ラブ・クライム Pesonal Effects

●「ラブ・クライム Persnal Effects」
2009 アメリカ・ドイツ Insight Film Studios,Tadora KG,Three Rivers Entertainment,110min.
監督:デヴィッド・ホランダー 
出演:ミシェル・ファイファー、アシュトン・カッチャー、キャシー・ベイツ、スペンサー・ハドソン他
<日本未公開>
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<評価:★★★★★★☆☆☆☆>
<感想><
日本未公開とはいえ、この邦題は安っぽすぎる。「身の回り品」「携行品」とかいう意味の原題の
ままの方がずっと良かったと思う。

しかし、暗い映画だったなあ。バンクーヴァーでのロケなのだが、終始冬の曇り空。
映画の内容も、「冬のみぞれ模様」→「雨の後の曇り空から薄日」というテイストを
感じた。悪い映画ではないのだが、重いのと、いささか底が浅いかなあ、と感じる部分が
あり、評価を下げた。

出演者は一流どころを並べたので、それなりの見応えにはなっているが、とにかく映画の
半ばすぎまでは、救いのない話の羅列で、早送りボタンに手を置きたくなる。
しかし、それぞれに、「二度と戻らないものに縛られて、前に進めなくなっている状況」から
次第に脱していく方向が見え始め、ようやく、色々と考えさせられるモードになる。

背景の設定が意味薄いので、その上に乗って進行しているストーリーも深みを帯びないのか、
という印象だ。主人公アシュトンはアイオワでアマレスのナショナルチーム候補生だったとの
ことだが、大学生だったわけ? ミシェルは旦那が射殺されるまでは専業主婦だったのかな。
更に、殺されたアシュトンの姉は、どういう職業だったのかな。まさか売春を生業にしていた
わけじゃああるまい。そのあたりが今ひとつ伝わってこなかった。

アシュトンとミシェルが同じような境遇から惹かれ合うのだが、ミシェル、まだ色っぽいとは言え、
ちょっとお歳を召されすぎなような印象で、二人のラブシーンは痛々しさすら感じてしまった。
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もう一度いう行けど、悪い映画ではない。暗い重いでも救いはある、というタイプ。これじゃ
日本じゃ公開しても客は入らないだろうな、ほとんどの人は暗い思いを引きずって映画館を
出てくるハメになりそうだ。

<ストーリー>
アルコール依存症だった夫を友人に銃で殺されたリンダ(ミシェル)は耳と口の不自由な息子
クレイと暮らしていた。
24歳の青年ウォルター(アシュトン)はレスリングのナショナルチームに所属していたのだが、
双子の姉を何者かに殺されて、アイオワから故郷に戻り、母グロリア(キャシー)と姉5歳の
娘と暮らしていたが、からは殺人以来塞ぎ込んでいた。

リンダが参加した同じような境遇のものがあつまる集会に、母グロリアに連れられて
ウォルターも参加するのだった。

ウォルターの姉を殺したとして逮捕されたフリーディンガーの裁判が続いていたが、被告の
知能が低く証拠不十分だということで被害者側は不利な立場に立たされていた。

リンダは裁判所で弁護人を姉に侮辱され苛立つウォルターを見かけ、彼を慰めて会話を交わし
心を和ませる。
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ある日ウォルターはクレイが少年らに言いがかりをつけられている場に遭遇し、なかに割って
入ろうとする。クレイは銃を取り出すが、ウォルターが説得してその場を鎮め、彼をリンダの
元に連れて行く。

混乱するリンダはウォルターにそっけない態度で接してしまう。

後日、リンダはクレイのことをウォルターに感謝して、職場のコミュニティーセンターでの結婚式
の立ち会い人などをしている彼女は、式の手伝いとして彼を誘う。

その場でウォルターは意外にも気さくなリンダとの楽しい時間を過ごして帰りのバスに乗って
いたのだが、クレイが父を殺した男が住んでいた家に投石をしているのを目撃する。
リンダはバスを降り、クレイに投石を止めさせ、彼を家に連れて帰る。

ウォルターはクレイをジムに来させるようにとリンダに伝えその場を去る。

数日後ウォルターは発散になると言ってクレイにレスリングをさせようとする。

殺された姉の婚約者ブライスが、妊娠した恋人と結婚することになりウォルターは母と共に
彼の結婚式に招待される。(その前に、姉にやった指輪を返してくれ、と言ってくるのだが)

再びリンダの仕事の結婚式に誘われたウォルターは彼女と心を通わせ、そして二人は結ばれる。

リンダはウォルターを信頼して夫の形見の銃を彼に預ける。

やがて、リンダの夫を殺害した犯人は有罪になるが、クレイとトレーニングを続けるウォルターは
彼との意思の疎通が出来ず苦悩する。

判決の日、グロリアは娘アニーの物を処分しようとバザーに向かうためウォルターの誘いを
断り、法廷に向かおうとしない。

そして被告のフリーディンガーは無罪となりウォルターはリンダに励まされるものの、呆然と
しながら、バザー会場の母グロリアの元に向かう。

ウォルターはアニーのレコードを手放そうとしつつ、それをためらう母に判決の結果を知らせ、
再び彼ら親子の辛い日々が続くことになる。

そんな時ウォルターはクレイが試合に出ることをリンダに知らされ、会場でアドバイスをして
彼の勝利に貢献し、二人は心が通い合う。

ある夜ウォルターがフリーディンガーを遅い、叩きのめし拳銃を向けるが、彼は殺したのは
ほかの男でアニーとは友達だったのだ、と語るのだった。

ウォルターはフリーディンガーを殺すことが出来ず、これをクレイに見られてしまう。
その後ウォルターは姉アニーが複数の男たちと性的関係を持っていた事実を知らされ
自分が家を離れた守ってやれなかったことから、姉はおかしな男を頼らざるを得なかった
ことを悔やむ。

そんなウォルターをリンダは慰めクレイは彼に何かを伝えようとするもののウォルターはそれを
理解できない。

ウォルターと別れれることとなったリンダはブライスの結婚式に立ち会った際、それに出席して
いた彼に思いを告げる。その後、自分たちのことを考え直したウォルターはクレイが返した
拳銃を持って家を出たことをリンダから知らされる。

ウォルターを苦しめるフリーディンガーを銃で殺そうとしたクレイだったが、彼の放った弾丸は
駆けつけて止めに入ったウォルターにあたってしまう。

クレイは刑務所に入れられ(ここが冒頭とエンディングで使われる)、そこで自分のことを綴った
リポートを母リンダに渡す。
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そして自宅に戻ったリンダは、足に銃弾を受けたウォルターが現れ自宅に向かってくる姿を
見るのであった・・・」(WEB映画館)

この映画の詳細はこちらを参照下さい。
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by jazzyoba0083 | 2012-06-09 15:40 | 洋画=ら~わ行 | Trackback | Comments(0)