ミケランジェロの暗号 Mein Bester Feind

●「ミケランジェロの暗号 Mein Bester Feind」
2010 オーストリア Josef Aichholzer Filmproduktion,106min.
監督:ヴォルフガング・ムルンベルガー
出演: モーリッツ・ブライブトロイ、ゲオルク・フリードリヒ、ウーズラ・シュトラウス他
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<評価:★★★★★★★☆☆☆>
<感想>
中々面白く見た。ただ、若干詰めが甘かったかな。例えば、親父の肖像画の裏に
隠した遺言ともいうべきメッセージ、「私の目を見つめよ」(だったかな)、父親の遺言で
ピンと来なくちゃ。
スメカルも気が付くチャンスはあった。それに、ユダヤと非ユダヤが入れ替わったり
元へ戻ったりでスリルがあるのだが、もう一つ厳しさがあると映画に緊迫感が出た
のではないか。
婚約者が、画廊を守るためにスメカルと婚約するが、彼と入れ替わったヴィクトルが
本物かどうか面通しをするために通信員をしていた彼女が、スメカルとヴィクトルの
前に連れてこられる。このあたりも緊迫するが、当然、もともと愛していたヴィクトルを
本物だと証言する。
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逆に、終戦後連合国係官がヴィクトルがナチの制服を着てナチに成りすまし、スメカルを
取り調べている写真が出てきて、ヴィクトルがナチではないのか、と疑われてしまう
シーン。お、またまたピンチ、どうするのだろう、と緊張したが、次のシーンで
母と婚約者が現れ、彼こそヴィクトルであることを証明し、疑いは晴れた。
このあたり、もう少し引っ張れなかったかと感じた。もったいないなと。

母と自分をスイスの銀行に行かせるために自分の画廊をスメカルに譲ると
証文を書いたため、戦後はスメカルの画廊となっていた。そこで開かれた
一大オークション。ミケランジェロの、今度こそ本物を出品したつもりのスメカルの
得意顔。ヴィクトル親子はここにやってきて、親父の肖像画を戻してほしいと、
持ちかける。スメカルは、自分も恩返しを考えている、これは持って行ってくれ、と
渡す。ミケランジェロの鑑定士からは「この絵は贋作である」とのご託宣が下された。
本物は、親父の画の裏に隠してあったのだ・・・。
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<プロダクションノート&ストーリー>
「第80回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋作』の制作会社
プロデューサーが手掛けた本作は、やはり第二次世界大戦のさなか、ナチスと命を
賭けた取引をするユダヤ人の物語。
ナチスドイツが同盟国イタリアとの関係を強固なものにすべく、必死で捜す
ミケランジェロの絵の行方を巡るミステリーは、手に汗握る駆引きと裏切り、
命を顧みない危険な賭けがスリリングに展開するサバイバル・サスペンスの面白さを
併せ持つ。常にユーモアを忘れず、機転で難局を乗り越えていく主人公ヴィクトルを
演じたドイツの名優、モーリッツ・ブライプトロイが魅力的だ。
ラストの一世一代の賭けはこの上ない爽快感を残す。

窮地に陥りつつあるナチスが、イタリアと優位な条約を結ぶためにムッソリーニへ
送るミケランジェロの名画を入手すべく、ユダヤ人画商と駆け引きを繰り広げる
サスペンス。出演は「ソウル・キッチン」のモーリッツ・ブライブトロイ、
「アイガー北壁」のゲオルク・フリードリヒ、「ヒア アフター」のマルト・ケラー。

1938年。ユダヤ人画商一族・カウフマン家は、ムッソリーニも欲するほどの国宝級の
代物・ミケランジェロの絵を密かに所有していた。ある日、一家の息子ヴィクトル
(モーリッツ・ブライブトロイ)は、親友ルディ(ゲオルク・フリードリヒ)に絵の在りかを
教えてしまう。ナチスに傾斜していたルディは、軍で昇進するためにそれを密告、一家は
絵を奪われ収容所へと送られる。
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一方、ナチスは絵を取引の材料にイタリアと優位な条約を結ぼうとするが、奪った絵が
贋作であることが発覚。本物の絵をどこかに隠した一家の父はすでに収容所で死亡、
だが彼は息子に謎のメッセージを残していた。ヴィクトルは絵の在りかも分からぬまま、
母の命を救うためナチスを相手に危険な駆け引きに出る。彼の作戦は成功するのか。
そしてミケランジェロの絵はどこにあるのか……。」(goo映画)

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by jazzyoba0083 | 2012-08-25 22:55 | 洋画=ま行 | Comments(0)