ダークナイト ライジング Dark Night Rises

●「ダークナイト ライジング Dark Night Rises」
2012 アメリカ Warner Bros.Pictures,Regendary Pictures,.164min.
監督:クリストファー・ノーラン
出演:クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、アン・ハサウェイ、
トム・ハーディー、マリオン・コティヤール、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン他。
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<評価:★★★★★★★★☆☆>
<感想>
ネタバレしてますので、ご承知でお読みください。

シリーズ最終章ということで、上映時間の長さにちょっとビビっていたが、夏休みの
土曜日、シネコンに行ってきた。
ネットの評判は、あれこれ喧しいが、私は、エンターテインメントとして面白く観た。
時間は言われるほど長い、とは感じなかった。緊張感が冒頭からずっと続く構成で、
息つく暇もないが、眠たくもならない、そのあたりの演出は上手いな、と思った。
出演者のそれぞれのキャラクターも宜しい。

ヒース・レジャーのジョーカーの印象があまりにも強すぎて、今回のベイン(トム・ハーディー)は
いささか割を食っている感じだが、確かに、一本調子のファイト、キャットウーマンに
あっさりやられちゃうラストなど、ダークサイドの主役としては、いささか精神性に欠けて
いたかな、という気はする。
所詮、コミックなので、あまり本作に形而上的な、哲学的な、精神世界的な何か、を
求めすぎてはいけないな、(そういう風に受け取れるひとは、受け取ればいいのだが)と
思った。「正義は勝ち、英雄は滅びない」、これがこの映画の主題ではないか?
コミックの王道ではないか。「ダークナイト」3部作はコミック由来としては、別の道を
探ってきていることは確かだが。

途中から、勧善懲悪のヒーローものであることの輪郭がはっきりしてくるが、
冒頭から、映像的なつかみはOKなのだが、登場人物の相関関係がはっきりせず、
混乱しながら、1時間経過。ベインの出自が分かってくること、リーアム・ニーソンの
登場で更にはっきりし、バットマン悪役説の背景がわかってくるに及び、ラストまで
怒涛のように見ることができた。

VFXはそこそこで、そうびっくりすることはないし、ゴッサムシティがプラスチック爆弾で
穴だらけになるシーン(予告やCMで流れるシーン)も、驚くことはない。ただ、カーチェイスも
含め、バットマンのマシン類など、絶え間なく続く、活劇シーンは緊張の持続に役立ち
ストーリーを補強し、面白く感じた。総じて、良く出来たエンターテインメントだと思った次第。

アン・ハサウェイとマリオン・コティヤールを、ミスキャストと見る向きもあるようだが、私は
そう違和感は感じなかった。ダークな世界に徹しているクリスチャン・ベイルと比べれば
軽い感じは否めないが、それは彼女のせいではなく、キャラクターの設定の問題では
ないか。もう少しなんとかならないか、というツッコミどころがないわけでは無いが。
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本作でずっとバットマン=ブルース・ウェインに絡んでくるゴッサム市警の警官ブレイクは
ただものでは無いな、と思っていたら、やっぱりRなのでした。これで、バットマンとロビンと
いうシリーズが新たに始まりそうだ。
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英雄は決して死なない、というのがコミックの鉄則。

<ストーリー&プロダクションノート>
「アメリカン・コミックを原作としながらも、正義と悪を巡る根源的なテーマにも迫るリアルかつ
重厚な世界観で世界中に衝撃を与えたアクション映画の金字塔「ダークナイト」の続編にして
クリストファー・ノーラン監督版“バットマン”三部作の掉尾を飾るシリーズ完結編。ジョーカー、
そしてトゥーフェイスとの壮絶な死闘の果てに深い喪失と絶望に打ちのめされ、8年にわたり
沈黙を守り続けたバットマンが、狂気のテロリスト“ベイン”によって蹂躙される故郷
ゴッサム・シティを目の当たりにしてついに自らの封印を解き、最強の敵との最終決戦に
臨む姿を描き出す。
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バットマン/ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベイルはじめ、マイケル・ケイン、
ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンのレギュラー陣が再登場。
さらに、最強の敵ベイン役のトム・ハーディのほか、アン・ハサウェイやマリオン・コティヤール、
ジョセフ・ゴードン=レヴィットらが新たに出演。

 人々の尊敬を集めた地方検事ハービー・デントの罪を一身に被り、ゴッサム・シティから
姿を消したダークナイト(=バットマン)。
それから8年、ゴードン市警本部長は真実を心におさめ、街の平和のために尽力していた。
そんな束の間の平和を享受していたゴッサム・シティだったが、鋼のような肉体をまとった巨漢の
テロリスト“ベイン”の登場で一変してしまう。街は次々と破壊され、無法地帯と化していく。
人々の心が恐怖と絶望に支配される中、ついにブルース・ウェインは自らの封印を解き、再び
ケープとマスクを身にまとうのだったが…。」(allcinema)
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ベインがなぜゴッサム・シティを破壊・消滅させようとするのか、が彼の出自と共に
別のストーリーとして描かれる。そして、マリオン・コティヤールの正体! 
(これにはビックリだったが、安いな、とも感じた)。キャット・ウーマン(ハサウェイ)のからみも、
花?を添える。
そして熱血警官でやがて刑事となるブレイクの活躍。そしてその正体が明らかに。
ベインのマスクは「羊たちの沈黙」のレクター教授を思い起こさせるものだ。

この映画の詳細はこちらまで。
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by jazzyoba0083 | 2012-08-11 13:10 | 洋画=た行 | Trackback | Comments(0)