こしたスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』3部作を映画化
した北欧発のミステリー巨編、その第3弾にして完結編。
瀕死の重傷を負い病院で身動きのとれないリスベットに代わり、ミカエルを中心とした
リスベット救済チーム“狂卓の騎士”が結成され、恐るべき巨悪の全貌に迫るとともに、
ついに最終決戦を迎えた法廷での緊迫の攻防がスリリングに展開していく。
主演は引き続きノオミ・ラパスとミカエル・ニクヴィスト。監督も第2部に続きダニエル・
アルフレッドソン。
 宿敵ザラとの直接対決で瀕死の重傷を負ったリスベット。ミカエルによって発見された彼女は、
一命は取り留めたものの、厳重監視の病室で外部との接触さえも困難な状態に置かれてしまう。
そんな中、亡命スパイのザラを利用して数々の犯罪に手を染めてきた秘密組織が、国家的
スキャンダルを闇に葬り去ろうとリスベットはじめ関係者の口封じに動く。

そして彼女の運命を狂わせた精神科医ペーテル・テレボリアンと共謀し、リスベットを精神病院
送りにするべく狡猾に立ち回っていく。対してミカエルは、妹でもある敏腕弁護士アニカ・
ジャンニーニ、リスベットを雇用する警備会社社長ドラガン・アルマンスキーら彼女の数少ない
理解者たちを総動員して“狂卓の騎士”を結成し、巨悪に立ち向かっていく。
そしてついに、舞台は法廷での全面対決の時を迎えるが…。」<allcinema>

この映画の詳細はこちらまで。
トラックバックURL : http://jazzyoba.exblog.jp/tb/18105120
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Tracked from LOVE Cinemas.. at 2012-06-02 21:40
タイトル : ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士/Luftslotte..
全世界で大ヒットしたスティーグ・ラーソンの「ミレニアム」3部作を映画化した第3弾。今回でいよいよ完結するこのシリーズ、いよいよこれまでの全ての謎が明らかにされるのだが、それは重大な国家機密をも含んだことだった…。主演はもちろんノオミ・ラパスとミカエル・ニクヴィスト。監督も前作と同じくダニエル・アルフレッドソン。スリリングな法廷劇にも注目だ。... more
by jazzyoba0083 | 2012-06-02 17:35 | 洋画=ま行 | Trackback(1) | Comments(0)